喉飴と鞭による映画・小説・漫画論評~このブログを見る者は地獄を見るだろう~

タイトルの通り、映画、小説、漫画を観終わった後に、感想を書くだけです。コメント頂ければ幸いです。

K-1王者との出会い

2020-03-31 19:18:55 | 日記

久々に、映画の感想ではなく、日記を書いてみようと思う。

というのも、面白い出来事があったからである。

 

…なんて考えているうちに、実に半年間が経過してしまった。。

よって、記憶もだいぶ薄れている。その時の面白さの衝撃をそのまま記すことはできないかもしれない。。

 

去年、すなわち令和元年の9月8日のことだ。

ブログをご覧の皆さまならご存じの通り、スター・ウォーズファンである私は、品川で開催されているスター・ウォーズ展へ友人と足を運んだ。

その帰り、新しくできたピザ屋でワイン飲み放題を5杯くらい飲んで割と浮かれていた。二軒目に入ることに。

以前から気になっていた、オタク酒場オタゲンである。

オタゲンは、新宿ゴールデン街などにはいくらでもありそうな居酒屋だが、下町に突如出現したために異彩を放っていた。

「変態という名の紳士です」と入口に大きく書いてあったがために、近所から苦情を出されるなど、攻めの姿勢を私は評価していた。

 

2人で暖簾をくぐると、見たまんまオタクの店主と客層であった。

一緒に来た友人はさっさと帰ってしまったため、1人寂しくカウンターで呑むしかなかった。

その後も口調や話す内容からオタク以外の何者でもない客層が入れ替わり立ちかわりに入ってきた。

座敷席には歴代のコンピューターゲームが置いてあるため、客はそれらを懐かしんで帰って行った。

私は1人で来ている為、コンピューターゲームができるわけでもなく、少し居座ったらすぐ帰るつもりだった。オタクでもないし。

しかし、そこにひと際異彩を放つ2人組が暖簾をくぐってきた。

明らかに体格がでかい。格闘家であることは明らかだ。

どちらも中年であるが、服装は確かにオタクっぽい。ピンクのなんだかよく分からんシャツを着ている。

しかも9月の、台風が直撃している夜にもかかわらず、半袖という勇ましさ。どうやら、格闘家とそのトレーナーという関係性か。

1人は大柄で太った印象。トレーナーの方は長髪で、Youtuberのシバターを彷彿とさせる。

聞いたところによると、なんと昼から飲んでいるという。

 

あっという間に、店は閑散としてきて、俺と店主と格闘家2人だけになった。

それもそのはず。その日は平日だったからだ。

すると、完全に酔っぱらった格闘家のトレーナーの方が、一緒に呑みましょうよと声をかけてきてくれた。

オタゲンのテレビモニターには、案の定アニメが垂れ流し状態であるのだが、酔狂トレーナーは、なんともう1人の自慢の弟子?の方の、現役時代の試合映像を流してくれとマスターに頼む。

どうやら元K-1王者の凄い人だったそうで、対魔裟斗戦を拝見することができた。

…と、ここまでノリで書いてきたが、かなりK-1の方にもオタゲンの方にも失礼な書き方をしていることは自覚している。

で、熱弁をありがたく拝聴し、店が閉まるのでガールズバーへ行こうという話へ。

私は当時はまだガールズバーへは行ったことがなかったので、ガールズバーへ喜んで行くことへなった。

完全に不良系の大人たち2人に連れられ、一抹の不安を覚えながら、ガールズバーへと向かうのであった。

ガールズバーは、俺の行きつけの薬局の隣にあった。しかし、台風直撃の中で、お目当ての店は閉業していたのであった。

なので仕方なく鳥貴族とか入ってるビルの方まで向かう。

そのビルにはガールズバーが数軒入っていた。両方の店にまずは顔を出し、女の子の顔を伺ってからどちらの店を選ぶか決める。

一軒目は割と可愛い女の子が大勢揃っていた。もう一軒の方はというと…可愛くもないブス女が1人。客も誰もいない有様。

しかし私は血迷ったのか、後者を選んでしまった。ブスのほうがイケる、という確信があったからだろう。

だが想像以上に酷かった。私は格闘家2人に挟まれ椅子に座った。なんという威圧感であろうか。

女の子は大学生であるという。しかし、東京の学生ではなかった。なんと四国からはるばる、夏休みを利用して来ているらしい。んで、夏休みの期間中ガールズバーで体験で働いているというわけだ。

そんなわけで全く彼女にはやる気がなかった。まず、薦めた酒を飲まない。話には花が咲かない。おまけにブス。客を喜ばせるつもりがないのなら、こういう場所では働くな。

しかも、私が座っている椅子は壊れており、座高が何度も沈んでゆく。すぐ店を後にして、前者の店で飲み直し。

いい子勢ぞろい、客入りも良い。これがガールズバーというものか。

だが、私には女の子と会話する余地などなかった。

ちょっと警察呼ばれちゃうんじゃないかというくらいにまで強引な押しの強さで女の子に迫りゆくトレーナー。だがこの人のおかげで、女の子とLINEを交換するまでに至った。1人ルックスが抜群に可愛い子がいたから狙いを定める。(あほか)

日付過ぎたところで帰る…つもりが、酔狂と化したトレーナーは、ご近所に住んでいるらしく、自分の家まで上がってこいという。酔っぱらうと誰それ構わず家にあげてしまう人というのがいるもんである。

私も常識的に考えれば断れば良かったのだが、押しの強さに圧倒され家までのこのこ入ってしまう。すると、ジャガー横田よろしく格闘家の妻らしい強気な女性がいらっしゃった。そして、小さな息子さんまで。すみませんっ!!こんな真夜中に知らねえ男が上がりこんで!小1時間で退散。ていうか息子さん、こんな時間まで起きてて大丈夫なのか。(起こしたのは俺だが。)

しかし格闘家、酒に強すぎ。帰宅してなお大五郎?を飲む。酒好きが行きつくのは大抵、家に大五郎とかそこらへんの一升瓶を買って置くことらしい。コスパがいいから。

まだ雨が降りしきる中、俺はトレーナーの家を後にした。またいつか!

次回、ガールズバーの女の子とLINE交換してから…編へ続く。

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魔女の宅急便 (1989) ★★★☆☆

2020-03-31 14:01:12 | ジブリ

金曜ロードショーにて鑑賞。

監督・脚本・プロデューサー:宮崎駿

プロデューサー補佐:鈴木敏夫

原作:角野栄子

製作総指揮:徳間康快

出演:高山みなみ、佐久間レイ

音楽:久石譲

主題歌:荒井由実

制作:スタジオジブリ

製作:徳間書店、ヤマト運輸、日本テレビ

配給:東洋映画

上映時間:102分

 

てっきり、魔女狩りの話かと思い込んでいた笑

こんなにほっこりした話だったとは。拍子抜けした。

 

宮崎駿のロリコン気質が窺える作品。主人公は常に白いパンツが丸見え。

 

舞台は、かなり近代。魔女の仕事は極めて地味なもので、伝書鳩のようなもの。

物語の舞台となる島には、車も発達しているため、魔女なんか正直いらない。

 

思春期の少女の葛藤が描かれるわけだが。

少女は恋することによって次第に魔力を失っていく…

だが最後に魔法でハプニングを終息へ向かわせる。

 

印象的なのは、最後までじじの声が復活しないこと。

じじが恋に落ちたからなのか、少女が成長したからなのか。

 

以上

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インセプション (2010) ★★★☆☆

2020-03-19 14:53:02 | SF

BSプレミアムで録画したものを鑑賞。

 

 

監督・脚本:クリストファー・ノーラン

製作:エマ・トーマス、クリストファー・ノーラン

出演:レオナルド・ディカプリオ、渡辺謙

音楽:ハンス・ジマー

製作:レジェンダリー・ピクチャーズ、シンコピー・フィルムズ

配給:ワーナー・ブラザーズ

上映時間:148分

 

クリストファー・ノーラン監督は『メメント』でもそうだったが、新しい映像表現に毎回挑戦してみせている。

『メメント』では時間軸を断片的に再構築することで、10分しか記憶がもたない主人公の視点を際立たせた。

本作では、産業スパイが標的の夢の中に侵入してアイデアを盗むという話だ。

普通ならそれだけで充分面白くなりそうだが、話が複雑なのは、夢の中の夢の中のさらにそのまた夢に潜るという構造になっているからだ。

ゆえに物語は三層構造になっている(実際は虚無の世界及び現実世界合わせて五層)

そして、潜れば潜るほど時間が経つのは遅くなるという前提が、独特な映像表現を生み出している。

これはテレビゲームで応用できそうな設定である。

監督のやりたいことは伝わってくるが、設定の理解が追い付かない。

ディカプリオ演じる主人公の奥さんが実在するのかどうか、初見では理解不能。

 

『ID:INVADED イド:インヴェイデッド』というアニメ作品を観た方が分かりやすいらしい。NETFRIXに入るタイミングで観よう

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ハリー・ポッターと秘密の部屋 (2002) ★★★☆☆

2020-03-03 00:37:08 | ファンタジー

TSUTAYAで借りてきたものを鑑賞。

 

監督:クリス・コロンバス

脚本:スティーブ・クローヴス

原作:J・K・ローリング

出演:ダニエル・ラドクリフ、ケネス・ブラナー、リチャード・ハリスetc

音楽:ジョン・ウィリアムズ

製作:ヘイデイ・フィルムズ

配給:ワーナー・ブラザーズ

上映時間:161分

 

前作同様、監督はクリス・コロンバス。

ハリー・ポッターて意外と子供向けのくせに尺長いんだよな。

まあ、小説は700頁以上もある分厚さだから無理もないが。

 

こちらもテレビで幾度かは観ていると思うが、あまり記憶はない。

 

新キャラとして、小怪物のドビー、マルフォイの父親とインチキ魔術師が登場。

魔術師のロックハートが小者すぎて魅力に欠けた。

ドビーはトラブルメーカーでハリーの邪魔をするキャラとして魅力的だ。

50年前のホグワーツにタイムスリップするシーンがあるが、ダンブルドアが今と大して風貌が変わらない。調べてみたら110歳らしい。

そりゃ老害扱いされるわな。

 

前作よりも比較的地味だが、終盤では驚く展開が待ち受ける。

リドルの正体が、実はヴォルデモートの少年時代であった。

ヴォルデモートもホグワーツの生徒だったのか。

 

最後まで敵の正体が分からず、見えない敵と戦っていくという不気味な静けさが映画を包み込んでおり、ホラー要素がやや強い印象。トイレの花子さん的なキャラも登場する。しかし、トイレが広すぎる。

 

今更気付いたが、ハリー・ポッターにはお色気シーンが皆無という弱点がある。作者が女性であるというのが最大の理由だろう。まあ、魔法使いがすけべなことをしようと思えばいくらでもできるから際限がないが。

俺なら、透明マントで風呂場を覗くだろう。

以上

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ハリー・ポッターと賢者の石 (2001) ★★★☆☆

2020-03-02 15:11:49 | ファンタジー

TSUTAYAで借りてきたものを鑑賞。

監督:クリス・コロンバス

脚本:スティーブ・クローブス

製作総指揮:クリス・コロンバス

出演:ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン

上映時間:152分

 

恥ずかしながら、今までハリー・ポッターシリーズは未見だった。

世代的にはド直球なのだが。

 

ハリー・ポッターからはカッコよさとか感じないから興味が湧かなかったのだろう。

本作は金ローで何度も断片的に観ているが、通しで観たのは初めてだ。

ハリーが親戚の家に預かってもらっているシーンは知らなかった。

 

しかしハリー、大人の目線で見るとむかつく奴だなぁ。

賢いキャラではない。生まれ持った才能を持っているだけで。

親戚一同に嫌われる理由も分かる。

子供が観れば、親戚がパニックになるシーンは面白いんだろうな。

 

エマ・ワトソンが圧倒的に可愛い。

スネイプ先生が圧倒的に怖い。

1人1人のキャラが立っている。

マルフォイが可愛い。ショタコンに人気なキャラやな、こいつは

 

最後の大逆転はハリー達に贔屓しすぎだよなぁ。

校長が独裁的だと次作で糾弾されるわけだが、無理もないわこれは。

 

以上

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