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喉飴と鞭による映画・小説・漫画論評~このブログを見る者は地獄を見るだろう~

タイトルの通り、映画、小説、漫画を観終わった後に、感想を書くだけです。コメント頂ければ幸いです。

AKIRA (1988) ★★★★☆

2021-12-27 15:44:08 | アニメ

Youtubeで無料公開されていたため鑑賞。

今年最後の映画鑑賞となった。

監督・原作:大友克洋

脚本:大友克洋・橋本以蔵

声の出演:岩田光央、佐々木望、小山茉美

音楽:山城祥二

制作:東京ムービー新社

製作:鈴木良平、加藤俊三

配給:東宝

 

ハードアニメSFというべきか。

グロ描写が多く、ナンバーズの少年達も老いていてグロテスクな風貌だ。

初めは不良と政府が衝突するよくあるストーリーなのかと思いきや、

後半で鉄雄が覚醒してからは展開が一変する。

金田が最終的に助けるのかと思いきやそんなことはなく。

別の宇宙へ運ばれてしまうとは…その後の展開が描かれているなら

原作も読んでみたいところですがそういうわけでもないんですね。

 

しかしあれだけ爆発起きてるのに大佐や金田がずっと生きているのには笑ってしまいます。ナンバーズ達より大佐の方がタフなのでは?

カオリ、鉄雄に殺されるとか可哀想すぎるやろ。鉄雄に取り込まれたとかそういうわけでもなく。

 

音楽を奏でている山城というグループは初めて知りました。大学教授が主催するアカデミックな集団なんですね。「はんたー」みたいにずっと囁いてるのが、印象的ですわな。

生命とはなにか?考えさせられる作品と言えようか

スタイリッシュな作品であるけど、ストーリーが中途半端で2001年宇宙の旅みたいなことやりたかったのか?と思ってしまう。

 

ERONEの曲にも使われてて良い。


モスラ (1961) ★★★★☆

2021-12-26 10:41:53 | 特撮

TOHOシネマズ錦糸町オリナスにて鑑賞。

監督:本田猪四郎

特技監督:円谷英二

原作:中村真一郎、福永武彦、堀田善衛

脚本:関沢新一

製作:田中友幸(東宝)

出演:フランキー堺、香川京子、ザ・ピーナッツ、ジェリー伊藤

音楽:古関裕而

配給:東宝

上映時間:101分

 

『モスラ対ゴジラ』は観ていたので、なんとなくモスラを観た気になっていたが、モスラ本編はまだ未見だった。

序曲がせっかくかかるのにもかかわらず、そのための演出はありませんでした。そこんとこ来年からしっかり頼むよ。

ジェリー伊藤扮する興行師が悪役で、フランキー境演じる新聞記者が立ち向かう映画。社会部長が志村喬てのが、ややミスマッチな配役な気が。

第一作のゴジラ同様、モスラが出てくるのは終盤のみ。

ゆえに午前十時の映画祭にかけても何の違和感もない作品だったのではなかろうか。

フランキー堺が面白すぎて、一流のコメディアンはやはり違うなあと感じさせられる。

香川京子、まだご存命とは…出演者で存命なのは子役の田山さんくらいか。

 

本作も途中で少し寝てしまった。特撮シーンになると眠くなる、特撮好きでないんやな、自分はw 『ジュラシック・ワールド』でも恐竜が出てきた途端寝るし

 

本作の面白さについては、以下の動画でアナウンサーの笠井さんが面白おかしく話しております。

以上


八甲田山(1977) ★★★☆☆

2021-12-12 23:19:22 | 史実

TSUTAYAで借りてきたものを鑑賞。

監督:森谷司郎

脚本:橋本忍

原作:新田次郎

出演:高倉健、北大路欣也、加山雄三、三國連太郎

音楽:芥川也寸志

撮影:木村大作

製作:橋本プロダクション、東宝映画、シナノ企画

配給:東宝 上映時間:169分

フリーターなのになぜか忙しくて頭がパンクしそうなんですがいかがお過ごしでしょうか。 本作は友人と共に鑑賞していたのですが、途中で私があまりの長さにリタイアしてしまったため途中までしか観れておらず、改めてTSUTAYAで借りてきて鑑賞した次第でございます。 どこのサブスクでも配信していなかったものですから、久々に蔦屋にお世話になった。 本作は実際にあった事件を脚色したものです。 実際に八甲田山に行って撮影したというのがウリです。 出演陣もオールスターな布陣にもかかわらず、画面暗くて誰が誰だかほぼ分からない。 たかが訓練で200人も死ぬとか悲しすぎますね。 生き残った者も日露戦争で亡くなったそうですが、訓練は生きたのでしょうか。 私も冬山は経験ありますが、吹雪地帯は5分が限界です。 これからまた冬山行く予定ではありますが、行きたくなくなってきました。 おしっこするのも大変なこと、思い出しましたよ。 八甲田山、本作の幻想シーンに出てくるように春か夏のシーズンに行ってみたいと思います。

春日太一さんの解説が面白いのでおすすめ↓

 


二代目はクリスチャン (1985) ★★★☆☆

2021-12-01 16:16:26 | コメディ

テアトル新宿にて鑑賞。

監督:井筒和幸
原作・脚本:つかこうへい
製作:角川春樹
出演:志穂美悦子、岩城滉一、柄本明、蟹江敬三
音楽:甲斐正人
配給:東宝
上映時間:101分

テアトル新宿初来訪。たまたま本作品が上映されていたため観ることに。
映画館のトイレで手を洗おうとしたらせっけんが出てこなくて、「それ出ないよな?」と隣で手を洗い終わったおっちゃんが声をかけてきて、いい映画館だなと確信。

劇場も大きめのサイズです。

作品もサクっと終わるし柄本明が面白すぎるし、娯楽映画として良かった。
つかこうへい脚本作品も、井筒監督作品も初鑑賞。
とにかく台詞が多い。
案の定、私は起承転結の転のあたりで爆睡。
気づいたら岩城滉一演じる天竜二代目が殺されていた。

まあそれでも話の筋は分かる。シスターが母と和解するというオチでなくて良かったと思う。
最後に全員死ぬていうのは、いかにもやくざ映画といった感があるが。
極道の娘だったから今日子は強いてことでいいんですかね。志穂美悦子の殺陣が見れて満足ですけどね。

柄本明の35歳童貞という設定のおかげで感情移入して観ることができて良かったです。
最後は責任を取って刑務所入ったんやろなぁ…