喉飴と鞭による映画・小説・漫画論評~このブログを見る者は地獄を見るだろう~

タイトルの通り、映画、小説、漫画を観終わった後に、感想を書くだけです。コメント頂ければ幸いです。

グラン・プリ (1966) ★★★★☆

2021-05-23 21:11:15 | アクション

BSプレミアムで録画したものを鑑賞。

 

監督:ジョン・フランケンハイマー

脚本・原案:ロバート・アラン・アーサー

原作:ロバート・デイリー

製作:エドワード・ルイス

製作総指揮:ジェームズ・ガーナ―、カーク・ダグラス、ジョン・フランケンハイマー

出演:ジェームズ・ガーナ―、イヴ・モンタン、三船敏郎、エヴァ・マリー・セイント

音楽:モーリス・ジャール

製作:Cherokee Productions

配給:メトロ・ゴールドウィン・メイヤー

上映時間:180分

 

当時まだ危険であったF1を全世界にカラーの迫力ある映像で知らしめた作品。

三船敏郎が日本人の実業家役で出演している。

 

F1のレースシーンは実際のレースのシーンも使用している。今のようにCGもない時代だから、撮影も命がけだろう。撮影には当時のF1ドライバーも多数参加している。

ドラマパートも、ストッダードの奥さんが味わい深い台詞を放っていて個人的に印象深い。

後世に残すべき作品だ!

 

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愛のコリーダ (1976) ★★★☆☆

2021-05-14 23:53:55 | 伝記

ヒューマントラストシネマ有楽町にて鑑賞。

監督・脚本:大島渚

製作:アナトール・ドーマン、若松孝二

出演:松田暎子、藤竜也

音楽:三木稔

配給:アルゴス・フィルム、東宝東和

 

12日から東京ではミニシアター系の営業がめでたく再開。しかしかなりの客入り。

有名な阿部定事件をモチーフに男女の情愛を描いた作品。終始濡れ場。これでもかというくらいに濡れ場。

AVを老若男女で鑑賞しているという異常な光景だった。

日本では修正がかかるが、それでも藤竜也のポコチンがくっきりと映っているシーンがあった。

幼児が全裸で走り回ってるシーンにも修正かかっていたが。児童ポルノ的な意味だとは思うが。幼児にモザイクかけるのは逆に健全ではないよなあ。

おちんちんが出たり入ったりする映画。

阿部定はセックス依存症ゆえにちんこ切ったのか?

ちんこ切るシーンで男であるわしは、見るに堪えられず、反射的にウインクを獲得していた。

わしは、ウインクができない人間のはずが。劇場の左側の席に座っていたからか、反射的に右眼だけつむっていたのであった。。

神田伯山は、ラジオで本作が大島渚の最高傑作であると言ってたが。

首絞めるプレイが好きな人は割といそうだけどね。

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ビーチ・バム まじめに不真面目 (2019) ★★★★☆

2021-05-10 15:26:12 | コメディ

キノシネマみなとみらいにて鑑賞。高橋ヨシキがプレイボーイで★5を付けていたので、これは観ねば!と思い、県を跨いで来てやったぜ。

監督・脚本:ハーモニー・コリン

製作:シャルル=マリー・アントニオーズetc

製作総指揮:ニック・バウアーetc

出演:マシュー・マコノヒー、アイラ・フィッシャー、スヌープ・ドッグ

上映時間:95分

 

キノシネマは初来訪。木下グループが経営してるそうな。

1階はTSUTAYAとスタバが一体になっており、階段をあがるとミニシアターがある複合施設。なんて素敵な場所なことやら。

文学好きにとってはたまらんな。2019年にできたばかりらしい。

 

映画が始まるまで、本作の副題の発案者である町山智浩とみうらじゅんの対談の切り抜きを読む。相当肝臓が強くないとムーンドッグのような生き方はできない、50過ぎたら二人とも酒飲めなくなった、こんな詩で賞が獲れるはずないと書かれていた。

 

劇場内は音響はしょぼい。まあミニシアターだから当たり前だし、爆音出したら下のTSUTAYAに迷惑かかるからな。なぜかすべての座席にドリンクホルダーが2つも付いている。これなら私が長らく提唱してきたドリンクホルダー問題も解消されるわけだが、2つもいらないんだよなぁ。

さて、本編。

うん、ぶっ飛びすぎている。もはや笑えないが、こういう生き方もあるのかもしれん。

本当にムーンドッグはすべてのシーンにおいてビールを飲んでいる。厨房でもお構いなくおっぱじめる。あの吉田拓郎みたいな息を殺したような笑い。『インターステラ―』のマシュー・マコノヒーと違いすぎる。

奥さんが死んでもしょげず、せっかくの遺産まで無駄にする。それでもムーンドッグを尊敬し続ける娘の方がどうかしてるとしか思えない。

だが社会から完全に外れなめてかかってる生き方には、憧れる。自分の周りにも、就職せずに海外渡航したあといつの間にかオリンピック選手になってるような人もいるが、破天荒な生き方もあるのだよなあ。まあそれとは全然違うが。規格外なんだよな全てが。

判事、こんな下品な人物とは思わなかったて、下品な誌既に書いてるやん。

サメに食われるシーンとか悪趣味すぎてどうかしてるが。

スヌープドッグはほぼ本人役で出演。

 

俺も日常から抜け出して、花火打ち上げて酒飲んで女とヤって、下らないエッセイの続きを書いて楽しくやりたいもんだぜー。

以上

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JUNK HEAD (2021) ★★★☆☆

2021-05-04 11:44:21 | 特撮

TOHOシネマズ市川コルトンプラザにて鑑賞。

監督・原案・キャラクターデザイン・
編集・撮影・照明・音楽・絵コンテ・
造形・アニメーター・効果音・VFX・
声優:堀貴秀

音楽:近藤芳樹

制作:やみけん

上映時間:99分

朝の情報番組で取り上げられていて、監督は只者ではないと思ったたため鑑賞。

東京は緊急事態宣言につき、ほぼ全ての映画館が閉まっているゆえにわざわざ市川へ。GWだからプラザの人出は凄く、チケット買うのも一苦労。本作にはあまり客入ってなかったが。

人形も含め、ほぼすべての行程を一人で作り上げたそうだ。

製作期間は7年にも及んだとのこと。

 

新海誠の『ほしのこえ』が、一人で作り上げた作品であることを聞いて一人で製作することを決めたとのことだ。まずは30分の短編を4年間かけて作り上げ、世界的に評価される。

人形作りは本業だから分かるとして、照明や編集も含めて一人でできてしまうのは、常軌を逸している。

三部作だそうだから、今度はもう少しスタッフを雇って2年くらいのスパンで作ってもらいたい。

内容としては、3パートに分かれている。2パート目が退屈で寝てしまった。1パート目には凄く引き込まれたのだが、それ以降世界に没入することができなかった。

出てくるキャラはあいくるしいものばかり、特に3馬鹿兄弟はお気に入りだ。

ちょこちょこ動くのが可愛い。したがってラストは悲しかった。

 

シリアスでディストピアな設定だが、ギャグが多彩で和やかな雰囲気の作品となっている。キャラが吹っ飛ぶシーンは、とても手間がかかっていることが推測できる。

音楽も非常にマッチしている。

 

だが、元々字幕版が苦手な私にとっては、いかんせん台詞の量が多すぎて、情報を処理し切れなかった。

上映時間99分がやや長く感じられた。

主人公に感情移入しづらい。それがはまらなかった原因だろう。

 

以上。続編も完成したら観るかもしれない。

 

 

 

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