喉飴と鞭による映画・小説・漫画論評~このブログを見る者は地獄を見るだろう~

タイトルの通り、映画、小説、漫画を観終わった後に、感想を書くだけです。コメント頂ければ幸いです。

愛のむきだし(2009) ★★★☆☆

2020-11-27 00:49:28 | 邦画

Amazonプライムにて鑑賞。

監督・脚本・原案:園子温

出演:西島隆弘、満島ひかり、安藤サクラ、渡辺真起子、渡部篤郎etc

音楽:原田智英

主題歌:ゆらゆら帝国

配給:ファントム・フィルム

上映:237分

 

4時間という長尺のB級映画、といったところか。(キャストは豪華。)

園子温が本作がきっかけでブレイクした。

元々はドラマにする予定だったという話があるが納得。ドラマ10話分を詰め込んだような構成だ。

ありとあらゆる要素が詰め込まれすぎていて、観ていて疲れるところはあるが、馬鹿馬鹿しくて笑える。

絶対につながれない主人公とヒロインの愛をキリスト教と絡めて描いているが、最終的にハッピーエンドになるのは意外だった。現実だったら結ばれないはずだと思うが、あれは監督の願望なのかな。

愛をむきだしにした行動をとり続ける登場人物たちだが、(車ぶつけたり)、映画だからできることであって現実でやったら迷惑でしかない。そういう表現も、観ていて不快になる。

満島ひかりがとにかく可愛い!俺好みの女優だ!!

性的な表現ばかりだが馬鹿馬鹿しいタッチなので嫌らしくない。

 

ちんこ切るのは愛のコリーダのオマージュかな?

不快な思いをしながらも、真剣に愛を叫ぶ監督に魅せられて最後まで観てしまう映画。

 

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ルパン三世 カリオストロの城 (1979) ★★★☆☆

2020-11-21 13:53:45 | 漫画

金曜ロードショーでやっていたものを鑑賞。

監督:宮崎駿

脚本:宮崎駿、山崎晴哉

原作:モンキー・パンチ

製作:藤岡豊

出演:山田康雄、小林清志、島本須美、石田太郎

音楽:大野雄二

主題歌:ボビー

製作:東京ムービー新社

配給:東宝

上映時間:100分

 

金曜ロードショーにてこれでもかというほどに放映されているが、観たのは初めてであった。「ウエストランド井口チャンネル」において、井口さんが金ローを観ながら生配信をするというので、たまたま観ることにした。

 

ルパン三世のアニメ自体、そもそも観たことがない。

五右衛門という非現実的なキャラクターに度肝を抜かれる。まあ、全員非現実的なキャラだけど。あんな着物した奴が見張りなんかしていたら目立つに決まってる。

悪役のカリオストロ伯爵は、ラピュタのムスカ大佐にそっくりである。こちらの方が先だが。

伯爵は二回り以上は年下であろうクラリスを「私の妻にふさわしい」と顎を持ち上げるシーンがあるが、最大限に気持ち悪いシーンである。

劇中でルパンにロリコンと突っ込まれているが、監督の宮崎駿こそロリコンとして有名である。つまり、自己批判かなにかか。伯爵は、監督の姿を投影しているのか。と思いきや、伯爵の真の目的は財宝であり、クラリスではない。

物語は軽快で作中の活劇は『インディ・ジョーンズ』を彷彿とさせる(何度も言うがこちらの方が先。)。観ていて楽しいから、何度も観る人が多いのだろう。私は、別に心が揺り動かされるような作品ではないので、また観ようとまでは思わない。

以上

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13日の金曜日 PART2 (1981) ★★☆☆☆

2020-11-18 12:48:37 | 邦画

TSUTAYAで借りてきたものを鑑賞。

監督:スティーヴ・マイナー

脚本:ロン・カーズ

製作:フランク・マンキューソ・ジュニア他

製作総指揮:トム・グルーエンバーグ他

音楽:ハリー・マンフレディーニ

配給:パラマウント

上映時間:87分

 

11月13日は金曜日だったこともあって、13日の金曜日を観ると決めていた。

 

前作で池の底から姿を現したジェイソンが、生きていた?ことが判明。

(実際に生きていたのか、怪物と化しているのかは定かではない。)

仮面をつけた、かの有名な姿のジェイソンが2作目でようやく登場する。

 

登場人物たちはほぼ例外なく、男女でセックスしている最中に殺されるというお決まりの展開である。

もう前作観てから日にちが経ってしまい前作の内容ほぼ覚えてないが、前作よりもコメディ要素が強くなっている気がする。

 

車椅子と処女のカップルは、ヤる前に殺されてしまったため可哀想である。

ヤンキーカップルみたいに昇天した後だったら、せめてもの救いだが。

 

で、前作同様最後の大どんでん返しみたいなラストもお決まり。

 

『サイコ』もそうだったが、ホラー映画はマザコン猟奇犯が多い。現実でもサイコパスみたいな奴はマザコンが多い気がする。精神的に自立してない幼い敵。観ていてそういう意味では気持ち悪い。

以上

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