喉飴と鞭による映画・小説・漫画論評~このブログを見る者は地獄を見るだろう~

タイトルの通り、映画、小説、漫画を観終わった後に、感想を書くだけです。コメント頂ければ幸いです。

マイ・インターン(2015) ★★★☆☆

2018-09-26 20:39:43 | ドラマ
マイ・インターン [DVD]
クリエーター情報なし
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント

BSプレミアムで録画したものを鑑賞。

監督:ナンシー・マイヤーズ

脚本:ナンシー・マイヤーズ

出演者:ロバート・デ・ニーロ、アン・ハサウェイ

音楽:セオドア・シャピロ

製作:ラットパック=デューン・エンターテインメント

配給:ワーナー・ブラザーズ

上映時間:121分

 

ロバート・デ・ニーロ演じるベン・ウィテカーが定年後に生きがいのある生活を送るためにファッション通販会社のシニア・インターンに応募するという話である。

アン・ハサウェイ演じる女社長ジュールズ・オースティン付きの助役となったベン。

若い社員が大半を占めるベンチャー企業の会社の中で、ベンは浮いた存在。ジュールズにも煙たがられていたが、次第に元サラリーマンとしての風格を表し、会社に新しい風を吹かせる存在となる。

『タクシー・ドライバー』では情けない落ちこぼれの役だったからギャップが凄い。ほんとにどんな役でも演じられますね、デ・ニーロは。

社会人1年目の私としては観ていて微妙な気分になる映画だ。年増の男が若い女を魅了して若い男は情けない存在ですか。 って違うか。

Wikipediaには

 「上司が女性で部下が男性という時流に即したテーマを十分に掘り下げることができていない」

という批評家の意見があると書いてあったが、女性か男性かというのはそこまで気になるポイントではなかったな。

本作では有名人の名前が頻繁に登場する。ジュールズの実家に男4人で忍び込むシーンなんか、全員俳優になりきるわけだが、完全にロバート・デ・ニーロだけは存在しないパラレル・ワールドなんだなあーと。

めちゃくちゃどうでもいい感想でした。2時間ドラマみたいなほのぼの映画。以上。

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マイノリティ・リポート(2002) ★★★★☆

2018-09-24 02:54:30 | サスペンス
マイノリティ・リポート [DVD]
クリエーター情報なし
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

BSプレミアムで録画したものを鑑賞。

監督:スティーブン・スピルバーグ

脚本:ジョン・コーエン、スコット・フランク

原作:フィリップ・K・ディック

製作:ヤン・デ・ボンetc

出演:トム・クルーズ、コリン・ファレル、サマンサ・モートン

音楽:ジョン・ウィリアムズ

製作:ドリームワークス

配給:20世紀フォックス

上映時間:145分

 

近未来の監視社会を描いたディストピア作品である。

舞台は西暦2054年のワシントンD.C.。殺人を未然に防ぐためのシステムが導入された同州では、殺人犯罪率は0%を誇り見事殺人のない世界を体現していた。

同システムはプリコグと呼ばれる三人の予知能力を有する女性の力を用いて構築されていた。ここらへんの設定がファンタジーっぽい。

犯罪予防局に勤めるトム・クルーズ演じる主人公のジョン・アンダートンは、仕事熱心で、同システムに対して疑いの余地を持たない。

殺人を未然に防ぐシステムの内容は、近い未来に起こるであろう殺人の映像を具体的にプリコグが映し出し、その映像を元に実際に殺人現場に向かい殺人実行数秒前に未然に阻止するというもの。

しかし逮捕される者たちはまだ殺人を犯したわけではない。この世界では重罪人は、スターウォーズのハン・ソロのカーボナイト冷凍のような状態にされてしまう。

システムが全国導入されようとする最中、司法省調査官のコリン・ファレル演じるダニー・ウィットワーはシステムの欠陥を探るべく組織に調査に乗り出す。

アンダートンとウィットワーの対立を軸にして物語は展開。

そして、プリコグがアンダートンを次の殺人者に予言する!

追う側の人間が追われる側になるというパターン。ウィットワーがアンダートンを追いつめる。

SF,ミステリー要素双方兼ね備えた作品。

 

アンダートンがとうとう予告された殺人現場に出くわすシーンが最高潮。それ以後の犯人捜しは長尺でだるい。

以上

 

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トップガン(1986)★★★☆☆

2018-09-18 18:45:10 | ドラマ
トップガン スペシャル・エディション [DVD]
クリエーター情報なし
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン

 午前10時映画祭の企画上映として上映されていたものをTOHOシネマズ日本橋で鑑賞。これまでは午前10時は楽天地で鑑賞していたから、日本橋で観るのは新鮮かも。

 

監督:トニー・スコット

脚本:ジム・キャッシュ、ジャック・エップス・Jr

出演:トム・クルーズ、ケリー・マクギリス、アンソニー・エドワーズ

音楽:ハロルド・フォルターメイヤー

配給:パラマウント

上映時間:110分

 

言わずと知れたトム・クルーズの出世作である。監督は巨匠リドリー・スコットの弟のトニー・スコットである。

日米ともに大ヒットした王道のストーリーによる作品。1987年度の洋画興行収入ナンバーワン。観客も結構入っており、世代としてはやはり青春時代に本作を観た層が大半を占めていた。

王道のストーリーの内容を述べる。アメリカ空軍のエリート養成施設「トップガン」にトム・クルーズ演じるマーヴェリックとアンソニー・エドワーズ演じるグースほか若気の至り溢れる野郎どもが入学する。教官の言うことも素直に受け入れない型破りな性格で問題児として扱われるマーヴェリックだが、技能は天才的なものを有していた。そんな彼だったが訓練中に不慮の事故でグースを失ってしまう。友人の死に苛まされるマーヴェリックだったが、死を乗り越えて無事トップガンを卒業する。

観た感想としてまずトム・クルーズが若いということが挙げられる。

ミッションインポシリーズと異なりトム・クルーズがとにかく生意気で初々しい。

トップガンの教官としてのマーヴェリックを描く次作が公開予定だとか。

 

まあ、俺の世代からしてみてはそんなに興味湧かなかった。

軍事マニアでもないし。以上

P.S. 2022年6月28 日追記

続編が公開されたため、primeにて再鑑賞。

内容全くといっていいほど覚えていなかった。

マーヴェリックの男の教官が本当にいい人。君が選ぶ道が正しいのだと。

女教官の「ギブアップすることしか学ばなかったのね」も俺に突き刺さるものがあった。

けど最後戻ってくる所はご都合主義すぎでは。

 

 

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博士の異常な愛情(1964) ★★☆☆☆

2018-09-10 07:31:48 | コメディ

 

博士の異常な愛情 [DVD]
クリエーター情報なし
ワーナー・ホーム・ビデオ

TSUTAYAで借りてきたものを鑑賞。俺が片思い中の女子が好きな作品だというので。

まあいずれ観ようとは思ってたがキューブリック作品の中では地味な方だという先入観があった

正式なタイトルは、

『博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』

であるが、長すぎるため省略(笑)

監督:スタンリー・キューブリック

脚本:スタンリー・キューブリック、テリー・サザーン

原作:ピーター・ジョージ

出演者:ピーター・セラーズ、ジョージ・C・スコット

製作国:イギリス&アメリカ

上映時間:93分

のどかで可愛くデフォルメされた文字のスタッフクレジットから始まる。

舞台は公開当時の冷戦中のアメリカ。

頭がおかしくなったリッパー准将は水爆を搭載した戦闘機にソ連への攻撃命令を出す。

阻止するべく説得しようとするマンドレイク大佐だが妄想に憑りつかれた准将を止めることはできず、閣僚会議が開かれることになった。

大統領権限でも攻撃を止めることができないと分かり、水爆投下へのタイムリミットは着実に迫ってくる。

主演のピーター・セラーズは一人三役をこなしている。

イギリスの派遣将校のマンドレイク大佐、マフリー大統領、そしてストレンヂラヴ博士の三役!

全く役どころの異なる三役をこなしていて、言われてみないと役者が同一人物だとは分からない。

ストレンヂラヴ博士がナチス式敬礼を発作のように起こすシーンは爆笑ものだった。

リッパー准将が拳銃自殺するシーンでは発砲音の後に鏡越しに死体が映るという手法が取り入れられていて、俺の好きな女子はそれが好きなんだとか…

 

以上

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スティング (1973)★★★☆☆

2018-09-01 00:24:38 | ドラマ
スティング [DVD]
クリエーター情報なし
ジェネオン・ユニバーサル

 久々にTSUTAYAで借りてきて鑑賞。

監督:ジョージ・ロイ・ヒル

脚本:デヴィッド・S・ウォード

製作:リチャード・D・ザナック

出演者:ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード、ロバート・ショウ

音楽:マーヴィン・ハムリッシュ

配給:ユニバーサル・ピクチャーズ

 

 

 

かの有名な音楽『ジ・エンターテイナー』と共に物語は幕が開ける。

舞台は1936年のシカゴ。

主人公のロバート・レッドフォード演じる詐欺師のフッカーは、詐欺師の師匠のルーサーと共に共謀してギャングのチンピラから違法賭博の売上金をだまし取ることに成功する。

しかしそのチンピラからだまし取った金は、ギャングの大物ドイル・ロネガンに渡るはずのものだった。ルーサーはロネガンの手下に殺され、フッカーの身にも危険が迫る。

ロネガンに復讐してやる!という展開に。しかし殴り込みに行くような物騒なギャング映画ではなく、プロの詐欺師である特性を生かしていかにロネガンにぎゃふんと言わせてやるかという映画である。

フッカーの新たな相棒がポール・ニューマン演じる伝説の詐欺師ヘンリー・ゴンドーフである。

 

最後にゴンドーフがフッカーを撃ち殺す(かのように見える)シーンではあっと言わせられた。

競馬の詐欺も通信手段の発達した現在では通用しない手段である。

しかし章が分かれていて章ごとに挿絵やテロップが入るなど、演出が非常に凝った映画である。

 

 

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