喉飴と鞭による映画・小説・漫画論評~このブログを見る者は地獄を見るだろう~

タイトルの通り、映画、小説、漫画を観終わった後に、感想を書くだけです。コメント頂ければ幸いです。

~虫垂炎入院録 第二部 入院編~

2021-07-27 09:26:34 | 雑記

昨日に引き続き、虫垂炎との闘病の日々をお伝えするぜ!

で、無事二か月間が過ぎ、入院日を迎えたのであった。

ホッとした。二か月の間に再発する可能性も充分あったからである。

給料は下がるが、夜勤を外してもらっておいたのが良かったか。

それと、尿路感染になってから一か月間は禁酒していた。

 

入院は5日から1週間になるという話である。

思えば入院は小学生の頃、喘息で入院して以来である。

1泊2日だったか2泊3日だったか。

 

初めての手術ということで、初日は検査やら何やらして、2日目の朝に手術。

多床室であった。

何も緊張していなかった。

しかしオペ室に入る途端、内装と雰囲気が一変する。

オペ台に横になり、点滴から麻酔を注入。

麻酔入りまーすというかけ声が聞こえ、そこからは全く記憶にない。

徐々に眠くなっていくとかではなく、意識は即遮断されるのである。

起きたらもうストレッチャーに乗っていて、手術は終わっていた。

麻酔の副作用による吐き気が少々。当然傷口は傷む。

 

ここからが地獄。

手術から24時間はベッドに拘束されるため、飲食一切禁止、トイレにも行けないため導尿される。栄養は点滴で注入される。

導尿は初体験であった。もう意識冷める頃には導尿終わっていたが、排尿感が全くないのは辛いものがある。無意識に排尿されているのである。

ずっとベッドに横になっているのも辛い。しかも心電図やら血圧計やら巻かれているので、寝ようと思っても血圧計の圧力ですぐ起きてしまう。

何もすることがないと、スケベなことを考えるくらいしか思い浮かばないが、導尿していると勃起するとかなり痛みを伴うのである。よって何も考えられない。

3日目の朝になり便意を催すも、差し込み便器を使用。ベッドに寝ながら排便というのは、なかなか辛いものがある。結局出なかった。

昼になりようやく導尿その他諸々を外され解放される。点滴はまだ繋がれたままだが。食事が美味い。食欲は普段の半分くらい。

ロキソニンを飲んでも少し歩くのがやっとである。

4日目になると点滴もオフになり、ようやく自由の身になれるといったところか。

シャワーにも入れる!最高!

点滴オフでも点滴注入するための管は左腕につけていなくてはいけないのが若干億劫ではあるが。

入浴は1人40分まで。40分て割とシビアである。シャワー後に薬塗布したり髪乾かしていたりするとあっという間である。

食欲も湧いてくる。あ、今日はオリンピック開会式か。

病院は21時には消灯。

光源を発するものの使用は控えるように言われてしまうため、テレビもろくに観ることはできない。

向かいの人は光源発しまくりであったがな。(カーテン引いてあるものの天井がライトアップされていた)

だがオリンピック開会式は観ておきたいので許せ。コロナ禍をイメージしたプロジェクションマッピングつまらない演出だなーと思いつつ、長嶋が必死に歩いてる姿に感動するという平成生まれのくせに昭和のオヤジみたいな感性抱いたのだった。

あと、ピクトグラムは面白かったよな。

入院5日目。順調に経過しているからもう退院できると思いきや明日になりますだと。おい!!病院にはwifiが無かったため、あっという間にモバイルデータ使用量が規定量に達する。あと、俺と同日に入院してきた相部屋の患者が日に日に独り言多くなってくるのがなんとも…5日目はまじ退屈だった。入院費は計15万もした。入院前の半年間の通院代も含めれば20万は越すだろう。1か月分の給料が消えた。虫垂炎なら逆に言えばこれくらいで済む。

 

入院6日目。精算は先日終えているため、退院。普通ならタクシーで帰るところだが、近いので徒歩で帰った。

すぐ入浴!1週間ぶりの湯船は気持ちが良い。

 

まだ腹圧はかけられない。咳やくしゃみするとき、笑う時死にそうになる。

 

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↑こんな風になる

 

果たして4日後に職場復帰できるのか不安だ。デスクワークなら良かったが、ハードワークのため。まあ、もし全く仕事にならないようなら1か月くらい休職するか、思い切って退職するかw

ロキソニン飲まないとやはり眠れない。きりきり痛いのだ、臍部の穴が。

虫垂炎は、原因がはっきりしない病気だ。

過酷なシフトで身体を壊したか、ストレスか、それとも飲酒のしすぎか?

自分でコントロールできるのは飲酒くらいである。

飲酒は今後も、基本的に家では1杯のみ、翌日休みの日以外は休刊日としていきたい。もちろん、傷が治るまでしばらくは禁酒だ。

今後もまた体調崩すことがあれば、もう思い切って仕事辞めるしかないだろう。

今の職はほぼ慢性的に人手不足が常だからなー。(どこもそうかもしれんが)

まあ、デスクワークに転職したいところではある。

虫垂なくなった身体になったわけだが、その影響があるかどうかも分からない。

まだ医学的に解明されていない部分もあるらしい。

何かあればここにも追記していく。

 

以上!

 

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虫垂炎入院録 第一部~入院前~

2021-07-26 16:43:17 | その他

映画評とは全く関係ありませんが、つい先日まで私こと埋物の庭は虫垂炎で入院しておりました。入院中手術行いました。あ、これは映画評が滞っている言い訳ではありません。映画評の更新止まっているのはただ単に映画観てないからです、すみません。最近は新作をほとんど観なくなってしまいました、ドラマやアニメを観る機会が増えたのもあり。10月あたりからまた映画館月2回行くようにします。

で、今回は「私はいかにして虫垂炎になり、手術に至ったか」記していこうと思います。虫垂炎はいつどこでなるかよく分からない病気です。これから虫垂炎と診断され、手術しなくてはならない!という人にとって一助になればと思います。

まず、私が虫垂炎と判明したのは最近のことです。しっかりと診断されたのは5月末。それまでの経緯を説明致します。

 

第1章 ~止まらん下痢~

遡ること去年の12月。私はその日は夜勤を控えていましたが、朝起きたらだるい、気持ち悪い。昨日ビールを飲んでいたが少量だ。飲んでいた時も、なぜかそんなに美味しくないとは感じていたが。

夜まで体調不良というほどではなかったが、徹夜するのは不可能と判断、仕事は休む。食欲一切なし、MAX KT37.8

翌日は下痢止まらず。お腹は痛くないが水様便。けつの穴が死ぬ。

時期が時期なためPCR検査を受け、会社も念のため休んだ。

翌々日、近くのクリニック受診。胃腸炎との診断。熱やだるさはないが、ゲリピーはなかなか止まらず。抗生剤を処方され、しばらく内服したら落ち着いた。

 

第2章 ~再び悪寒~

2週間後、起きたら悪寒がひどい。なんとなくだるく、やや腹痛もあったが、排便良好だったためそのうち治ると思っていたが、出勤してから急激に悪化。

起き上がれないほどの吐き気を催しトイレに駆け込んだ。

その日も夜勤だったが45分で早退。夜勤を突発的に休むのは一番したくないことだが、どうしようもない。

動くと気持ち悪く、帰ることもままならないため職場のベッドでバケツ用意して寝ていた。職業柄、看護師もいるから腹部診てもらう。このとき虫垂炎疑いもあったが、右下腹部押してもそれほど痛くなかったことから、あまり疑い強くなかったため救急車を呼ぶことはしなかった。前日はビール2杯くらいは飲んだが…

家族に車で迎えに来てもらうことに。こんなことなら最初から休めばよかったよ。

あと、わざわざ家族に来てもらわなくてもタクシーで帰ることもできた。そこは甘えだと思う。だがタクシーで万が一ゲロ吐くと申し訳ない思いがあった。

翌日、熱はKT 36.6 まで下がるも、腹痛は残る。下痢も多少あり。夜勤前のストレスからくる胃腸炎だろうか?また前回行ったクリニックへ行き、採血の結果を待つ。夜にはKT 37.4に上昇。

採血の結果は異常はなかったとのこと。炎症反応を示すCRPは高かったが。

それからも数日は夜になると微熱が出るという日々が続いた。3日間休んで職場復帰。

 

第3章 ~忘れた頃にまた~

 

職場も異動し時は4月。またしても夜勤前。朝起きたら、腹が痛いのと倦怠感と。

昼過ぎに欠勤の電話を入れる。

夜、寝冷えしたせいか?

これまで夜勤前は酒飲まないように対策とっていたが、これからは翌日仕事の日以外は極力酒を飲まないようにすることに決めた。

翌日、体調不良につきベッドからまともに起き上がることもできず。

また前回のクリニックへ行き、ビオスリーを処方される。

この頻度なので、腸に異常が起きている可能性を疑っていたが、職場の異動によるストレスもあるのではないかと考えた。

翌々日から仕事復帰。

 

第4章 ~精密検査、虫垂炎発覚へ~

 

5月半ば。休日に知り合いと久々に飲む約束をして浮かれていた。

前日にウイスキー3杯飲んだせいか、なんか少し腹の調子が悪いような。

せっかく酒とつまみを買ったのに、腹痛でほとんど飲むことができなかった。

すぐ帰るという選択肢をとればよかったのに、酒を微量といいつつも飲んでしまった俺。もう翌日休むと決めていた模様。

予定通り腹痛により欠勤。

飲む日の制限だけでなく、量も制限しないといけなくなったか?

ビールは1日350ml缶2本、ウイスキーもハイボール1杯までとするか。

今までの飲酒量からすると半減くらいになる。

 

また前回のクリニック行こうと思ったがあいにく日曜でやっていないため、

別のクリニックへ行った。ロキソニンのみ処方される。

ロキソニンで体温下がるも、翌日の夜勤をこなす自信なかったため休むことに。

 

うん、休んでおいてよかったね、熱が38度まで再び上昇。

翌々日、クリニックへ。

もう4回目、流石におかしいと思い精密検査を希望することにした。

何で一昨日すぐに検査希望しなかったのだろうか。

で、まず尿検査で潜血あり、膀胱炎かもしれないと疑われるも尿路感染症と診断。

この時点で仕事をしばらく休むことが確定。

尿路感染症は、大腸等から細菌が尿道まで流れてしまうこと。

当日から数日間、クリニックに通って点滴を打ってもらうことに。

4日間通って、CRPもだいぶ下がり、炎症落ち着いたのでようやく精密検査。

CTスキャンにて行う。結果、虫垂に膿が溜まっており、虫垂炎を過去に起こしていたことが疑われるため、すぐタクシーに乗って病院を紹介された。紹介状わざわざ書いてくれてありがたい。だが早くしないと土曜だから病院しまってしまう!

病院で外科を受診、急性虫垂炎の診断とのこと。まじか。

肝臓か胃腸が悪くなっていたとかなら想定していたが、虫垂とは。(腸ではあるが)

いわゆる盲腸というやつだ。皆さんも過去にクラスメイトに1人くらい盲腸で入院していた奴がいたのではないだろうか。

虫垂炎になった場合、抗生剤で膿を散らして炎症を抑えるのみの治療と、虫垂ごと切除してしまう治療(手術)の二通りがあると。もうこれ以上腹痛で仕事を休みたくなかったため、即手術する決断をした。

だが、驚くことに即手術、入院というわけにはいかないのであった。

手術には待機的手術といって、しばらく時間を置いて一度炎症が落ち着いてから手術する方法があるとのこと。その方が手術のリスクは少ないという。最低二か月も待たなければならないという!病院側のスケジュールもあるのかもしれないが。手術のスケジュールだけ決めて終了。ようやく職場復帰。

しかし手術までにも検査のために2回病院へは通った。本当に手術するというのは面倒なものだ。同意書もたくさん必要だし。初めて肺活量の検査をやったけど、息を吐くタイミングが悪すぎて検査員を困らせた模様。

 

本日の手術録はここまで。明日は、いよいよ入院中のことについて書くぞ!

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アイリッシュマン(2019) ★★★★☆

2021-07-14 14:56:42 | ギャング

渋谷アップリンクにて鑑賞。

監督:マーティン・スコセッシ

脚本:スティーブン・ザイリアン

原作:チャールズ・ブラント

出演:ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、ジョー・ペシ、アンナ・パキン、ハーヴェイ・カイテル

音楽:ロビー・ロバートソン

製作・配給:Netflix

上映時間:210分

 

往年のギャング俳優たちが久々に勢ぞろいした作品。作品のテーマは「老い」に重きが置かれている。

感想書きたいがあまりにも眠くて前半部分寝てしまった。仕事終わりに3時間半の映画観るのは無謀だった。

それから1年半後、NETFLIXに加入して再鑑賞。

でかでかと出てくる日本語字幕に最初吹いてしまった。

 

アル・パチーノ演じる労働組合のドン、ジミー・ホッファ失踪事件について手記に基づいて描かれている。いやあ、アメリカの裏社会て怖いもんですなあ。組織のためなら手段を選ばない。ケネディとかのエスタブリッシュメントは、こういう裏組織に支えられて票田掴んでるのも事実なんでしょうな。

最後の老人刑務所で老いていくシーンが、介護士である俺にとってはなんとも。

 

ロバート・デ・ニーロ演じるフランク・シーランが、死後も何かあるはずだと土葬を選択するシーン印象的ですね。あれだけ人殺しといて自分は生にすがるタイプ。

蓮実重彦は本作が大嫌いなそうで、評論をいつか読んでみたいです。

以上

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