喉飴と鞭による映画・小説・漫画論評~このブログを見る者は地獄を見るだろう~

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ブレードランナー2049(2017) ★★★☆☆

2017-11-09 01:32:22 | SF
ブレードランナー 2049(初回生産限定) [DVD]
クリエーター情報なし
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

TOHOシネマズ日本橋でポイントを消費して観賞。

『ブレードランナー』の続編です。

監督ドゥニ・ヴィルヌーヴ。

脚本ハンプトン・ファンチャー、マイケル・グリーン。

製作総指揮リドリー・スコット。

主演ライアン・ゴズリング

助演ハリソン・フォード

  アナ・デ・アルマス

 

公開から二週間経ってるからがらがら。
2時間40分という長尺だが、私にしては珍しく寝なかった。

舞台はタイトルの通り、2049年の未来です笑

前作が2019年なので、その30年後。

ライアン・ゴズリング演じる主人公のKは量産されたレプリカントです。

冒頭で描かれる彼の任務は旧型レプリカントを始末するという、デッカードとほぼ同じことをやっています。

去年の『サウルの息子』を思い出しますね。ゾンダーコマンドーと一緒です。

同族に始末させるという。

 

この時点で、観客が予想していた単なるレプリカントの逆襲劇の話ではなさそうなことが分かります。

Kは社会に溶け込んで警官の職を与えられて仕事しているのです。

本作では人工知能が商品化して流通されています。主人公のKは性欲を満たすAI型彼女みたいなホログラムで孤独な心を癒す可哀想な男。性的なことがテーマといて描かれています。

ガラス越しに透けて見える風俗が印象的だった。性的なイメージが街に溢れかえっているのが現代ぽいですね。

日本のコンビニにもエロ本が置いてありますから、こういう性的イメージも日本をイメージしたものだといえるのではないでしょうか。

 

前回のタイレル社社長的な配役のウォレスは世界征服を企む尋常じゃない奴。

こういうラスボスみたいなキャラは必要だったのだろうか。

ハリソンフォードいつになったら出てくるんだよこの野郎と思いながら観てたが、

2時間経ってようやく出てきやがった。

 

デッカードの趣味の音楽。。古すぎる。

2049年にもこんなに古い音楽ばかり聴いているだろうか?

デッカードとレイチェルは逃走後、子供を産み、その子供の記憶がKに移植されていたというオチでした。

あとレプリカントの反乱軍もしっかり組織されていました。

ウォレスを倒してハッピーエンド!みたいな話ではありませんでした。

しかしウォレスの目的が一回観ただけでは腑に落ちませんでした。


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