喉飴と鞭による映画・小説・漫画論評~このブログを見る者は地獄を見るだろう~

タイトルの通り、映画、小説、漫画を観終わった後に、感想を書くだけです。コメント頂ければ幸いです。

ファイト・クラブ(1999) ★★★★★

2021-11-24 23:29:04 | スリラー

午前10時の映画祭企画にて、TOHOシネマズ錦糸町オリナスにて鑑賞。

監督:デヴィッド・フィンチャー

脚本:ジム・ウールス

原作:チャック・パラニューク

製作総指揮:アーノン・ミルチャン

出演:エドワード・ノートン、ブラッド・ピット、ヘレナ=ボナム=カーター

音楽:ケミカル・ブラザーズ(ダスト・ブラザーズ)

主題歌:ピクシーズ

配給:20世紀フォックス

製作:リージェンシー・エンタープライズ

上映時間:139分

 

スポ根もののボクシング映画かと思いきや、全然違うではないか。

意表を突かれた、面白すぎる!!

 

オープニングからいきなりやかましいケミカルブラザーズの音楽が始まる。

偶然にも昨日、ケミカルブラザーズ調べてたとこだったので驚いた。

最初から主人公の行動が面白すぎる。

安心するために自分より下にいる人たちの会合にわざわざ顔を出す。

自分ももし一度でも顔を出したら、はまるかもしれない。

結核や感染症の会合には、足を運びたくない気がするが…(差別的発言か)

 

同監督作では最近の『ゴーン・ガール』は観ているが、なるほど監督の作品の傾向がなんとなく分かった気がします。

もちろん、映画だから冷静になると突っ込みどころ満載だが、下級層やエッセンシャルワーカー達のグローバリズムに対する不満を表現しているというのは分かりやすい。それはブラピ演じるタイラーが直接発言していること。

 

驚くのは、公開年の翌々年、映画の内容が現実のものとなったことだ。

同時多発テロの光景とラストシーン。

本国ではテレビ公開できないそうだが、そりゃそうだろう。

 

さらに度肝を抜かれたのは、町山氏のAmazon Musicにおける同時視聴解説において、実際に映画の真似をして日本含め世界中にファイト・クラブができてしまったということ。(今はブームは消え去った模様)

エドワードノートン以下の貧弱体質の俺が参加したら一撃で死ぬだろう。

肉体性を求めるという意味では、コロナ禍にまた流行りだしたりしてな。

事務局オフタイムの現代版の『時計仕掛けのオレンジ』という宣伝文句に納得だ。

いやあちらは仮想の未来が舞台だが、現代を舞台にした本作の方が影響力は強い。

日本人からすると、オウム真理教を観ているような気分になりましたね。

集団心理がうまく表現できているような気がします。

伏線とかすべて分かりやすいうえにうまくできてるのが良い。

 

ところで最後口に銃発射したのに、なぜ死なないんですかね…

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A(1998)★☆☆☆☆

2021-11-21 09:07:24 | ドキュメンタリー

Amazonプライムにて鑑賞。

監督:森達也

製作:安岡卓治

出演:荒木浩

音楽:朴保

上映時間:135分

 

オウマーの知り合いの家で一緒に観れば盛り上がるかと思っていたのだが…

酒を飲みかわしながら観るもんじゃなかったんだよなぁ…

 

まず黙って観なければ、オウムの人間が小声で早口なため何を言っているのかあまり聞き取れない。

『AGANAI』の方が引き込まれた。

まあ、オウマーにとって何か目新しいシーンがあるかといえばそうでもなかった。

「ドライカレーの作り方 これは簡単!」て書いてあるのが、わざわざ壁に書く必要があるのかと疑問が残った。

YOUTUBEで観たことあるが、馴染みある地域の当時の様子が伺い知れて、そこは貴重である。

荒木氏たちは私たちは執行部でないから事件については知らないしと笑っていたが、AGANAIを観る限り今でもそれは変わらないのだろう。

ていうかちゃんと観てないのに感想書いて大丈夫なんですかね…

続編のA2は…当分観ないと思います。

135分もあったか?途中で回線切れただけかもしれん。

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未来世紀ブラジル(1985) ★★★☆☆

2021-11-12 01:57:32 | SF

TOHOシネマズ錦糸町オリナスにて鑑賞。

監督:テリー・ギリアム

脚本:テリー・ギリアム、チャールズ・マッケオン、トム・ストッパード

出演:ジョナサン・プライス、ロバート・デ・ニーロ、マイケル・ペイリン

音楽:マイケル・ケイメン

製作:エンバシー・インターナショナル・ピクチャーズ

配給:20世紀フォックス

 

最初、ショーン・コネリーが出てくるんだよなと勘違いしていたが、それは『未来惑星ザルドス』であった。

 

テリー・ギリアム監督作を観るのは初めてである。

 

コメディが本作では風刺っぽく描かれてる。未来世紀というのは邦題であり、舞台は20世紀である。タイプライター出てくるから昔の時代に情報統制がされていたらという設定だ。

今現代は実際にここまで極端ではないものの、情報統制されている時代である。ゆえに笑っていいシーンでもなんだか笑えないのである。

ジョナサン・プライスの頼りなさっぷりが良い。

ロバート・デ・ニーロはどの映画にも出てるな…

彼が演じるタトルはテロリストとして扱われているが、ただ情報統制から外れたい身として反体制派として生きているだけである。まあ、共産主義になったらこうなるんやろな。

今の中国を描いた映画という感じでした。

だが、ジルが夢に出てくるというのはどういうわけなのか。そして絶望的なバッドエンド。ジルとはなんだったのか。

今後も映画の世界ではテロが続いていくのだろう

サムが逃げるパートがくどいです。

以上

 

 

 

上映時間:143分(オリジナル版)

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巨乳マッサージ しびれて絶頂 ★☆☆☆☆

2021-11-07 10:58:40 | コメディ

上野オークラ劇場にて鑑賞。

監督・脚本:清水大敬

出演:青山菜々、柏木もえ、他

 

ピンク映画館というものが上野に存在する。

昔はAVが無かったから、映画館でポルノを観るということに価値があるのは分かる。

しかし自宅でAVが観れる時代になるとピンク映画は廃れていった。

それでも、ピンク映画館に足を運ぶ者てどんな物好きなのか。

それを確かめに行くべく、上野に足を運んだ。

 

不忍池のすぐそばにあるオークラ劇場。

ピンク映画館は、ホモのハッテンバと化していると事前に調べていた。

恐る恐る足を踏み入れた。特選劇場というのも2階にあるが、こちらの方がハードルは高いそうだ。

フロントは何の変哲もない。券売機でチケットを買うスタイル。

受付のおばさんが入念に消毒を行っていた。

 

しかし劇場の扉を開けると確かに事前情報通りだ。

席は空いているのに、後ろの方で立ち見してるおっさんたち。

観客の9割5分はおっさんだろう。

人の出入りが激しすぎて落ち着く暇もない。

端っこの方で喘ぎ声を出し始めるおっさん。横を振り向く勇気がなかったが、行為に及んでいたのかもしれん。

空いてる席に適当に座ったが、ドリンクホルダーにペットボトルが置かれたままで意味ありげで何か怖かった。

かばんをしっかり前に抱えて防御態勢を整える。

しかしよぎる不安とは裏腹に、何も起こらないのであった。

途中でカップルで入ってきた中年の客がいてびびった。

何度も出入りしてるおっさんは、映画を観る以外の目的があるのだろう。

それが何なのかまでは分からなかったが。

とにかく座ってから映画が終わるまで、帰りたくて仕方がなかった。

入れ替え制で3本立てだけど、1本目終わって即劇場を後にしたわ。

 

で、映画の内容。

普通のAVでしかない。コメディタッチでつまらん。

たまたまコメディタッチの作品に当たっただけなのかもしれんが、

ピンク映画でこんなにつまらんものか。

興奮する箇所が1つもない。シェーンのくだりは面白かったが。

もうピンク映画を観ることはないと思います。

くだらない。

よくこんなつまらんもの、わざわざ金払って観に来れるなというレベル。

 

以上

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大阪旅行記

2021-11-05 14:26:24 | 旅行

今回は映画レビューではない。旅行記である。

旅行はコロナ禍になってから行ってないので2年ぶりくらいではないか。

 

自己都合退職した私は、リフレッシュに大阪に旅行に行くことに決めていた。

大阪に久しく会っていない知人がいるから、そいつ誘ってまだ行ったことがないUSJ行こうと考えたわけだ。

 

大阪には3泊4日の旅程で行った。

今までは仕事の都合上、通常は3連休までが限界だったから今までできなかった3泊をやってみようというわけだ。

(結果的に、2泊3日で良かったことが後ほど分かった。)

 

前回は行き帰りも知り合いと一緒だったから深夜バスで行ったが、深夜バスは料金的には安いが疲れるため贅沢に新幹線にした。

しかも昼過ぎに着くという余裕の日程。

平日ゆえに空いていた。

出張に向かうサラリーマンがほとんどだ。

いかん、つい仕事をどうするか考えてしまう。

 

今まで大阪好きの友人と学生時代、二度ほど大阪に行き、家族旅行でも一度行っているからこれで四度目である。

USJ以外にもいくつか目的がある。目的は3つあった。

1…大阪城へ行く(日本100名城スタンプラリー制覇のため)

2…USJへ行く

3…SHINGO西成の看板を観に行く

 

3だけ浮いているな。。

うん、3日で足りるね。1日余ったから梅田でも散策するかと、1日はフリーの日とした。

なぜ梅田にしたかといえば、心斎橋は家族旅行で行ったし、ベイエリアへは友達と行ったから、行ってないのは梅田エリアくらいかなと思ったのである。

すなわち旅程はこうなる。

1日目…昼過ぎに大阪に着き、大阪城で100名城スタンプを押してモントレホテル泊まる

2日目…梅田周辺散策及び国立国際美術館行く

3日目…知り合いとUSJへ行く&西成散策

4日目…スパワールド散策、東京へ帰る

 

1日目

早速車内でビールを飲む。普段はトイレを気にして通路側の席を購入するが、空いているので窓側の席を購入。

ウィリアム・ギブスン著『ニューロマンサー』を読んでいるうちに新大阪到着!

SF小説は情景を思い浮かべづらくて読みづらい。

 

まずは腹ごしらえじゃ。車内でも弁当食ったけどまだ足りないのでもう少し何か。

今回、グルメについては梅田にあるダイヤモンドカリーを食べるということ以外はこだわりはない。

よって、駅ビルにある普通の蕎麦屋に入ったのであった。(店名を忘れてしまった。)

 

それから、大阪城へ向かう。

大阪城公園駅ではなく、森ノ宮駅から行った気がする。

 

大阪城公園、めちゃ広い。どこが入口だ?

実は大阪城には一度家族旅行で来ている。もう10年くらい前だが。

その頃はまだ100名城スタンプラリーを始めていなかったため、押すことができなかった。

 

コロナの影響により、まだ検温や住所を入場時に書かされる。

入場者は外国人が多い。受付の人が美人(どこ見てんだ)

 

大阪城。城なのにエレベーターがあるという突っ込みどころ。現代に城があればバリアフリーのため当然あるであろう。

大阪城の展示は演劇仕立てになっており、城主秀吉の生い立ちから死まで、俳優が演じた時代劇仕立てのものを映像で観ることができる。

しかし数が多すぎるため全部は観なかった。

 

城内は外国人が多かったように思う。

大阪城は日本100名城では54番目の城。現在の大阪城は3代目。

ライオンズクラブ寄贈の大阪城のリアルなミニチュア模型が、年代ごとに飾られているが、それを見れば一目瞭然。

初代の大阪城が圧倒的に美しいと思う。そして現在の大阪城は初代をモデルに造られている。

二代目はなんか区割りがきっちりしすぎていて、余裕がない印象を受ける。

 

スタンプをインフォメーションで押して、広場の自販機でアイスクリームを買って休む。

そのまま歩いてホテルへ向かう。しかしチェックイン18時からの安いコースにしてしまったがまだ16時なんですが…

大阪城ホールを越えて、ビジネス街みたいなところへ。

夕食はこのあたりで食べるとしよう。

ビジネス街(城見?大阪ビジネスパークがある箇所)を越えて、片町橋を渡る。

川沿いを歩いて時間を潰そう。

 

川を越えると居酒屋もいくらかありそうな雰囲気だな。ベンチに座って黄昏る。

これから俺はどうしていくのやら。

本当なら大阪じゃなくてコロナじゃなかったら有休消化で海外でも行きたいところだ(日本語以外喋れないが)

 

夕食は東京にいくらでもありそうな居酒屋「焼鳥酒場とりくに」にて。

早い時間のためまだ誰もいない。

安いから飲み放題コースにしようか一瞬迷ったが、泥酔した状態でホテルへ行くという失態を犯したくないため3杯でやめといた。

早く大阪の知人(以下アポ氏とする)に会いたいものだ。

 

泊まったホテルはモントレという系列ホテルである。

ただ泊まったことのない系列であるというのと、そこそこの価格なので間違いないだろうということで決めた。

今回、毎日違うホテルを予約しており、どんなホテルに泊まるのかも楽しみの1つであった。

(そのせいで毎日糞重い荷物を毎日背負うか駅のロッカールームに預けなければいけないはめになった。もう二度とやらない。)

 

モントレはニューヨークスタイルのホテルらしい。土足で上がるタイプ。

苦手だ。やはり靴脱ぎたい。今度から旅館にしよ。

ホテルマンの接客は実に良かった(ホテルだから当たり前か)

 

ホテルはルームキーがないと部屋の階に行けない仕組みになっていた。防犯もしっかりしている。

では大浴場へ。

 

ここで俺はやらかした。

まず、脱衣所へ行く前に貴重品入れのためだけのロッカーがあるのだが、そこを俺は脱衣所と勘違いし、本来最低限の服を着ていかなければ

ならない廊下を全裸で歩いてしまった。あまりにも廊下が長いので間違いに気づいた。

誰にも気づかれなくてよかった。まあ気づかれたとしても男しかいないから別にいいのだが。

 

浴場は普通。

 

2日目

起きて朝食へ向かう。朝食付きのプランだからだ。

ホテルの食事は本当に品目が多い。

朝からこんなに食べられるわけねーだろ。でもこれがホテルだ。

一品一品の量は少ないから食べられるけどね。ごはんに納豆、のり、漬物、かけるもの多すぎぃ!

さらにバイキングもあり、オプションでお茶漬けまで頼んだ。

泊まっている人数が少ないため、結構狭い部屋だった。

ゆえに客のおじさんがホテルマンに「もっと開放的な部屋があるじゃない」とダメ出ししていた。厳しい。

たらふく食って、しゅっぱつ。

まずは国立国際美術館へ向かおう。

 

中之島へ到着。

ここは完全にビジネス街である。東京でいうなら銀座みたいなものだろう。

日本銀行大阪支店もある。

私はここで感慨深い場所に遭遇した。

 

「御堂筋」と「淀屋橋」だ。

 

一緒に歌ったのがいい思い出だ。

この都はるみの『ふたりの大阪』に出てくる2つのキーワード。

まさにこのビジネス街で2人の関係が育まれていたのだ。

もう退職してしまったので、歌うことはかなわないが…

この歌の舞台の巡礼も面白い。

 

では美術館に到着。外観は個性的だ。

 

 

 

私は映画館巡りと同じように、美術館も特に観たい展示があるわけではないが

美術館に行くためだけに行くことがあり、今回はただ来たかったから来たのだ。

どんな展示があるのか。

この美術館は建物が地下に広がっているのが特徴だ。

現代美術を扱っているため、展示内容は難解だ。

ボイス+パレルモ展をやっていた。

どちらも知らない作家だが、ボイスは有名な彫刻家であるとのこと。

社会活動家でもあり、「社会を彫刻する」をモットーに、現代社会に問いかける作品を多々発表してきた。

まあ、理解不可能。黄色い電球とみかんが置いてあるだけだったり。

カントの哲学書とソースとアタッシュケースの組み合わせとか。

死んだうさぎに●●を教える方法とか。

 

現代美術との向き合い方は教養がないと難しい。私の尊敬する友人の島鉄君は、

「現代美術は既成美術にないもの、社会の諸問題や価値について問うものが多い。作品コンセプトを知らないと意味が分からず、作品との対話が必要だ。ただ見るだけで楽しめる美術と違って難解と思われるのはそのためかな。」と

無教養の私を批判している。ああ、図録買っておけば良かった。もう遅いが。今度から美術館行ったら図録買うことにしよう、よほど高くなければ。

常設展の日本人の作品の方は、公害をテーマにしてそうな作品はなんとなく伝わってきた。

学生運動と同時に、現代美術家達も運動を盛り上げていた時代なのだ。

俺も現代美術と称して亀有駅前で『こち亀~~~ん』と捕鯨を演じてくるか。逮捕待ったなし。。

 

しかし現代美術は作品の自由奔放さからエネルギーを貰える気がした。

 

で、中之島探索。すぐ近くに中之島美術館があるが現在改装中。今度来たときはこっちに来るか。あと大阪市博物館も。

 

中之島は、ビジネス街の中心に陸の孤島が浮かんでいるのが特徴的だ。

この孤島にはバラ園がある。ビル群に囲まれたバラ園。このミスマッチが面白い。

都会に疲れたらバラを見て癒されよう。バラってこんなに種類があるんですねえ。

ビアガーデンもありましたよ、まだやってないけど。

 

では戻ろう。梅田駅へ行って、ダイヤモンドカリーを食べよう。

ここだけは事前に下調べして来ました。大阪にしかないチェーン店。

ココ壱みたいなもんで、別に高級店ではない。欧風カレー。

普通に美味しかったが、大盛りにするべきだったわ。

普通盛りだと少なすぎた。

 

食い終わってどうするか。梅田て何があんやろ。

梅田駅第一ビルから第四ビルを何往復もした。

駅周辺も歩いてみた。

知り合いの知り合いのブログ を読んで、面白い場所がないか調べたが、流石に1人で観覧車に乗る勇気はない。

 

とりあえず高い所でビールでも飲んでみたい。

というわけで梅田スカイビルへ。来るのは2回目。(高校の友人と来た事あり)

展望台に登るだけでかなりの金額をとられる。

 

よし、ハワイアンビールのビッグウェーブを注文。

梅田の景色を見下ろしながら飲む。

 

…観覧車乗るのとあんまり変わらん気がする。

 

ここで気が付いた。

梅田つまんねーーー!!

梅田は、東京にあるような商業施設ばかりだし、トーキョーモンが来るところじゃなか!

大阪人にとっても、梅田は東京の臭いがするらしい。スープストックトーキョーまでありましたからねえ。

もういいや、駅に戻ろう。

方向音痴の私は、気が付くと福島まで着ていた。

このあたりは割と下町っぽいなあ。

無事梅田に戻り、ブログに載っていた昔のアーケードがあるゲームセンターに行くも、難しすぎて5分で離脱。

昔のアーケード難しすぎません?

 

行き場を失った。

 

梅田にはもう二度と来ないことを誓ったのであった。

 

夜はおしゃん亭という居酒屋にて。あんま人気なさそう。

呼び込みのおばちゃん必死だった。

 

そしてアパホテルに泊まる。アパホテル予約してからというもの、ネットでアパホテルのCMしか流れなくなった頭おかしくなりそう。

アパホテルは東京にいくらでもあるが、一度も泊ったことなかった(社長が極右なので毛嫌いしていた)

怒涛の勢いで最近建ってるけど、従業員足りてんのかなあ。

新卒ぽい女性らがフロントでお出迎えや。

部屋まで行く。アパホテルはモントレと違ってルームキー差さなくてもどの階でも行けてしまうんですねえ。

 

部屋入ったら、信じられんほどの狭さだった。

ベッドがでかすぎる。部屋に対するベッドの占める面積大きすぎて、荷物広げる場所ない。

やたらエコにこだわってる環境に優しい面はあるみたい。

VODが無料なため、部屋に到着するなりエロ動画を鑑賞するのであった。

浴室は普通だった。

明日USJにて落ち合うアポ氏からLINEが。家の鍵失くしただとぉ!??

何でこのタイミングで失くすのか。仕方ないから漫画喫茶泊まったらしい。

不安がよぎる

 

3日目

起きてバイキングへ。ここで衝撃的な光景を目にすることになる。

コロナ対策につき、ディスポをつけてバイキングをとれというのだ。なんちゅう面倒くささ、そして窮屈さ。

アパホテルはコロナ患者の受け入れもしていたからか?やりすぎではないかと思ったが、知り合いに聞いたところ、

今は大抵こうしているらしい。ここまでやるならバイキングにしなくてもいいと感じた。

もうコロナ禍終わるまではバイキングに行きたくないわ。

 

今日はとうとうUSJや!もう一人旅は終わり。アポ氏に会える!

USJ行きの電車は平日だから空いていた。

3年半ぶりの再会。

本当なら彼女とUSJに来たかったもんや…

 

まずはハリーポッターに乗る。

荷物は全て預ける必要がある。

 

これが地獄だった。

ディズニーランドのスターツアーズ程度のものかと思っていたが、小刻みに揺れるわ、映像が出たり出なかったりで気持ち悪くなった。

空腹状態でもあったからアポ氏とともに降りる頃にはげっそりしていた。もう二度と乗らね。。

あとハリーポッターのあらゆる要素を詰め込みすぎていて非常に疲れる。

 

続いてジョーズに乗る。

もう50年以上前の映画になるって凄いな。

並んでる箇所に飾られている写真の人物たちを指して、こいつら皆後に鮫に食われる犠牲者やー!とか言ってけらけら笑って、完全に中学生みたいなテンションに突入していた。

だが、本番はここからだった。

 

ジョーズはディズニーランドのジャングルクルーズみたいなもんで、キャストである添乗員もアトラクションの最中、終始演技を行う。

その演技が・・・本気だった。。

というより、客を置いて一人だけジョーズの世界に入ってないか?というほど全身全霊ハイテンションで演技しているものだから、

俺はおかしくなって笑いを堪えられなかった。

俺はしばらくの間、仕事のストレスにより笑顔を失う期間が長かったが、

そのキャストのお姉さんのおかげで笑顔を取り戻したのだ。平山さんて言ってたかな。結構美人だった。

あそこまでの演技ができるということは、劇団員なのかもしれない。

俺は平山さんのファンになった。年パス買いたいくらいだ。

ジョーズは炎が燃えて熱い箇所があり、そこだけが嫌だった。

 

元気を取り戻したところで、早いがランチタイム。

ジョーズにあやかって鮫の肉が売っているというので購入。

店員に「鮫の肉は食べたことがありますか?」と尋ねられたため、

「うーん。昔食べたことがあるんじゃないですかねぇ。」と、小学生の頃給食で鯨の肉が出たくらいのノリで答えた。

「えw食べたことあるんですか凄いですねw」

アポ氏は私に、「鮫の肉て設定ちゃうん?」と指摘した。

げ!だとしたらめちゃ恥ずかしいやんけ。

しかし、調べたらどうやらホンモノっぽかったので安心した。

おみやげコーナーでジョーズのぬいぐるみ(ジョーズとは名ばかりのデフォルトされたやつ)購入。

 

その後スパイダーマンに乗った。

これもハリーポッターみたいに気持ち悪くなったら嫌だと思ったが、そこまででもなかった。

ただ私はスパイダーマンを一度も観たことがないためいまいち楽しむことができなかった。

おみやげコーナーにデフォルトされた可愛すぎるヴェノムのぬいぐるみがあった。

残念ながらこの区域には立ち入ることができず。スパイダーマンと写真撮りたいのに。

 

途中、エヴァンゲリオンの綾波とアスカのコスプレをしている二人組を見かけた。

USJ関係ないやろっ!と思ったが、以前エヴァのライドがあったそうだ。

見渡すと警察官のコスプレしているギャルも多い。そんなに警官に憧れあったんか?

まあ、渋谷のハロウィンとかだと、警官のコスプレは実際の警察官と区別がつきにくくてやりづらいというのもあるのだろうが。

世界観なんでもありやなあ。

俺も両津勘吉のコスプレしてくればよかったわ。

 

そう、USJに来た目的の一つに、マリオエリアがオープンしたことがある。小さい頃からマリオに慣れ親しんだ俺にとって、行かない手はない。

整理券を貰ったが…入場16時以降とは…これは入れないパターンかもしれん。

 

続いてハリウッド・ドリーム・ザ・ライドに乗る。

フライング・ダイナソーは怖すぎるため乗りたくなかった。

耳元から流れるBGMを選べますということだったが、それについての説明は一切なかったため、選ばずに終わった。

久しぶりにジェットコースター乗ったが、これは今まで乗った史上一番迫力があった。

だが、20代後半ともなるともはやジェットコースターを楽しめる年齢ではなくなっていた。

ただGがかかるのがしんどい。それだけだ。

 

また腹が減った。二度目のランチ。若干アポ氏が引いていた。

アルコールが飲める場所を選んだ。レストラン フィネガンズ・バー&グリルである。

USJハイボール(青色)を頼む。さらにはグラタンまで。

アポ氏にもアルコールを勧めてしまった。ほろ酔いしか飲んだことなかったそうで。

無理せんように言ったが、時すでに遅し。けどアルコールに弱いわけではなく、嫌いなだけであった。

家の鍵紛失中のアポ氏は、心の底からUSJを楽しむ余裕がなくなっていたので、気を紛らわすためにアルコールを摂取したかったのだろう。

そして、アポ氏の話が全然聞こえない。アクリル板邪魔や!!!!

コロナ禍終われ!!アクリル板が厚すぎて、口唇術が必要なレベル。

 

すっかり酔いも回ったところで、ジュラシック・パーク・ライドに乗る。

アトラクションの展開に無理があって笑う。立ち入り禁止区域に進むな!て言ってんのに進み続ける乗り物。

最後は大きく急降下。急降下は結構好きなんだよな~

 

 

ずぶ濡れになった。。

スプラッシュマウンテンの比ではない。

幸い、今日は炎天下のためすぐ乾いたが…

 

そろそろ乗るものもなくなってきた。休止中のアトラクションも多いのだ。

シュレック、ターミネーター、目玉のマリオカートまでやってないとはな。

だがUSJで外せないものが1つある。ウォーターワールドだ。

客いじりから始まり、海賊とのバトルが舞台上で繰り広げられる。

火だるまになる演出もあり、俳優の体力と根性に感心した。

まだこの仕事に比べれば、介護の夜勤の方が楽かもしれん(どんな視点で鑑賞してんだw

最初から最後まで演技にくぎ付けになってしまった。

 

もうスパワールドのチェックインの時刻も迫ってきたため、マリオカートもやっていないことだしマリオエリアは諦めて帰ろう。

ドンキーコングエリアもできるそうだし、またその時でええ。

最後に、もう一度平山さんに会うためにジョーズに乗ろう。

 

平山さんじゃなかったーーーー!!

演技内容は同じだが、やはり「やってる感」が否めない。平山さんに勝てる人は1人もいないのだ。

USJの特徴として、キャストがゲストに頻繁に話しかけてくる。

地図を広げただけで何かお探しですか?とすぐ寄ってくる、だが本当に困っている時は声をかけてくれなかったりする(嘘

あとその服いいですね~とか何かとフレンドリー。

 

おみやげにマリオのチョコを買ったのに、なぜかレジの店員に「おさるのジョージお好きなんですか?」と聞かれてびびった。

きっと疲れていたに違いない。

 

さらば、USJ

 

そのあと色々あってスパワールドに到着。その前に時間が空いたので、西成地区を探索した。

おじさんだらけの街だ。飛田新地も入口まで行った。本当は夜に幻想的な雰囲気を堪能したかったが、

冷やかしは良くないため行かなかった。

 

見つけた、看板!

 

最近になって、「負けない」から「ブレない」に変更された。ブレブレやなあ、俺は。

 

スパワールドはアポ氏が詳しい。

もうスパが閉まってしまう!貴重品は部屋に置いて急いでスパへ向かおう!

脱衣所で裸になり、ロッカーを閉めようとしたものの。。100円玉が必要なタイプで、閉まらない。。

おいいいい!また服着て部屋に逆戻りぃぃ!!

本当に徒労。ていうか風呂のロッカーに100円玉必要か?

 

スパは月ごとにアジアゾーンとヨーロッパゾーンが男女分かれる仕組みになっていて、

今月は男性はヨーロッパゾーン。

うん、大衆スパて感じ、安っぽい作りや。

とりあえず全部堪能して、とっとと出て、お好み焼き屋へ。

店員が全部焼いてくれるシステムで助かった。

チェーン店だけど美味い!! めちゃ酒が進む!!

そのまま勢いでカラオケへ。2人で1時間基地外みたいに騒ぎまくった。

監視カメラで見られてますよ、だいなもさん。

部屋に戻って寝よう。部屋の窓からは通天閣が見える。

 

4日目

起きて朝食のサービスがある居酒屋へ。居酒屋で朝食とは…

俺は鮭定食を食った。

スパワールドをまだ俺達は味わい尽くしていない。

プールに行かなくてはならない。

 

…俺ら含めて男4人しかいなかった

 

ウォータースライダー、人生初挑戦!男2人でのスライダー…

結構楽しかったけど思ったほどでもなかった。USJの後だと迫力が足りない。

以上。

 

よし、もうやることもないし帰ろう。さよなら大阪。3年は来ることはないだろう。

現実に引き戻される…

 

 

 

 

 

 

 

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