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Chateau de Lastours Corbieres 1999

2008-09-24 04:49:05 | フランス・その他

Chateau de Lastours Corbieres Cuvee Simone Descamps 1999

(+)実家のワインセラーシリーズです。


フランス最大のワイン供給地として知られるラングドック地方。その中心ナルボンヌの町は、ローマ時代から現在までスペインとフランスを往路する旅人の重要な拠点である。この町の北にある1186年建設のシャトー・ド・ラストゥールは、宿泊や食事、そして地元のブドウで造られるワインが訪れる人達に安らぎを与えてきた1970年、ソシエテ・マルセイエーズ・ド・クレディの中央企業運営委員会はコルビエールでグラン・ヴァンを生産するため、シャトー・ド・ラストゥールとブドウ畑を購入し、労働保護センター(保健省に帰属、能率上の競争力のない障害者が利用する機関)の直下とした。そして1977年以来、シャトー・ド・ラストゥールは同センターによる運営がなされ、現在60人の精神障害者がブドウ栽培とワイン生産に携わっている。また今も宿泊施設としての役割を担い、支配人であるジャン・マリー・リィニィエー氏の功績により素晴らしいワインを生むシャトーとして存続している。 シャトーを囲む104ヘクタールの広大なブドウ畑は標高30~300mに位置し、粘土石灰質の土壌に覆われている。アペラシオンはコルビエールに属するが、地中海からの暖かい空気と北側の中央山脈の涼しい空気に挟まれ寒暖差の大きい特殊な環境にあり、他のコルビエールとは異なるユニークな味わいとなるのが特徴。 赤ワイン用のセパージュはラングドックでは伝統的なカリニャン、地中海性気候には欠かせないグルナッシュ、シラー、サンソーなど。そして白ワインと天然甘口ワイン用にはマルヴォジア、グルナッシュ・ブラン、ミュスカなどが栽培されている。いずれも良質のブドウを育てるために厳しい選定のもとヘクタールごとの収穫量は35~37hlに抑え、ラングドックとしては非常に少ない。現在、この地域で最も注目のシャトーのひとつである。
(パッションワイン小仲酒店より)



CUVÉE SIMONE DESCAMPS

Soil limestone and clay, pebbly.
Grape variety 50 % carignan, 10 % syrah, 40% grenache.
Vinification traditional; whole grapes with long maceration.
Cellaring potential will be at its peak after 5 years.
Serving temperatures 18°C à 20°C.
Maturation 18 months in vats.
Tasting notes a cuvée of deep colour, which expresses a fine maturity; offering aromas of liquorice, blackcurrant coulis and violets. On the palate, its character becomes velvety with hints of vanilla and very balanced. The elegance of this wine is an expression of the Lastours terroir.
Accords cold meats. Spicy dishes and strongcheeses.
(Chateau HPより)



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