喉飴と鞭による映画・小説・漫画論評~このブログを見る者は地獄を見るだろう~

タイトルの通り、映画、小説、漫画を観終わった後に、感想を書くだけです。コメント頂ければ幸いです。

男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎 (1981) ★★★★☆

2024-07-31 10:56:41 | コメディ

HULUで視聴。

監督・原作:山田洋次

脚本:山田洋次、朝間義隆

製作:島津清、佐生哲雄

出演:渥美清、松坂慶子、芦屋雁之助、大村崑

音楽:山本直純

配給:松竹

上映時間:104分

製作国:日本

 

本作から、満男役が吉岡秀隆に変更される。

本作では目立った出番はないが。

 

松坂慶子が美人、ストーリーも王道といったところか。

弟は既に死んでいた。ほんと、会えるうちに会っておかないとね。

私の小学校の同級生も、事故で急死してしまった。成人式に行っておけばよかったなと後悔した。

寅さん、旅館で抱いておけば結ばれたんじゃなかろうか。

いやしかし、博の「男は力強く生きなきゃならない」て台詞が、身に染みた。今の俺は、力強くは生きてないな… 前の職場で辛い状況で、耐え忍んで昇格してればそうだったか?今も少しずつステップアップしてる。どんどん積極的にいけば、力強く生きていることになろう。まあ、無理せずに。

そして、一番突き刺さったのは、芦屋雁之助演じるマザコン男の、

「(寅さんに対して)かっこつけてばかりいたらいつまで経ってもおなごはものにできませんで。かっこ悪くても地獄の底まで追いかけてやるくらいの気概がなきゃいけない」

という主旨の台詞。

寅さんみたいにすぐ諦めて振られてばかりいるのか、それともストーカーぎりぎりの境目で追いかけてやるのか… 大事なのはプライドを持たずに「かっこ悪く」あるということなのかも。

以上

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モテキ(2011) ★★★☆☆

2024-07-31 02:19:51 | ラブストーリー

とうとうAmazon Primeにて鑑賞!!!

監督・脚本:大根仁

原作:久保ミツロウ

製作:市川南etc

製作総指揮:山内章弘etc

出演:森山未來、長澤まさみ、麻生久美子、リリー・フランキーetc

音楽:岩崎太整

主題歌:フジファブリック、女王蜂

配給:東宝

上映時間:118分

製作国:日本

 

もう10年前の作品とは。。流行ったよなあ。

派遣先の人が話題にしてたのが懐かしい。

30過ぎてようやくモテキが来た男の話。

なんでセカンド童貞て設定なんだと思ったら、なるほどドラマ版で童貞卒業しててその続きだからってことですね。

まるで自分を観ているかのような映画。これが20過ぎなら可愛いのだが、30過ぎてもこうだから痛々しいのなんの。

それでも本当の非モテよりは上流階級だが。

セカンド童貞も卒業してるし。

 

あ~~~、俺にもモテキ来ないかな~~~??

しかしこいつの部屋、まるで何が推しなのだか分からんという。。

麻生久美子で良かったのに、もてねーくせに選り好みしてんじゃねーよ!

仲里依紗に「結婚とか考えないんですか?」て聴かれた時に「恋愛もしてないのに結婚なんて考えられない」て返しがリアル。

まあ、恋愛上手が結婚までうまくいくわけでもないのだが。

掟ポルシェのトークライブ聴きに行くような人の中に長澤まさみみたいな美人がいるとは思えない。

そして、この主人公、Twitterで友達一人もいないのも謎。でも編集者とかにいるタイプではあるか。

主題歌を歌っているフジファブリックの志村正彦は本作公開前に死去しており、エモい楽曲となっている。

 

以上

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フェラーリ(2023) ★★☆☆☆

2024-07-20 02:48:47 | 伝記

TOHOシネマズららぽーと船橋にて鑑賞。

監督:マイケル・マン

脚本:マイケル・マン、トロイ・ケネディ・マーティン

原作:ブロック・イエーツ

製作:マイケル・マン、ジョン・レッシャー、etc

出演:アダム・ドライバー、ペネロペ・クルス、シェイリーン・ウッドリー

音楽:ダニエル・ペンバートン

製作会社:STXフィルムズ、etc

配給:キノフィルムズ

上映時間:132分

製作国:アメリカ

 

フェラーリといえば、こち亀の中川という印象だ。Dommuneでも同じことを言ってる人がいた。

D『フォードVSフェラーリ』はフォード側の視点だったがこちらはフェラーリの視点?

かと思いきや全然趣の異なる映画だった。

監督のマイケル・マンは『フォードVSフェラーリ』では製作として参加している。

 

ハリウッドが自国のフォードの映画を作ったのは分かるが、フランスのフェラーリの映画を作るのはいかがなものか。

ゆえに違和感が拭えないところはある。

宇多丸の評論がとても分かりやすかった。

本作は玄人向け映画。カーマニアが観れば奥深いものなのだろう。

レーサーの紹介とかも特にはない。

むしろ、カーマニアからしたら

エンツォがそもそも似てないからダメ、とかになりそうだが。

『フォードVS』のような分かりやすいカタルシスはない。

話が一直線で最後のル・マンで収束するような展開ではない。

あちらも主人公が最後事故で死ぬけど、こちらは大惨事。

こち亀で東京で公道レースやる話もあったよな。。

 

フェラーリという男が仕事に美学を追求する姿勢が描かれているが、決して肯定的ではなく、

その裏で妻が家父長制に苦しめられ、挙句の果てには第二の家庭まで存在していたという。

まあ奥さんに同情するしかない。だが拳銃のくだりで突然おっ始めるのはまじで意味分からない

 

マイケル・マン監督作初鑑賞であった、観ないトナー

 

以上

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