はにわ会のいその君に誘われてDiscordにて皆で話しながら鑑賞。
監督:大林宜彦
脚本:剣持亘、内藤忠司、大林宜彦
出演:富田靖子、尾美としのり、藤田弓子
音楽:宮崎尚志
主題歌:富田靖子
原作:山中恒
大林作品は三作目。結構観てるなぁ。
尾道三部作の一つ。けど『野ゆき山ゆき海べゆき』も尾道が舞台だったような…
大林監督は、児童文学を映像化するのが得意なのだろう。
本作は今まで観た二作よりコメディタッチである。
ブラック要素も強い。
時かけよろしく主題歌をエンディングロールでヒロインが歌うアイドル映画として鉄板の演出がありつつ、本作は親子関係についても描いている。
主人公のマザコンっぷりが凄い。親の前で堂々とエロ本を広げて読めるのは異常だ。
そして、望遠レンズで女子校を覗いているというのは映画だし中学生だからいいと思う。しかし、覗いていたことを本人に伝えてしまう主人公はやばすぎやろw 観ていて背筋が凍る。
岸部一徳がまた教師役で出演。救急車を呼んでみたかったんだ!といきなり発狂するし。
主人公のやばい設定を緩和するために、ドタバタ要素強めてるのかなあ。
やたらと宙返り披露する主人公の友人が千葉真一の弟子ていうのが笑える。
ジャニーズではなかったか。
テーマ曲のショパンの『別れの曲』が素晴らしいし、女の子が白塗りすると本当に美人、やはり日本のおかめ納豆文化を廃らすわけにはいかない!(あたおか)
母親がノイローゼいうけど、全く干渉してこない父親の方がどうかと思ったぞ。そう思いきや最後いいとこどりするし、なんなんこの作品。
時かけよろしく、最後必ず十数年後の世界描くのな。まあ、この主人公に限っては振られて当然としか思わないが、似た人を横に据えているというのは説得力があると思った。
以上