喉飴と鞭による映画・小説・漫画論評~このブログを見る者は地獄を見るだろう~

タイトルの通り、映画、小説、漫画を観終わった後に、感想を書くだけです。コメント頂ければ幸いです。

パリは燃えているか (1966) ★★☆☆☆

2024-02-29 18:17:10 | 戦争

TSUTAYAの無料クーポンで借りてきて鑑賞。

 

監督:ルネ・クレマン

脚本:ゴア・ヴィダル、フランシス・フォード・コッポラ

原作:ラリー・コリンズ、ドミニク・ラピエール

製作:ポール・グレッツ

出演:カーク・ダグラス、グレン・フォード、ゲルト・フレーベ、イヴ・モンタン、ジャン=ポール・ベルモンド、ロバート・スタック、アラン・ドロン

音楽:モーリス・ジャール

製作会社:パラマウント映画

配給:パラマウント映画

上映時間:173分

製作国:アメリカ、フランス

 

この頃から活躍してたコッポラ凄いな。

白黒映画と思いきや、エンディングではカラーになる演出。

ではなく、調べたら撮影用のナチスドイツの国旗の色をごまかすためだとか。

 

ベルモンドとオーソン・ウェルズくらいは分かるけど、他の俳優は誰が誰だか分からん。

なんでお前らはフランス人なのに英語話してんだてことくらいしか。

歴史に疎いので、ドゴール派とレジスタンスの関係とか全然知らないので、勉強になる映画。

ナチスドイツの将軍が、ヒトラーの命令を無視して結果的にパリを守った、ということらしいが。

こんな街中で市街戦やってたドイツとフランス、今やEUを牽引する二大巨頭であるから凄いと思ったが、

日本とアメリカもそうだったな。(原爆落とされとるし)

まあ、普通のドイツ人ならパリの歴史的価値を分かってるからヒトラーの命令は無視したのだろう。

 

ルーブル美術館やノートルダム大聖堂、エッフェル塔は妹が見て来たので、私は二番煎じにならぬよう、

ドイツにでも出かけるとするか。いつか

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PERFECT DAYS (2023) ★★★★☆

2024-02-25 12:34:31 | ドラマ

キネマ旬報シアターにて鑑賞。

 

キネ旬の経営する映画館。懐かしい映画パンフレットなどが並んでおりました。平日なので客層はばあさんばかりだったが。

柏に来たのがそもそも初めてかもしれない。

本作は去年公開され、当劇場では少し遅れての公開。

 

監督:ヴィム・ヴェンダース

脚本:ヴィム・ヴェンダース、高崎卓馬

製作:柳井康治

製作総指揮:役所広司

出演:役所広司、柄本時生、アオイヤマダ、中野有紗、石川さゆり

配給:ビターズ・エンド

上映時間:124分

製作国:日本、ドイツ

 

そういえば、役所広司て、『たどんとちくわ』でタクシー運転手の役やってたな。シリアスな役がよく似合う。

本作は役所広司主演かつヴィム・ヴェンダース監督という特異すぎる映画。

恥ずかしながらヴェンダース作品、未見でした。

 

町山智浩が推していたので鑑賞。

「こねくと」聴いていたので、大まかなあらすじは知っていた。

TOTOやユニクロが資本提供している電通製作の作品であり、ヴェンダースは雇われ監督。

ただ落ちぶれた中年が、トイレ清掃をする日々を描いただけの映画なのに、見入ってしまうのだから監督の成せる業は凄い。

てっきりトイレ清掃という一見地味な仕事でも、一生懸命やり抜いて自分らしく生きていけばいいという作品かと思いきや、後半になると、主人公が実は元エリートだったのではないかということが示唆される。

結婚歴があるのかどうかとかは不明。ただ、文学的素養がとてもある。

必ず朝は自販機でコーヒーを買い、仕事終わりは戦闘に入り、行きつけの居酒屋でなぜか酒は飲まずに水を飲むというルーティンがある。

姪との自転車を漕ぐシーンでの「この世界は一つのように見えて色々な世界がある。交わっているようで、交わってない」みたいなことを言う台詞が心に響いた。普段、交差点を歩いて行き交う人とも交わってないのだ。

役所広司演じる平山は、世界と交わることを避けている、というか諦めている。テーマ曲の『PERFECT DAYS』は最高。

石川さゆり演じる女将に密かに惚れていた平山、失恋(では結局なかったのだが)して初めてここで酒を衝動的に飲む。タバコも吸う。分かりやすい

日本でのキャッチコピーの「こんな風に生きていけたらな」というのにはとても違和感を覚える。週刊プレイボーイでの高橋ヨシキ氏の評論では「日本にはトイレくらいしか誇ることがなくなった、そもそも平山のように生きていくことすら現代人は難しい」と語る。そもそも本作では現代の暗部までは描かれていない。平山もリアリティのない人物として描かれている。

芸人の大島育宙さんが論じる。「平山は東京の悪魔だ。」ここまで言い切った。平山は自炊もしないし、排せつもしない。

平山のようになりたいとは思えなかった。まあ、それは私がまだ20代であるから当然なのかもしれない。周りにいたおばあちゃんの観客たちは、キャッチコピー通りのことを思ったのかもしれない。

それにしても、柄本が演じてた男が連れてた女、ガールズバーの女の子だったことを、Wikipedia 読んで知ったよ。。どうしようもない。絶対そんな奴に金は渡さない。

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男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく (1978) ★★☆☆☆

2024-02-19 18:50:59 | コメディ

寅さんシリーズ21作目、俺にとっては24作目。

 

監督・原作:山田洋次

脚本:山田洋次、朝間義隆

製作:島津清

出演:渥美清、木の実ナナ、武田鉄矢、竜雷太、杉山とく子、岡本茉利

音楽:山本直純

配給:松竹

上映時間:103分

製作国:日本

 

木の実ナナ、よく行くスナックのママに似てるな。

とみさわ昭仁もTwitterで指摘していたが、この頃の武田鉄矢は掟ポルシェにしか見えない。

サンバイザー付けたらなおさら。

 

 

昔は浅草に劇場があって、レビューなんてものが観られたわけですね。

松竹歌劇団てのがあったわけです。

 

しかし、寅さんよ、縁談断るのは良くない。まあ、結婚してもリリーみたいになるだけか。

 

男女共同参画社会になる前の社会が描かれているのか?

結婚したらもう踊ることはできない、というのは松竹歌劇団のルールらしいです。

けど他の劇団で踊ればいい話だと思います。

 

武田鉄矢は最後まで恋愛がうまくいかず。寅さんも他人のこと心配できる立場か。

まあ彼はまた東京に出てくることでしょう

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男はつらいよ 寅次郎頑張れ! (1977) ★★★☆☆

2024-02-09 10:51:40 | コメディ

寅さんシリーズ20作目、俺にとっては23作目。

監督・原作:山田洋次

脚本:山田洋次、朝間義隆

製作:島津清

出演:渥美清、中村雅俊、大竹しのぶ、藤村志保、桜井センリ、石井均、

音楽:山本直純

配給:松竹

上映時間:95分

製作国:日本

 

Huluで鑑賞。

 

中村雅俊若いが顔は変わらないな。この時代はアフロなのか。

ぱっとしない青年役をやっている。ヒロインが大竹しのぶとは気づかなんだ。

俺がデートで失敗するのと同じパターン、アドバイス通りやろうとしてすべてぎこちなくなるやつなw

しかし、一回のデートでいきなり結婚申し込むて凄すぎるだろう、それで他人の家で自殺未遂図るとかやばすぎるし、そんな奴とやはりうまくいきました、とはならない。

まあ壮大なギャグになっていたなすべてが。

寅さんが一番活躍したのにうまくいかず。   

まさかあのあと島田は神父と結ばれてたりして、、

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男はつらいよ 寅次郎相合い傘 (1975) ★★★☆☆

2024-02-06 13:00:08 | コメディ

シリーズ15作目、俺にとっては22作目。

監督・原作:山田洋次

脚本:山田洋次、朝間義隆

出演:渥美清、浅丘ルリ子、船越英二、久里千春、早乙女愛

音楽:山本直純

配給:松竹

上映時間:91分


Huluで鑑賞。

リリー三部作の二作目。喧嘩するほど仲がいいことを体現する寅さんとリリー。

2人の息はぴったり合っているように周りからも見えていたため、とらや一家が二人を結婚させようと仕向けるが、それが裏目に出てしまう。

渡り鳥同士、そういう運命だと寅さんは悟るが…

船越英二、船越英一郎にそっくりですね。

重役にまでなってこんな無責任な男、果たしているんでしょうか。

エリザベス女王のパレードの映像が時代を感じさせますね。

リリーは寿司屋と結婚してもそこに落ち着かなかったし、まあ渡り鳥は渡り鳥の運命なのかもしれません。

以上

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