Vigna Di Fontalle Chanti Classico Machiavelli 2001
ニコロ・マキャベリ(1469ー1527)は中世フィレンツェ共和国時代の偉大な政治思想家です。
名著[君主論(Principe)]は彼の失脚時代にぶどう園に囲まれたマキャベリ城で、昼間は農民とトランプなどをして、夜になると机に向かい執筆されたものだそうです。
マキャベリ城は現在もその子孫に受け継がれ、とても優れたワインを造っており、城の一角は現在キャンティ・クラシコワイン協会の本部となっています。
メディチ家に追放されながらも中世時代に共和国思想を抱いていた彼は、後世、その究極さから無慈悲と非難されることもありますが、万能の民を導く誉れ高き英雄の再来を待ち望んでいたのです。
現代の不確実性の時代に再び崇高な彼に思いを寄せて500年の歴史の伝わる銘家のワインを味わってみませんか?
熟成感のある レンガ色を帯びたガーネットの色調、乾燥プラムやなめし革、果実味と熟成感のバランスがとれた枯れた深みのある味わい。ビーフ・カツと合わせると抜群の相性を見せます。
(サイバーワインショップ より)
マキャヴェリ社
所在地:トスカーナ州 フィレンツェ県 サンタンドレア・イン・ペルクッシーナ
■ 設 立:1639年
14世紀に『君主論』を著したことで有名なフィレンツェの政治家、ニッコロ・マキャヴェッリのファミリーが所有していたワイナリーです。
彼はフィレンツェの政界を離れたあとここで隠遁生活を送り、『君主論』を執筆したり、その合間にブドウ畑の世話をしたりしていました。
彼が実際に執筆していた家(現・マキャヴェッリ博物館)の地下室が、現在同社の赤ワインの熟成庫になっています。また、2階部分はキアンティ・クラッシコ協会の本部に、そして道を挟んだ向かい側、彼がトランプに興じていたという小さな旅籠兼食堂は、現在「アルベルガッチョ」というレストランになっており、典型的なトスカーナ料理とマキャヴェッリ社のすべてのワインが楽しめます。
現在60haの自社畑を所有するこのマキャヴェッリ社は、少量生産ながら非常に質の高いワインを造っており、イタリアでもトップレストランや高級ワインショップでのみ扱われています。
(醸造責任者:ヌンツィオ・カプルソ/GIVグループ)
"フォンタッレ"キアンティ・クラッシコ・リゼルヴァ / "Vigna di Fontalle" Chianti Classico D.O.C.G. Riserva
ブドウ品種:サンジョヴェーゼ・グロッソ、カナイオーロ・ネーロ
容量:750ml
サービス温度:18-20℃
"フォンタッレ"(泉)というのは、畑の脇の樹齢約100年のオリーブの木のたもとに湧き出ていた天然の泉に由来する、優れた条件をもつブドウ畑(単一畑)の名前です。
30%をアメリカンオークの新樽で発酵&熟成させ、残り70%はステンレスタンクで発酵させた後リムザンオークの小樽で2年間熟成させるというこの特別な"リゼルヴァ"は、ややオレンジ色がかった明るいルビー色と、ラズベリーやスミレの香りにアクセントのヴァニラの香りを持ち、味わいは豊かでバランスが良く、後口には甘草や熟したブラックベリーのような上品な余韻が長く残ります。このサンジョヴェーゼ主体のワインは、まさにイタリアらしいエレガンスを表わしています。
ファーストヴィンテージは1982年。'95年ヴィンテージはガンベロロッソのガイドブックでトレッビキエーリ(3グラス)の最高評価に輝きました。(年間生産本数:15万本限定)
【よく合う料理】
牛肉、ジビエ、熟成したチーズ
(モンテネット より)
マキャベリのHPはこちら 。
ワインショップおおがきで購入、2900円台。9/7抜栓。ややコルクが渇き気味でしたが、内側は大丈夫でした。いろは結構濃いエンジ色ですが、けっして薄くありません。最初の香りはいいです。イタリアっぽい感じ。たしかに枯れた感じの香りです。これがサンジョヴェーゼの香りでしょうか。ややタンニンと酸味を感じますが、全体的にはそんなに重くありません。ややしょっぱいチーズと合わせましたが、甘味を感じます。たしかにビーフカツとは相性良い感じです。2日目では、よく言うと飲みやすくなっていますが、インパクトが欠けています。奥様は飲みやすくなったと言っていました。