喉飴と鞭による映画・小説・漫画論評~このブログを見る者は地獄を見るだろう~

タイトルの通り、映画、小説、漫画を観終わった後に、感想を書くだけです。コメント頂ければ幸いです。

風と共に去りぬ(1939) ★★★★☆

2019-05-30 01:29:44 | ドラマ

TOHOシネマズ錦糸町にて鑑賞。

風と共に去りぬ [DVD]
クラーク・ゲイブル ヴィヴィアン・リー
アースゲート

監督:ヴィクター・フレミング

脚本:シドニー・ハワード

原作:マーガレット・ミッチェル

製作:デヴィッド・O・セルズニック

出演:ヴィヴィアン・リー、クラーク・ゲーブル

音楽:マックス・スタイナー

配給:MGM

上映時間:222分

 

 

 午前10時の映画祭上映作品。

 大長編恋愛スペクタクル映画にして、米国史上最も売れた映画である。

 

舞台は南北戦争真っただ中の米国。

ヴィヴィアン・リー演じるスカーレット・オハラの壮絶な半生を描く。

気品ある色男アシュレーに一途な想いを抱くアシュレー。

しかしアシュレーはスカーレットの友人メラニーと結ばれる。

クラーク・ゲーブル演じるレッド・バトラーはアシュレーとは正反対の逞しく強い女たらしの男、スカーレットにアプローチをかけるが、、

 

個人的にはバトラーを気に入った。

ただ育ちが良くて優等生で面がいいだけのアシュレーのようなキャラは嫌いである。

バトラーは肉体的にも精神的にもタフであり、男の象徴のような人物である。

ただ、俺が本作の登場人物だとしたら、最初にスカーレットと結婚して即死する人物だろう(笑)

 

バトラーもスカーレットも身勝手な印象を受けるが、押しの強さは凄い。

参考にしたいところである。

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キングダム(2019) ★★★☆☆

2019-05-26 14:05:11 | アクション

TOHOシネマズ日比谷にて鑑賞。

監督:佐藤信介

脚本:黒岩勉、佐藤信介、原泰久

原作:原泰久

出演:山崎賢人、吉沢亮、長澤まさみ、橋本環奈、本郷奏多

音楽:やまだ豊

主題歌:ONE OK ROCK

制作:CREDEUS

配給:東宝、SONY

上映時間:134分

 

俺が恋焦がれてる会社の女先輩と観に行った。恥ずかしながら24歳にして女性と2人きりで映画を観るのは初めてであった。だから楽しみで仕方がなかった。

キングダムは彼女が観たいと候補に挙げてきた作品のうちの1つだった。

(彼女と書いているが別に彼女ではなく、Sheという三人称の意味です。)

彼女はアベンジャーズか翔んで埼玉、コナン、キングダムのうちのどれかが観たいと言ってきた。

アベンジャーズについてはマーベルの知識全くないから除外。

埼玉は一緒に観たら楽しいと思ったけどもう既に1人で観てしまったし公開もとっくに終わっている。

コナンはアニメだから除外。

邦画のキングダムが妥当かなと。

 

レイトショーで21時半から0時過ぎの回。終電間際に終わるからそのあとホテルでも行けるかと淡い期待をしていた。

彼女は職場では髪を結っているがいつもプライベートで会う時は髪を解いていた。

しかし今回は髪を結ったままだった。

彼女はいつもより口紅が濃い気がした。いつもより綺麗だった…

 

彼女と待ち合わせの劇場ロビーで落ち合ったのは21時10分頃。

俺は劇場に入る前に彼女を屋上のパークビューガーデンに誘った。

本当は映画終わった後にガーデンに上がって、ベンチに腰掛けながら映画の感想でも語り合って良い雰囲気に浸れたら理想的だったのだけど。

彼女はコンビニで買ってきた唐揚げというジャンキーなものを食いながら、ガーデンを散策していた。

ロビーに戻る。

俺は彼女とポップコーンセットを頼んで二人で仲良く食べたかったのだが、

彼女は食べないという。仕方ないのでSサイズ買った。

 

場内に入る。

 

購入した席は最後列の最も端!!角度がついて観辛いかと思いきや、実は観易い上に周りに誰もいないから邪魔されない。というのは彼女が教えてくれたこと―――正確には彼女に職場の先輩が教えたこと。

 

で、ようやく本題に入る。。映画が始まる。

王道のジャンプ漫画の展開。まさに漫画を忠実に実写化したといったところ。

男同士の熱き友情!がテーマで、ヒロインすら存在しないほど恋愛要素が入る隙がなかった。よって、鑑賞中に彼女と手を繋ぐ隙など微塵もなかった。。。。

 


くそおおおおおお!!どちらかというと男同士の行き過ぎた友情=BLだし…

彼女は割と好きらしいが俺にとっては観ていて面白くなかった。

 

俳優陣や殺陣は迫力あって良かったが。

特にラスボス・左慈の剣裁きは圧巻。アクション俳優が演じているらしいから当然か。

続編もあるのかもなー。

 

監督はBLEACHと同じく佐藤信介。この人が監督すると実写化は忠実に再現してくれるのかも。

余談だけど佐藤信介は『たどんとちくわ』の脚本も書いてるのね。

以上

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忍たま乱太郎 (2011) ★★☆☆☆

2019-05-23 02:02:55 | コメディ

叔母がDVDで持ってたため鑑賞。

監督:三池崇史

脚本:浦沢義雄

出演:加藤清史郎、林遼威、中村獅童、檀れい

音楽:池頼広

配給:ワーナー・ブラザーズ

上映時間:100分

忍たま乱太郎 特別版 [DVD]
加藤清史郎,林遼威,木村風太
アミューズソフトエンタテインメント

 

忍たま乱太郎といえば小学生の頃までは夕方のアニメ枠で日常的に観ていた。

各々のキャラクターが個性的なため印象に残っている。

 

実写化に当たってきり丸の子役がはまっている。

あと、食道のおばちゃんを吉田新太が演じているのが面白かった。

 

本作は忍たまであるにも関わらず、ストーリーは子供にとって分かりづらいものとなっている。

というのも中盤までは登場人物の紹介だけで延々続くのだが、突然ウスタケ忍者隊という要素が加わってくるため分かりづらい。

しかも事の成り行きを説明するのが斉藤幸隆なのだが、ミュージカル口調で長々と説明するため眠くなる。

まあ、脚本書いてるのが浦沢義雄で監督が三池崇史だからこうなるのだが。

 

子供向けに見せかけといて、実はそうではないというのはカブトボーグを思い起こさせる。

続編では両者ともスタッフから外されてしまったが、子供向けに分かりやすくなったゆえに味がなくなってしまった。

 

シュールさを求めたいならぜひ鑑賞すべし!

 

だが気になるのは、音楽が全然忍たまの雰囲気と合っている気がしない。

アニメでは常にほのぼの脱力系の音楽が流れていたが、壮大な音楽ばかりとなっていて、これも入り込めない原因かも

以上

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8 Mile (2002) ★★★★☆

2019-05-13 10:36:23 | ドラマ

TSUTAYAで借りてきて鑑賞。

8 Mile [DVD]
エミネム,キム・ベイシンガー,ブリタニー・マーフィー,メキー・ファイファー,エヴァン・ジョーンズ
ジェネオン・ユニバーサル

 

監督:カーティス・ハンソン

脚本:スコット・シルヴァー

出演:エミネム、ブリタリー・マーフィ、キム・ベイシンガー、メキ・ファイファー

音楽:エミネム

製作:イマジン・エンターテイメント

配給:ユニバーサル・ピクチャーズ

上映時間:110分

 

世界一有名な?ラッパーであるエミネムの半自伝的映画である。

エミネムがB・ラビットという自身を投影したキャラを演じきっている。

 

映画のタイトルとなっている「8mile」とはデトロイトの都市と郊外、すなわち富裕層と貧困層を分ける境界線となっており、ラビットはラップの世界で境界線を越えることを夢みる白人青年。境界線を越えるべくバイトとMCバトルに猛進する日々。

昨今日本でもフリースタイルダンジョンというMCバトルの番組がブームとなり、俺は毎週のように食いついて観てきた。

しかしそれでいてMCバトルのバイブルともいうべき本作未鑑賞だったゆえに、もはやブームが過ぎ去りつつある今になって鑑賞。

感想として、ストーリーはリアルで味があって良かった。未だに親に脛かじるしかないやるせなさを抱える主人公に、やばい男に依存する母親に。

最後、MCバトルで優勝しても現実がすぐに変わるわけではないと示唆するラストも良かった。

ラビットの決勝戦での対戦相手が、言いたいことを先にすべて言われてしまい、あえて何も言い返さずに負けを認める所も潔くて良かった。

 

以上

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