喉飴と鞭による映画・小説・漫画論評~このブログを見る者は地獄を見るだろう~

タイトルの通り、映画、小説、漫画を観終わった後に、感想を書くだけです。コメント頂ければ幸いです。

さびしんぼう (1985) ★★★★☆

2022-08-07 21:33:43 | アイドル

はにわ会のいその君に誘われてDiscordにて皆で話しながら鑑賞。

 

監督:大林宜彦

脚本:剣持亘、内藤忠司、大林宜彦

出演:富田靖子、尾美としのり、藤田弓子

音楽:宮崎尚志

主題歌:富田靖子

原作:山中恒

 

大林作品は三作目。結構観てるなぁ。

 

尾道三部作の一つ。けど『野ゆき山ゆき海べゆき』も尾道が舞台だったような…

大林監督は、児童文学を映像化するのが得意なのだろう。

本作は今まで観た二作よりコメディタッチである。

ブラック要素も強い。

 

時かけよろしく主題歌をエンディングロールでヒロインが歌うアイドル映画として鉄板の演出がありつつ、本作は親子関係についても描いている。

主人公のマザコンっぷりが凄い。親の前で堂々とエロ本を広げて読めるのは異常だ。

そして、望遠レンズで女子校を覗いているというのは映画だし中学生だからいいと思う。しかし、覗いていたことを本人に伝えてしまう主人公はやばすぎやろw 観ていて背筋が凍る。

岸部一徳がまた教師役で出演。救急車を呼んでみたかったんだ!といきなり発狂するし。

主人公のやばい設定を緩和するために、ドタバタ要素強めてるのかなあ。

 

やたらと宙返り披露する主人公の友人が千葉真一の弟子ていうのが笑える。

ジャニーズではなかったか。

 

テーマ曲のショパンの『別れの曲』が素晴らしいし、女の子が白塗りすると本当に美人、やはり日本のおかめ納豆文化を廃らすわけにはいかない!(あたおか)

母親がノイローゼいうけど、全く干渉してこない父親の方がどうかと思ったぞ。そう思いきや最後いいとこどりするし、なんなんこの作品。

時かけよろしく、最後必ず十数年後の世界描くのな。まあ、この主人公に限っては振られて当然としか思わないが、似た人を横に据えているというのは説得力があると思った。

 

以上

 

コメント
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セーラー服と機関銃(1981) ★★★★☆

2015-02-06 13:40:15 | アイドル
セーラー服と機関銃 角川映画 THE BEST [DVD]
クリエーター情報なし
KADOKAWA / 角川書店

台風クラブの監督の人。

柳澤しんごがまだ子供!

薬師丸ひろこは髪型もショートで
ボーイッシュだなあ。

作品の内容は女子高生がヤクザの組長を勤めることになるというあり得ない話だけど作品の切ない感じがよかった(こなみかん

地雷…映画で一番緊張するシーンて地雷だよなぁ…いつ爆発するかわからないあの緊張感が…(こなみかん

最初に校門でヤクザの集団に迎えられるシーンは爆笑しちまいましたね、シュールすぎる訴訟、

最後の殴り込みのときの二人の関係が片思いのホモであるという所が良かった。今の自分の状況を投影…そして最期は好きな人二人に抱かれて死ねて幸せというセリフを残して…本当に切ない!でもこういう死に方憧れる。俺も一生男に片思いでいいのかななんて…

テーマ曲のCDも今度借りてみたいですね。いい歌詞(こなみかん

以上こなみかん三連発でした

コメント (2)
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