喉飴と鞭による映画・小説・漫画論評~このブログを見る者は地獄を見るだろう~

タイトルの通り、映画、小説、漫画を観終わった後に、感想を書くだけです。コメント頂ければ幸いです。

デューン/砂の惑星 (1984) ★★☆☆☆

2024-08-23 14:57:37 | SF

シネ・リーブル池袋にて字幕版かつ劇場公開版を鑑賞。

こちらの劇場は初訪問となります。夜はエレベーターでしか出ることができないため不便。

駅ビルに入ってるミニシアターであり、画面も遠い。

 

監督・脚本:デイヴィッド・リンチ

原作:フランク・ハーバート

製作:ラファエラ・デ・ラウレンティス

製作総指揮:ディノ・デ・ラウレンティス

出演:カイル・マクラクラン、ユルゲン・プロホノフ、ショーン・ヤング、ケネス・マクミラン、スティング

音楽:ブライアン・イーノ、TOTO

製作会社:ディノ・デ・ラウレンティス・コーポレーション

配給:ユニバーサル・ピクチャーズ

上映時間:137分

製作国:アメリカ

 

製作にはかなり紆余直接があって、初めはホドロフスキーが製作する予定だったとか。

最新作のヴィルヌーヴ版DUNEを観ていたおかげで、ストーリーが分かっていたから良かったが、これだけ観てたらダイジェスト的すぎて何が何だか理解不能と思われる。

登場人物多すぎるし、チープすぎる。しかし予算はかなりつぎ込んでる

 

リンチの作品だからといって期待してはいけないのだな。。

 

公爵のキャラが強すぎる。公爵が笑っていたことくらいしか覚えてない。

皇帝の娘をポールが妻にするシーンも描かれない。

雨が降って終わりというオチ。

 

スティングの演じる甥っ子が唯一良かったのではないか?

今度は長尺版観たい。

 

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デューン 砂の惑星 PART2 (2024) ★★★☆☆

2024-04-04 03:29:07 | SF

TOHOシネマズららぽーと船橋にて鑑賞。

監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ

脚本:ジョン・スペイツ、ドゥニ・ヴィルヌーヴ、エリック・ロス

原作:フランク・ハーバート

製作:メアリー・ペアレント、ドゥニ・ヴィルヌーヴ、ケイル・ボイター

出演:ティモシー・シャラメ、ゼンデイヤ、レベッカ・ファーガソン、

  ジョシュ・ブローリン、オースティン・バトラー、フローレンス・ビュー

音楽:ハンス・ジマー

上映時間:166分

製作国:アメリカ

 

前作はあまりにも冗長だったので、本作は展開が早くて楽しめた。

クリストファー・ウォーケン演じる皇帝が迫力がない。

スター・ウォーズのイアン・マクダーミドがいかに凄いかが分かる。

 

とうとうポールとチャニ、身体の関係結びやがって!

しかしポールの覇権を握る怒涛の早さ凄いな。

 

実はハルコンネンの血統でした、てのはこれもスター・ウォーズの元ネタだったりするのかもしれない。

本作は残念ながらIMAXで観ることはできなかったが、IMAXで観ればもっと没入できただろう。オッペンハイマーこそはIMAXで観るぞー

原作知らないから今後の展開が楽しみだ。

ラスボスは教母か?

ハルコンネン一族絶滅してしまったがオースティン・バトラーははまり役だったな。

以上

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哀れなるものたち (2023) ★★★★☆

2024-03-11 16:38:32 | SF

もう全国的な公開は終わっているので、まだやっていたTOHOシネマズ日比谷にて鑑賞。

※アカデミー賞で健闘したため、また公開規模が広がる可能性あり

監督:ヨルゴス・ランティモス

脚本:トニー・マクナマラ

原作:アラスター・グレイ

製作:エド・ギニー、アンドリュー・ロウ、ヨルゴス・ランティモス、エマ・ストーン

製作総指揮:オリー・マッデン、ダニエル・バトセック

出演:エマ・ストーン、マーク・ラファロ、ウィレム・デフォー

音楽:イェルスキン・フェンドリックス

製作会社:TSGエンターテインメント、エレメント・ピクチャーズ、フィルム4・プロダクションズ

配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

上映時間:141分

製作国:イギリス、アメリカ、アイルランド

 

R18指定作品をディズニーが配給するとは。

本作を観るまでエマ・ワトソンとエマ・ストーンを混合しており、恥をかくところだったが、双方の代役を演じることがあったらしく、あながち混合するのも無理はないのかもしれない(自己弁護)

 

本作は、子を身籠っていた女性が自殺し、腹の中の子の脳を女性に移植して蘇らせたらどうなるか、というもの。

画面は白黒で始まり、舞台はヨーロッパだが時代は不明確にされており、ゴシックホラー感がある世界観である。

子の脳を勝手に移植するという倫理観ゼロのマッドサイエンティストが大人のロリを観察する光景は、観ていて不快であり不気味な雰囲気が漂う

だが、物語が進むにつれて、エマ・ストーン演じるベラは脳が赤ん坊から大人へと成長していく。マーク・ラファロ演じるダンカン・ウェダバーンの「女はこうあるべき」価値観を跳ね返すほど、強い女性へと成長していくのだ。本作はフェミニズム映画なのである。

まあ、ダンカンよりもっと酷いのがアルフィーなのだが。

もはや、羊にされるより殺してあげた方がよかったのではないか…と気の毒になった。

本作のベラは、普通の女性の成長過程とは異なり、身体と精神が一致していない状態から始まるため、オナニーを早い段階で覚えてしまう。

また、暴れたら大人の身体なので手がつけられない。ここの演技が、とても評価されたのだろう。特に赤ん坊の歩き方を身に着けるのは苦労したことだろう。

馬鹿みたいに繰り返されるセックスシーンも、最初はぎこちなくてはならないが、後ではセクシーさを出さなければならない。

世界一のヤリチンを自負するダンカンが、脳内少女であるベラに本気で恋し、自分好みに教育しようとしたというのは、男の弱さを象徴しているかのようにも見えたし、あそこまでベラに執着するのもある意味愛おしくもあった。

まあ、喧嘩するほど仲が良いともいうし、マックスよりもお似合いだった気がするが。

ベラが飢餓に苦しむ人々を見て泣き叫ぶ感情は、我々が子供の頃に置いていった感情ですよね。勿論、それを忘れてない人々は赤十字などボランティアや慈善事業を大人になっても続けていると思いますが、世の中の不公平さ。これを目の当たりにした衝撃。私もニュース映像でしか知らないので、実際に目にしたら価値観変わるのかな。

風俗に息子達のために性教育に来た大人受ける。初めの前戯なし男みたいにはなりたくないですね。

以上

フランケンシュタイン、オズの魔法使いなど本作の引用となってるであろう映画もチェックしていきたいところです。

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DUNE/デューン 砂の惑星 (2021) ★★☆☆☆

2024-01-14 13:36:58 | SF

新年1発目の映画鑑賞は、AMAZONプライムにて、DUNEを字幕版で!

なぜなら、新作が再来月に日本で公開されるからですよ。

 

監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ

脚本:エリック・ロス、ジョン・スペイツ、ドゥニ・ヴィルヌーヴ

原作:フランク・ハーバート

製作:メアリー・ペアレント、ドゥニ・ヴィルヌーヴ、ケイル・ボイター、

   ジョー・カラッチョロ・ジュニア

製作総指揮:トーマス・タル、リチャード・P・ルビンスタイン

出演:ティモシー・シャラメ、レベッカ・ファーガソン、オスカー・アイザック、ゼンデイヤ

音楽:ハンス・ジマー

製作会社:ワーナー・ブラザーズ、レジェンダリー・ピクチャーズ

配給:ワーナー・ブラザーズ・ピクチャーズ

上映時間:155分

製作国:アメリカ

 

二部作のうちの前半。映像化は何度も試みられている作品。

原作は1965年であり、「砂の惑星」がタトゥイーンを彷彿とさせるし、

スターウォーズに影響を与えたことは想像に難くない。

映像美はあるけど話が冗長すぎて退屈な映画。

皇帝が君臨していて、かつ領主を主人公一族とハゲマッチョ一族が争う構図だが、皇帝はいつまで経っても出てこない。

本当に『キングダム』みたいな感じか。

世界観や設定も初見なのでなんで魔術使えるのかも分らんし、そこらへんも含めてスターウォーズがDUNEを踏襲したとしか思えない。

ところで、アマプラで観るとエンドクレジットで右下の「NEXT UP」が邪魔すぎる。いい加減にしろ!

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クライムズ・オブ・ザ・フューチャー (2022) ★★★★☆

2023-08-29 01:09:23 | SF

監督・脚本:デヴィッド・クローネンバーグ

製作:ロバート・ラントス、パノス・パパハジス、スティーヴ・ソロモス

製作総指揮:ジョー・ヤーコノ、ピーター・タッチ、クリスタル・コナンetc

出演:ヴィゴ・モーテンセン、レア・セドゥ、クリステン・スチュワート

音楽:ハワード・ショア

配給:クロックワークス

上映時間:107分

製作国:カナダ、ギリシャ

 

BLACKHOLE案件!NHKラジオでクローネンバーグ祭りを開催してたヨシキさんがまさか休みだなんて…(インタビューにはVTRで出演)

クローネンバーグ作品、まじで眠くなるんだよな。今回も『裸のランチ』同様、全編ちゃんと観てないw

しかし、海洋プラスチック汚染で人類が滅ぶのではなく、人間性を失った者だけが生き残っているという。

まあこれは比喩的に極端に描かれてますが、現代社会もそうなりつつあるわな。

俺も既に人間性を失っているから女にモテないのかもしれませんねww

 

ところで久々に本作鑑賞のためにバルト9に足を運んだのですが、喫煙室がとても広いということを、喫煙者になって初めて実感する。カフェも初めて利用したよ。

 

クローネンバーグ作品、1年に1作は今後観ていきたい。

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