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Beaune 1er Cru Les Marconnets 1996

2008-09-23 04:45:37 | フランス・ブルゴーニュ

Beaune 1er Cru Les Marconnets Vicomte Bernard de Romanet 1996

(+)実家のワインセラーシリーズです。


ブルゴーニュの赤ワインの中心地ともいえるボーヌで造られるワイン。
マルコネはボーヌの北端にあり、隣村サヴィニィ・レ・ボーヌのマルコネと名の付く畑と続きだったが高速道路によって分断されてしまった。
ここでは柔らかく芳香のある赤ワインが造られている。ボーヌには、グラン・クリュに指定されるワインはありませんが、優れたプルミエ・クリュの1つとして、このマルコネがある。黒みがかったルビー色で透明感があり、赤い果実の香りにスパイシーさも加わる。ジャムのような甘さと上品な酸味が融合する。

インポートリカーショップより)



ボーヌ(村) 第一級畑 マルコネ 【赤】
 ブルゴーニュの中心であるボーヌ。13世紀にブルゴーニュ公が居を構えて以来、常にワイン取引きの拠点として栄華を誇ってきた。その中世に築かれた城壁を一歩外に出ると、A.Cボーヌの畑が約4kmの長さで展開する。
 ここには28の1級格付けの畑がある。その中でもマルコネはクロ・デュ・ロワやレ・グレーヴと並び最も優れた品質を
◆美味しい飲み方   抜栓2時間。18℃。

◆合う料理     仔牛のステーキ・トマト系ソース、
           コック・オー・ヴァン。
           ハマチの刺身。キンキの塩焼。
Wine Cellar KATSUDAより)



 ボーヌはブルゴーニュの中心。ワインの町でありネゴシアンの町でもある。ワインビジネスが集約された町とも言えよう。
 ボーヌ産のワイン(殆どがネゴシアンワイン)は町全体で約450haのブドウ畑のうち1/3強がプルミエ・クリュであって、傑出したワインこそ無いがレヴェルの高いワインを産している。ここでのワイン造りを見ていると、ネゴシアン業の厳しさとドメーヌとしての誇りとの両立をその高い意識としていることを窺わせられる。


1er cru:
・Les Aigrotsレ・ゼグロ
・Les Avauxレ・ザヴォー
・Les Clos des Avauxレ・クロ・デ・ザヴォー
・Blanche Fleurブランシュ・フルール
・Les Boucherottesレ・ブショロット
・Les Bressandesレ・ブレサンド
・Champs-Pimontシャン・ピモン
・Les Chouacheuxル・シュアシュー
・Aux Crasオー・クラ
・Aux Coucheriasオー・クシュリア
・Les Epenottesレ・ゼプノット
・A l'Ecuアン・ルキュ
・Clos de la Feguineクロ・ド・ラ・フェギーヌ
・Les Vignes Franchesレ・ヴィーニュ・フランシュ
・Les Fevesレ・フェーヴ
・En Genetアン・ジュネ
・Les Gravesレ・グレーヴ
・Sur Les Gravesシュル・レ・グレーヴ
Les Marconnetsレ・マルコネ
・La Mignotteラ・ミニョット
・Les Montrevenotsレ・モンルヴノ
・Montee-Rougeモンテ・ルージュ
・Les Clos des Mouchesレ・クロ・デ・ムーシュ
・Le Clos de la Mousseル・クロ・ド・ラ・ムース
・En l'Ormeアン・ロルム
・Les Perrieresレ・ペリエール
・Les Pertuisotsペルテュイゾ
・Les Reverseesレ・ルヴェルセ
・Clos du Roiクロ・デュ・ロワ
・Les Siziesレ・シジイ
・Les Seureyレ・スーレ
・Les Teoronsレ・トゥロン
・Le Bas des Teuronsル・バ・デ・トゥロン
・Tielandryティエランドリ(Clos Landryクロ・ランドリ)
・Les Toussainsレ・トゥーサン
・Les Cent Vignesレ・サン・ヴィーニュ
・Clos de la Ursulesクロ・ド・ラ・ウルシュル

優良生産者ガイド:殆どがネゴシアン
・Robert Ampeau et Filsロベール・アンポー・エ・フィス
・Dom. Besancenot-Mathoilletブザンスノ・マトゥイエ
・Bouchard Pere et Filsブシャール・ペーレ・エ・フィス
 Dom. du Chateau de Beauneデュ・シャトー・ド・ボーヌ
・Chanson Pere et Filsシャンソン・ペール・エ・フィス
・Yve Darviotイル・ダルヴィオ
・Joseph Drouhinジョゼフ・ドルーアン
・Jaboulet-Versherreジャブレ・ヴェルシェール
・Dom. Jacques Germainジャック・ジェルマン
・Maison Louis Jadotメゾン・ルイ・ジャド
・Dom. Michel Lafargeミシェル・ラファルジュ
・Maison Louis Latourメゾン・ルイ・ラトゥール
・Dom. Chantal Lescureシャンタル・レキュル
・Leroyルロワ
・Dom. Machard de Gramontマシャール・ド・グラモン
・Dom. Moillardモワラール
・Dom. Bernard Moreyベルナール・モレ
・Dom. Albert Morotアルベール・モロ
・Dom. Andre Mussyアンドレ・ミュシ
・Dom. Parentパラン
・Dom. Jacques Prieurジャック・プリュール
 Beaune Aux Clos de la Feguineボーヌ・オー・クロ・ド・ラ・フェギーヌ
・Dom. Tollot-Beaut et Filsトロ・ボー・エ・フィス

oneshotの酒蔵より)



Vicomte Bernard de Romanet社に関してはあまり情報がでてきません。ピーロート社の子会社という噂もありました。フランスで最も高貴なファミリーのひとつで、その歴史は 1050年にさかのぼる、と言っているところもありました。


ヴィコンテ・ベルナール・ドゥ・ロマネ社のHPはこちら


2010年10月23日抜栓。コルクにはネゴシアン名が刻印、1/3くらいまで染みていましたが液漏れなし。バスケットに入れてサーブ。グラスはリーデルのブルゴーニュタイプを使用。グラスに注ぐと色は濃い目のルビー。エッジはやや薄くなっていますが、それなりに綺麗な色です。グラスに注いだあとはあまり香りは立ちません。ちょっと温度低めで抜栓したからかな?最初の香りは、土、きのこ、酸味、黒ぶどうの香り。さほど強い香りではありませんが、あまり雑味がなくいい香りです。スワリングによりこれらの要素の香りが強まります。口にふくむとベリー系、カシスのニュアンスが、すっと舌の上を転がっていきます。雑味もなく非常にシンプルで一本筋が通っていて美味しいです。喉を過ぎていったあとのアフタは殆ど感じません。悪く言うと特徴がないのですが、よく言うとピュアで果実の甘みと酸味が程よく調和したといったところでしょうか。喉越しが爽やかです。時間と共に酸味が前面に
出てきて、カラメルのニュアンスもかなり全面に出てきました。