喉飴と鞭による映画・小説・漫画論評~このブログを見る者は地獄を見るだろう~

タイトルの通り、映画、小説、漫画を観終わった後に、感想を書くだけです。コメント頂ければ幸いです。

首 (2023) ★★★★☆

2023-11-26 14:21:45 | バイオレンス

北野武の新作を劇場で観るのは、アウトレイジ最終章以来!

TOHOシネマズららぽーと船橋にて鑑賞!

 

監督・脚本・原作:北野武

出演:ビートたけし、西島秀俊、加瀬亮、中村獅童、木村祐一、小林薫etc

音楽:岩代太郎

製作:KADOKAWA (夏野剛、堀内大示)

プロデューサー:福島聡司

配給:東宝、KADOKAWA

 

時代劇ってほとんど観ることがないんですけど、こういう風に脚色できるんだと、関心を示すことができました。

これからの日本城巡りも、城主などに着目して巡ることができるかもしれません。

戦国版アウトレイジとか言われてますが、ビートたけしが出演していた『御法度』を彷彿とさせるボーイズラブのシーンの数々でしたね。

たけし自身は、今回もそういうシーンには加わらないのですねw

本能寺の変がなぜ起こったのかは史実では明らかにされてませんが、豊臣秀吉がけしかけたという解釈がされてるのも面白いが、何より私は無知なので知りませんでしたが織田信長に黒人が仕えていたのですね。

大竹まこと演じる間宮は架空の人物なのでしょうか?気になります

 

以上

 

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激怒 (2022) ★★★☆☆

2022-09-07 23:50:42 | バイオレンス

新宿武蔵野館にて鑑賞。

監督・企画・脚本:高橋ヨシキ

主演・プロデューサー:川瀬陽太

出演:彩木あや、小林竜樹、奥野瑛太、森羅万象

プロデューサー:森田一人

音楽:渡邊琢磨、中原昌也

スチール:ノーマン・イングランド

 

バラいろダンディで出会って以降、高橋ヨシキのミーハーなファンである私は、製作決定の段階からクラウドファンディングで3000円といういかにもミーハーな額の資金援助をしていた。リターンで劇場鑑賞券が付いてくるため、実質1500円しか支援してない模様。

今思えば、エンドクレジットに名前が載るくらいの金出したかった(そんな余裕はないわけだが

コロナで公開が1年延期され、ようやく観れる。

劇場でヨシキさんやBLACKHOLEのメンバーいないかなと見渡したが、いなかった。だが明らかにBLACKHOLE観てそうな人は見かけた。

本当は舞台挨拶に足を運びたかったが、仕事の都合で適わなかった。

というか劇用鑑賞券が手元にあるからオンライン予約できないという罠。

 

久々にプログラムを買った。サイズ小さっ!!

映像の媒体でしか観たことがないてらさわホーク氏の高貴な文章に触れることができた。

さて、本編であるが、オープニングのBGMのスタイリッシュさに度肝を抜かれた。

引きこもりの息子とその母、住んでる所はごみ屋敷。息子は赤信号を平気で渡り、自治会のルールも守っていない模様。

自治会の人は彼らを強制的にコミュニティから追い出そうとする。

 

赤信号がメタファーとして描かれていたが、猪瀬直樹がフランス人で車が通ってない道路の赤信号渡らない奴なんていないと呟いて炎上した件を思い出した。

日本人の性質、性格を分かりやすく記号的に描いた作品といえる。

主人公がこち亀の両さんみたいなキャラで、ちょっと格好良すぎるのと、悪役の自治会長が悪人すぎて、まあわざとそう描いているからそうなんだけど、勧善懲悪ものすぎてあまり乗れなかった。

だが普段バイオレンスものを観ない私にとって、顔が潰れ、自分の手がもげるまで殴るのは爽快感を覚えるほど衝撃的であった。

監督は、コロナ禍にもなりあまりにも現実世界が暗すぎるのでラストシーンを明るいオチに変えたというが、え、これで?という街大炎上のオチで草。

しかし、暗い背景ばかりであった映像に最後には青空が映し出される画は、希望そのものといってよいのである。

キネマ旬報でも割と高い評価を得ていた。

監督はエクストリーム表現それ自体が目的化しないように気を付けたというが、一部の人にはそう見えてしまったようだ…

途中で少し寝てしまったので、配信なりDVDなりまた観る機会があればもう一度観たい作品。

ヨシキさん、5年間本当にお疲れ様でした。

 

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BROTHER (2000) ★★★★☆

2022-07-24 15:41:45 | バイオレンス

TSUTAYAでDVDを借りてきて鑑賞。

レンタル更新時無料クーポンを使用しようと思ったが、そもそもレンタル更新手続きをした店舗で、レンタル更新の会計と同時に借りないといけなかったみたいなので断念。

監督・脚本:北野武

製作:森昌行、吉田多喜男、ジェレミー・トーマス、ピーター・ワトソン

出演:ビートたけし、オマー・エップス、真木蔵人、加藤雅也

音楽:久石譲

製作:Recorded Picture Company、オフィス北野、バンダイビジュアル、エフエム東京、JFN

配給:松竹

上映時間:114分

 

自分にとってのたけし映画鑑賞は三作目となる。

『HANA-BI』と同じく、破滅の美学映画といったところか。

本作を知ったきっかけは、ZEEBRAの楽曲『Neva Enuff』である。

同曲のPVには、本作の映像が使用されており、本作に出演している真木蔵人もラッパーとして出演している。

 

 

確かにアメリカに原爆落とされたことを思い出すと、極右の主張そのもののこの曲の歌詞に奮い立たせられるものがある。

なによりAKTIONがキレッキレでラッパーとして一流であることを思い知らされる。

しかし、映画自体は初めは殺しまくってのし上がっていくが、中盤から狙われる立場に一変する。

北野監督が日本独特の文化を海外に知らしめようと考えたのか、大杉漣演じるヤクザが些細な事で切腹してみせたり、すぐ指詰めたり、あれじゃあ指がいくつあっても足りないだろう。オーバーキルなシーン含め、すべてが大袈裟にギャグっぽく描かれてる。彼はハリウッドのような派手な爆発などのアクションを嫌い、それに対抗して本作を撮ったとのこと。

もう少し兄弟間の葛藤とかを描いてほしかったもんだが。黒人とアジア人が同列に描かれてるけど、今となってはアメリカではアジア人も黒人に差別されるようだ。

まあ、日本の本来の敵は中国である気もするが。

 

余談だが、DVDの設計が不親切だ。メインメニューに戻ると本編が最初から再生になってしまう。この時代のDVDはこんなもんなのか?

以上

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HANA-BⅠ(1998) ★★★★★

2022-02-16 11:54:49 | バイオレンス

国立映画アーカイブにて鑑賞。

 

監督・脚本・主演:北野武

製作:森昌行、吉田多喜男、鍋島寿夫

出演:ビートたけし、岸本加世子、大杉漣、寺島進

音楽:久石譲

製作会社:バンダイビジュアル、オフィス北野、TOKYO FM、テレビ東京

配給:日本ヘラルド映画

上映時間:103分

 

国立映画アーカイブに一度行ってみたくて、今月の上映作品一覧から惹かれたのは『シャブ極道』だったが、上映時間が165分と長すぎることから断念した。二時間以上の映画は、トイレが我慢できないからだ。

 

まだ『アウトレイジ 最終章』しかたけし映画を観てない私は、たけし映画をぜひ観ておかねばと本作に決めた。

 

国立映画アーカイブのチケットの取得方法は特殊である。

当日分のチケットは存在せず、すべて前売り方式である。

わざわざコンビニでチケットを発券しなければならないのだ。

二度手間である。

しかし今の時代なんだからバーコード読み取りで済ましてもいいと思うのだがなぜそうしないのやら。

 

私はてっきり国立映画アーカイブは国立近代美術館に隣接されているものかと思っていたが、所在地は全く別の場所であった。

 

立地はいいが、アクセスは悪い(JR民にとっては)

有楽町駅から徒歩で10分もかかる。

雨の中を傘もささずに歩いた模様

 

待合室では開映一時間前であるにもかかわらず、もう満席状態。

こんなに早く来るんじゃなかったわ

いかにも映画好きですよ、て人しか来てない。

 

チケットのもぎりも自分でやれとのことであった。コロナ対策か?

 

さて、場内は結構大きいが、椅子と椅子の感覚は狭く移動は困難。

ただのホールだからドリンクホルダーもない。

 

たけし映画で日曜ということもあり、当日は満席であった。

隣に座ってきた女性の香水の香りが心地よい(変態か)

 

さて、はじまり。広告ないからええなあ。

 

英語字幕ついてるとは!!流石、国立映画アーカイブやな。

最初は違和感あったが、慣れるとなんてことない。

だが邪魔であることは間違いない。

 

映画のあらすじは悲惨である。たけし演じる西には身内に次々と不幸が襲い掛かるのである。刑事であるたけしは犯人を銃殺したがゆえに退職に追い込まれ、とうとう銀行強盗を働くようにまでなる。余命わずかな妻と最後の旅に出る西であったが…

 

大杉漣演じる堀部の描いた絵が、実際に監督たけし自身の描いた絵であったというのには驚いた。たけしは演技もできて、漫才もできて、司会もできて、絵も描けて、監督もできるとはマルチすぎるやろ。

 

スクラップ屋の親父がしゃべるたびに劇場で笑いが起きていたなあ。

シリアスな映画だが、彼の存在がコメディ要素として一際目立っている。

 

なんといっても久石譲の音楽が美しい。

音楽が壮大で圧倒しているため、サントラを買いたくなる。

 

以上。たけし映画、1年に1本ずつ観ていくことにしよう。次(来年)はデビュー作を観ますかね。

 

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マチェーテ(2010) ★★★★☆

2016-09-11 13:16:50 | バイオレンス
マチェーテ [DVD]
クリエーター情報なし
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

TSUTAYA錦糸町店からようやくクーポンがきたので鑑賞。

スティーブンセガール
唯一の悪役映画。
ほんと唯一ですよね、これ。

太った今では悪役の方が似合うんじゃないか?

監督はロバートロドリゲス、
製作にタランティーノも。
やりすぎバイオレンス映画。
胴体輪切りにすることとかはもはやギャグ。
バイオレンス自体がギャグになっている。

ダニートレホ主演は本作のみらしいですが、セガールなんかよりもよっぽどセガール映画らしさが出てると言うか。ダニートレホ主演シリーズあってもいいんじゃ?と思ったらこれシリーズ化されてんのね。
本人もヤクザだったようで貫禄が凄いですね

まあ、バイオレンスと、後は裸。
ほとんどAVみたいなもんですね
CGとは見抜けませんでしたが…

展開は予想のつかないものが多く
ストーリー的には面白かったです

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