大学図書館で借りました。
切通理作の著書て読んだことなかったもんで。
そもそも切通理作を最近知ったのだが(町山智浩の映画塾本多猪四郎を語るシリーズ)
友人も知ってたし
読んでおきたかったので最初は『情緒論』を借りた。
だが時間がないので序章しか読めなかった。
というかほんとは別の著書が読みたかったのになぜか私の読みたい切通本は
理系の平塚キャンパスにしか置いてない!最近こういうことが多い。
映画評論が読みたかったので、今度は情緒論じゃなくてこっちにした。
どうやら切通の本はある人物から全部寄贈されているようだ。
特撮少年ではない私はウルトラマンも仮面ライダーも全く観てこなかったので
観たことある平成ガメラシリーズの章しか読んでいない。
そして三作とも一度観ただけなので内容をそんなに覚えていない、ということを
読んでるうちに気付かされた。
けどシーンの流れ詳細全部事細かに最初から最後まで記してあるので読んでるうちに
ある程度は思い出せるようになっている。
私は平成ガメラは教養程度に観ておこうと思って観ただけだったが
観るとゴジラよりも描写がリアルで面白かった。
しかしガメラ3になっていきなりオカルト的な要素満載になり、
月刊ムーの実写版みたいでついていけなかったのだ。というか、理解できなかった。
倉田が劇中で早口で解説してくれているけど何度きいても、理解できない。
理解の助けになればいいと思ってガメラ3の解説から読み始めました。
そういえば公開が世紀末だからオカルトになるのも必然的だったのかな。エヴァンゲリオンに近いものはある気がする。こういうの「伝奇SF」ていうのか。
ガメラの被害者が主人公ていうのは自然な発想だ。
ついにそこに突っ込むのか!と。そこに突っ込んでいいのか?と。
その発想で進んだらあ、やはりガメラの敵出てきてそいつ側につき融合するて展開になり、
けどお前も同じことしてるんですがそれは・・・我に返るパターン。て程度にしか私は
理解してなかったです。
で、この映画の発端がそもそもガメラ・ギャオスってなによ?てことを捉え直したものだそうです。ふむふむ。
そもそもガメラってなにかいうと、初期の設定ではwikiによると古代怪獣が現代に蘇ったもの。
ギャオスも富士山噴火で蘇ったらしいから同じようなもんやな。
で、古代怪獣同士が戦闘する上でガメラは正義の味方という位置づけなのね。
観てないけど多分本書でもいわれてる牧歌的なものだったのでしょう。
本作ではそこに意味づけを与えたわけだ。
以前ブログに書いた疑問↓
ギャオスを生んだ者達は滅ぼされたがその末裔がこの国に来てたって解釈はどうです?縄文・弥生を生き抜いて、かつて巫女だったあなたは知ってるはずだ、あの怪物と交わる役割は本来あなたのものだ。しかし時があなたの家の血を薄めた。交わって悪魔を生むにはこの時代の少女の方がふさわしい。
⬆京都駅での戦いの直前にキチガイプログラマー倉田によるこの発言がありますが、これ倉田の妄言だとしてもよく分からんのですよね。
縄文弥生時代を生き抜いた??
セガール娘藤谷て代々巫女としての能力を引き継いでるみたいな家系て設定あったか?
仮にそうだとしてもガメラ側の巫女でありなぜイリスと本来交わるねん
ガメラに詳しい方と会ったらぜひ聞いてみたい疑問です
なんか2016年に中途半端で書きとどめてた記事ですが、7年の時を経て今更投稿。