喉飴と鞭による映画・小説・漫画論評~このブログを見る者は地獄を見るだろう~

タイトルの通り、映画、小説、漫画を観終わった後に、感想を書くだけです。コメント頂ければ幸いです。

ロストケア (2023) ★★★☆☆

2023-03-27 02:34:30 | 邦画

TOHOシネマズ錦糸町オリナスにて6ポイント鑑賞。

監督:前田哲

脚本:龍居由佳里、前田哲

原作:葉真中顕

製作:有重陽一

製作総指揮:福家康孝、新井勝晴

出演:松山ケンイチ、長澤まさみ

音楽:原摩利彦

主題歌:森山直太朗

制作:日活、ドラゴンフライエンタテインメント

配給:東京テアトル、日活

上映時間:114分

 

職業柄、鑑賞しておきたかった作品。

「42人殺した彼は、正義か否か?」というキャッチコピーを観て、この映画を叩かなければ、介護業界が危ういという危機感を抱き、半ば使命感で劇場へ足を運んだ。

だって、42人殺すことに正義があるとか馬鹿げているでしょう。30人以上殺したやまゆり園の犯人は正義なのかな。

42人て、1ユニットの入居者人数並みだからね。1ユニット皆殺しして正義ってか?

 

で、鑑賞してみたら、予想以上に観客が多くて、PLAN75同様、この類のテーマの関心の高さが伺えた。

殺人シーンが起きるまでの演出は良かったのだが…

 

後半がだめだめ。

まず、経済的虐待(というかただの窃盗)してるセンター長、やばすぎるやろ。

主人公がサイコパスでセンター長も屑て。確かに介護業界で昇進する奴は屑が多いかもしれんが、センター長が屑でエース職員まで

サイコパスて救いようがなさすぎる事業所や。闇が深すぎる。

 

殺すことすらロストケアと自ら命名し、(終末期の過程で喪失の期間というのはあるが)安楽死=介護だと最後まで改心しなかった主人公。

 

本作では在宅介護の辛さに焦点が置かれている。PLAN75の冒頭ややまゆり園みたいに施設の入居者を殺しているのではないという論理。

施設にすら預けられず、(金銭的理由かあるいは施設も順番待ちゆえ?)、24時間在宅介護に身体をすり減らす家族(主人公もかつてそうだった)の姿が描かれるが、

暴れてテーブルの上のもの散らかしておしっこ漏らすぐらいの描写しかないけど、現実には壁にうんこ塗りたくるとか、

近所に被害妄想抱いてすぐ警察沙汰になるとかもっといくらでも描けたわけで、なんでこんな生ぬるい描写しかできないのだと、監督の力量を疑う。

 

あと、脳梗塞起こしたあとに柄本明、あんなに長文の言葉を表出できるとは思えない。

かなりあそこで覚めてしまう。いくらでも説明台詞な日本映画。もう演出がうんこ。ゴミ以下。

 

松山ケンイチの演技は素晴らしかったですね。

長澤まさみの役はなんなんだ?原作にはないっぽい、かなり実写化に際して改悪がされてそう。

特にラストのシーンは意味不明。なんで犯人側に検事が歩み寄るのか。

身寄りがなくて孤独死するのは仕方のないことだ。それが嫌だから結婚するなりなんなりして頑張るわけだから。

施設にすら預けられない穴に落ちた人々がいる、と(冒頭で身寄りがなく刑務所に何度も戻ってるばばあ然り)訴えたかったのだろうが、

(世界には穴が開いているという表現にはしっくりきた)

要介護度が高く、認知症状が激しくてもその場に存在するだけで安心する・という家族がいることも忘れてはならない。というか、ほとんどの家族はそうなのではないか。

私は、家族が親に長く生きていてほしいからやたらと延命させたがる風潮の今の日本には反対だが。

介護に苦労している親を皿を割る程度に表現しているのも、ねえ。

 

長澤まさみはあんまりいい役をやらない気がする。

 

新人の女が風俗に堕ちるのも謎。

 

介護ノートは、私もつけていましたがほぼ三日坊主で終わりましたね(笑)

 

いずれにせよ、主人公が判断することではないですね。主人公は盗聴までして、家族の様子を伺った上で殺害に及んでいますが。主人公は、家族が限界に達し殺人を犯す前に代わりに自分が汚れ役を買って殺してやっているという理屈。

抑制剤使うなり色々ありますからね。まあ、大変な要介護者がいるのも事実としてあるでしょうが。

認知症のひどい老人なら殺していい、障害者なら殺していいとかならいくらでも理由があり、どこで線引きつけるのか。

特に主人公の父親は、栄養剤とか飲んでないならあの状態なら殺さなくても先は長くなかったのでは。

 

以上。メジャー作品でもこういう題材が増えるようになった。もっと深く掘り下げてほしい。

 

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別れる決心 (2022) ★★★☆☆

2023-03-16 05:36:48 | サスペンス

Bunkamura ル・シネマにて字幕版を鑑賞。

監督:パク・チャヌク

脚本:パク・チャヌク、チョン・ソギョン

音楽:チョウ・ヨンウク

出演:タン・ウェイ、パク・ヘイル

上映時間:138分

文化村には来た事なかったんです。ミニシアターだけど上映作品は大手のものばかり。そりゃ来ないわなw

宮台真司とダースレイダーのDommuneで取り上げられたのが決め手となって鑑賞致しました。

本作は『別れる決心』という題名だが、全然別れる決心していないやんと思った。深いね。

犯人に恋してしまう刑事の話。その設定だけならいくらでもありそうだが、映像がどれも綺麗で、構成も凝っていて、こりゃ上等な作品。

そんな逸脱する刑事いるわけないだろと、野暮な突っ込みはしないでおく。

犯人、刑事と会うために人殺すてやばい奴やな。

犯人が介護士ていうのもこれまた俺をくすぐるポイントや。

「セックスをするのは健康にいい」とかそんな野暮な台詞がまさか出てくるとは思わなんだ。

スマホの階段登るアプリなんてあるんだ。ちょっとそこは都合が良かったなー

これは日本人にとって韓国と中国の言語差が即判別はできないため、吹き替え版でもう一度観たいかなー

以上

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フェイブルマンズ (2022) ★★★★★

2023-03-12 12:24:07 | 伝記

TOHOシネマズ日本橋で字幕版を鑑賞。

監督:スティーヴン・スピルバーグ

脚本:スティーヴン・スピルバーグ、トニー・クシュナー

製作:クリスティ・マコスコ・クリーガー、スティーヴン・スピルバーグ、トニー・クシュナー

出演:ミシェル・ウィリアムズ、ポール・ダノ、デイヴィッド・リンチ(!)

音楽:ジョン・ウィリアムズ

製作:アンブリン・エンターテインメント、リライアンス・エンターテインメント

配給:東宝東和

上映時間:151分

 

スピルバーグの集大成的作品といっていい。主人公のフェイブルマンは、完全にスピルバーグを模したキャラ。

ジョン・フォードも遡らないとなあ。

ジョン・ウェインとジョン・フォード混同してる人散見される。

 

ユダヤ教徒が、キリスト教徒に迫害されるシーンも新鮮味あったが、「キリストに謝れ!」は笑う。

ユダヤ教の方が先にあったのにな。

最大の笑いポイントは、キリスト被れの女の頭イカれたキスへの誘惑シーンだろう。

そして、個人的に最大に悲しいポイントは、彼女にいとも簡単にフラれるところ。

学生時代の恋人のつもりでしかなかった彼女。

離婚の話をプロポーズのあとにもってきたことが決定打となりフラれる。

それがマズいことだと、焦っているときには気づかないものだ。

ちなみに、スピルバーグ自身も両親と同じく一度離婚している。

 

母親が、真面目な父親よりジョークの得意な父親の友人と不倫するのは、常識的に思春期の子供を4人も抱えた身でどうかしてるが、それでも離婚を決意する母親。悲しくなった。

 

BLACKHOLEでも取り上げられた。

本作を軸に、スピルバーグ作品はまだまだ未見が多いのでどんどん見ていきたい。

以上

 

 

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ベネデッタ (2021) ★★★★★

2023-03-08 04:19:39 | 伝記

新宿武蔵野館にて字幕版を鑑賞。

 

監督:ポール・ヴァーホーベン

出演:ヴィルジニー・エフィラ、シャーロット・ランプリング、ダフネ・パタイア、ランベール・ウィルソン、オリヴィエ・ラブルダン

脚本:デヴィッド・バーク、ポール・ヴァーホーベン

原案:ジュディス・C・ブラウン

 

またやってくれたぜ!!ヴァーホーベンが!!

R18とあるので当然セックスシーンはあるのだろうと思いきや、それどころではなかった。

これは上映禁止にされるわ。『ELLE』のようにTOHOで配給されるわけもない。

あまりにも裸のシーンが多すぎて、おいおいと思ってしまったが、レズビアンの恋愛であるという固定観念を一切抱かせないほど観ているこちらが幸福感に包まれるのだ。

禁断の恋愛の最たるもののはずが、背徳感がないのだ。

私がキリスト教についてまるで知らないからか。

町山智浩のたまむすびの解説を前もって聞いたおかげで、すんなりと理解できた。

しかし、こんな作品に出演する女優たちの肝っ玉が凄い。

「愛とは孤独を感じないこと」至言である。

ベネデッタ、なんで生きてたのに死体と勘違いされたんだ?

作品の内容とは関係ないが、新宿武蔵野館で鑑賞するのはおすすめできない。

前の人の頭で画面が遮られるからだ。

某映画評論家っぽい人を見かけた気がしたが、気のせいかもしれない。

BLACKHOLEでも特集されました。

パンフレットに載っているみうらじゅんの中身のなさすぎる漫画は必見。

 

宇多丸さんも論評しました

 

 

Dommuneでも。

 

以上

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中年東大生? 政治家を目指す 

2023-03-01 23:39:04 | その他

あけましておめでとうございます。

本年でブログは10周年となります。10年前と比べて、ブログの体裁は自分なりには整ってきたつもりではありますが、

自分自身はほぼ成長しておりませんね。。

本年もブログ週1ペースでの更新を目指します。

 

早速ですが、一発目は映画感想ではなく、書評を久々に。

中年東大生? 政治家を目指す』を読んで、とても感銘を受けたので感想を書いておきたいと思いました。

 

普段、母校の高校の司書が作ってくれた読書感想ノートに短い感想を記録していますが、

たくさん感想書きたいのでブログに投稿したいと思いました。

なにより、本の著者であるいのたかしさんを一人でも多くの人に知ってもらいたい(このブログを定期で読んでるのは存じている限り、はにわ会の島鉄君くらいですが)ということ、本書はマイナー本でありAMAZONレビューに少し書評があったくらいなので、私が書いてもいいかなと思い立ったのです。

 

本の詳細については、AMAZONのリンク先を。10年前の本になるため、現在、取り扱ってないそうです。

Kindleなどで再販されることを願ってやまない。

 

まず、私が本書を購入したきっかけについて。

私自身は江東区民であり、毎回衆議院選挙で無所属から立候補している「いのたかし」候補のことは知っていた。

「おっさん東大生」と書かれているポスターからは、自己顕示欲の強い変わり者候補が、江東区にもいたとは…といいう第一印象を受けた。

政治好きな私は、もちろんいのたかしについて調べるのであった。

ホームページから本書の存在を知り、江東区の書店に並んでいるのを見たこともある。

そして最近、Facebookの友達申請をしてから、わざわざ毎回いのさん自身からコメントやいいねを下さるため、

本書のことを思い出し、これは本書を読まないわけにはいかない、早く読まねばと思うようになった。

同時に、今までいのたかしに投票すべきか悩んだこともあり、本書が判断材料になると確信した。

 

さて、本書が手元に届くと、表紙のいのたかし本人は、とても若々しい。

月日の流れを感じずにはいられなかった。

というか、ここまで長い年月、孤軍奮闘してるいのたかしに、尊敬の念を抱いた。

 

まず、目次を眺める。

この時点で、なんて興味をそそられることか!!

恋愛経験のない私は、思わず選挙項目そっちのけで<最後の失恋>あたりから読み始める始末。

まさかのいのたかし渾身のショートショート風文章が掲載されており、度肝を抜かれた。

いのさんは、子供に勉強を教えたりしているそうだが、本当に子供が好きなのだなと思った。

私は子供が苦手なので、尊敬する。

 

<ひねくれた恋愛観>

改行して書かれた「もう、疲れた。」に、切なくなってしまった。

女性にフラれ続けている自分と勝手に重ね合わせ、感情移入。

けど、選挙に立候補する方が疲れそうだ。

身の程知らずの相談所のおっさん、ラジオで神田伯山も話してたな。。

最後の優しいのは当たり前というのは、なるほどと思った。優しいのは相手のことが好きな理由ではなく、

相手のことが好きな結果なのである。では、好きな人以外にも優しくしてればそこを女性が見てくれていて好きになってくれるのだろうか。

考えさせられる。

<マクドでお正月>

いのさんの積極性に感銘を受けた。最近、ドラッグストアの店員が可愛いなと感じるときなどはあるが…

店員にとっては、こちらの情報は皆無なので、このパターンは店員側としては、OKが難しいらしい。

しかし私もいつか真似したりして。

煙草を禁煙ゾーンに吐いてる奴は、好きな人にしか優しくできない奴だろう。

 

<外国でホンマにあったオモロイ話 エロエロ編>

私はなんのために本書を買ったのか。こんな話までわざわざ載せてくれるいのさんに感謝!

 

ようやく、最初から順番どおり読み進める。

【第一章 第一節】

読んでいるだけで、疲れてしまう。

勢いで立候補するべきではないことが分かる。

今ではいのさんも選挙戦に慣れ、馴染みのある地元で活動できているから良かっただろう。

結構、非常識な業者がいるもんだと思ったが、人生を賭けてるいのさんは食い下がることはない。

板橋は会社の研修で若干行ったことがあり、あそこでいのさんがデビューしてたとは知らなかった。

そして、本書で最も感銘を受けたのは、いのさんが党の方針に反して公開討論会に出席した部分である。

江東区でも通信社主催で一度、公開討論会があったのだが、その際はいのさんはご欠席されていたので、

議論から逃げている人なのかと思っていたが、そんなことはなかったのだ。

 

いのさんの演説内容にも、感銘を受けた。

バランス感覚の持ち主だ。普段、挨拶しているところは見かけるが、演説はあまり聞かない。

次回の選挙では演説を生で聞いてみたい!

 

いのさんは、「現役東大生」であるが、それ以前に元国家公務員のエリートである。

税務職員時代を通して国の制度の理不尽さを肌身で感じ続けてきたからこそ、立候補したのだろう。

元税務職員であるいのさんにしかできないことがあるはずである。

第三章OECD編から、いのさんが海外経験豊富であり国際感覚も豊かであることが知れる。

税務職員というと税を徴収する貧相なイメージしかなかったため、色々な課があるのだと知った。

上智大卒のいのさん、流石英検1級プレーヤーだけある。

今まで地方議員なら受かるのにと思っていたが、国会議員と仕事してきたいのさんがまず国会議員を目指すのは当然だ。

 

【第二章 家族の思い出】

本章は、要介護のご両親とご祖母の介護体験にまつわる話だ。

私は、介護職に従事している立場だが、本章は介護について家族側の視点から書かれており、学ぶことが多い。

いのさんはご兄弟が結婚されているため、介護の役割も担うことになる。

毎日見舞いに行くいのさんは凄い。

医者が家族のことも思いやることができるのかということについて。

これには反省させられる。忙しいあまり、とても常に思いやることができてないからだ。

「先生」の呼称について。私は政治家を「先生」とは呼ばない主義だが、確かに医療社会は一般社会とは隔絶されている気がする。

「三十分後に死んでくれればよかったのに」と漏らした医者には、唖然とするが…

介護施設では病院ほど死者がいないが、死者が日常茶飯事だとそんな言葉が吐けるくらいになってしまうのかもしれない。

 

いのさんの利用していた、定時ごとにヘルパーが来てくれるサービス。

祖父がまさに要介護状態の私にとって身近な話題。私の家の場合、夜中にヘルパーが出入りすることに抵抗があるため、

もし祖父が寝たきりになれば、オムツ交換も夜間行わなければならない。

祖父を介護している家族にとって、これは難しいだろう。

私は介護職ゆえに、自分が寝る23時・起きる6時くらいに交換するようにすればいいとは思うが、

まあ家族で協力してオムツ交換することになるのでしょうかね。

私の家族のことについては個人情報であるためこれ以上は書くのは控えるが、いのさんのように1日4回交換を頼むのは

施設に入るのと同じくらいのペースだ。

「見た目が風俗」というのは、オムツ交換が当たり前になっている私からすると、若干ショックな表現ではあった。

辞めた女性ヘルパーは、経験なかったのか?

確かに他人の介護だからできるというのはあるだろう。

しかし、介護職である私は、早朝や深夜のオムツ交換はこちらでやりたいというプライドがある。

 

職場の理解については、ここ10年で高齢化がますます進み、進んだのではなかろうか。

「政治家より重労働である」と書いて頂いたのはありがたい。

足の爪切りは手より難しく、私の苦手な業務のひとつ。利用者の肌をうっかり切ってしまえば、始末書を書くことになる。

家族ならそれはないが…

私の祖父も今まで頼まなかったことを家族に頼んでいるようだ。

 

「いつ逝ってくれるのかしら」

こういう場面では、親戚でさえこう発言してしまうものなのか。

確かに、ぽっくり逝く人もいれば、栄養剤を飲んでいた人などは、絶食してから10日間生きるケースもある。

 

【第三章】

同和問題、大阪にあった人権博物館へ行った際、どっかの会社から研修に来てた人がいたのを思い出す。

都立城東高校から東大に合格したいのさんは本当に逸材だ。しかも、仕事をしながら合格したということか?

 

まとめ。

長々と下らない感想を書きましたが、

いのさんが赤裸々に半生を綴った自伝である本書、もっと早く手に取っておけばよかったと後悔した。

いのさんの正直すぎる文章は面白く、東京文フリの政治カテゴリに出展してもらいたいくらいである。

 

政治広報では一言で終わる「介護の経験」だけでも、こんなに苦労したエピソードがある。

介護で苦労され、国家公務員として法律の策定に携わり、語学力もあるいのさんこそ国会議員にふさわしい。

そして、人柄の良さが滲み出ている。

次回の衆議院選挙では、いのさんに投票するだろう。

いつしか、いのさんのファンになっていた自分だった。

 

そもそも、今までの自分は自分の票が死票にならないことを避けるように投票するとか、

そんな消極的理由で投票していた。

本当に投票したい人は誰なのか。

こんなんだから、私には彼女もできないのだ。

よく、「投票する候補がいない」というが、果たしてそうなのか?

いのさんのように本を出版されてる政治家はたくさんおり、そうした本を手に取ることから有権者は始めるべきなのだ。

 

そして、本当に自民と共産しか候補がいない選挙区も、衆議院では多い。

いのたかしという候補が立候補し続けていることに、感謝しなくてはならない。

毎朝街頭ですがすがしい挨拶をしているのは、本書で挨拶の重要性を指摘していることからも分かる。

政治家は先生ではなくあくまでゼレンスキーよろしく「国民の僕」ではあるが、立候補する大変さにはリスペクトを抱くべきだ。

誰もなりたがらないから、結局世襲になるわけで。

いのさんが本書で述べているよう、私は政策等の理屈で支持しているとは到底言い難く、隔週の街頭演説でいのたかしが刷り込まれ、

感情的に支持していったといえるが…

 

豊洲方面は新規住民も増え、いのさんが勝てる可能性はまだある。

今後もいのたかしから目が離せない。

 

追記:なんと、いのたかしさん本人がFacebookにて本記事を紹介してくださいました。

私はいのさんとFacebook上で友達なので、本人が目を通すのを前提で記事を書いていたんですが、

こんな駄文を紹介(しかもまさかの固定投稿として)してくださるとは思っていなかったため、恥ずかしい。

おかげさまでブログのアクセス数が伸びました。

 

ところで、実は本書の内容は、いのたかしさんのブログにも掲載されていたのです!!

2013年3月くらいまでの記事はほとんどが本書と被るので、ぜひ皆さん目を通してください。

そして、私は本の続きとして、ブログを読み進めたいと思います!

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