喉飴と鞭による映画・小説・漫画論評~このブログを見る者は地獄を見るだろう~

タイトルの通り、映画、小説、漫画を観終わった後に、感想を書くだけです。コメント頂ければ幸いです。

スター・ウォーズ クローン大戦 (2003) ★★★☆☆

2021-03-28 11:43:21 | アニメ

DVDを購入して鑑賞。

 

監督・製作:ゲンディ・タルタコフスキー

原案:ジョージ・ルーカス

脚本:ブライアン・アンドリューズ、デリック・バックマン

制作:ルーカスフィルム、カートゥーンネットワーク・スタジオ

 

エピソード3公開前に発表された作品。カートゥーンのアニメ調で、ダイナミックにクローン大戦の模様が描かれる。残念ながら、本作は現在では非公式のレジェンズ扱いのようだが、本作こそルーカスのスターウォーズに則って作られている。

 

モスアイズリーの酒場で登場した種族のジェダイが数人登場する。

 

グリーヴァスのパルパティーン誘拐シーンも描かれる。

 

アニメだからこその笑ってしまうような表現やくどいほど長い描写もあるものの、逆にアニメだからこそ軽快なタッチで描くことができる。

メイスの破壊神的な強さや、ジェダイが空中浮遊しているのも許せてしまう。

 

本作の設定は一部カノンのクローン・ウォーズに引き継がれている。

 

ダージというターミネーターのような再生力を持ったキャラも登場するが、こいつだけスターウォーズとは少しずれているように感じる。

以上

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AGANAI 地下鉄サリン事件と私 (2021) ★★★☆☆

2021-03-25 23:36:38 | ドキュメンタリー

渋谷シアター・イメージフォーラムで鑑賞。

監督:さかはらあつし

プロデューサー:阪原淳、松尾悦子、陳穗珠

音楽:SOULCOLOR

製作・配給:Good People

出演:荒木浩、阪原武司、阪原多嘉子、さかはらあつし

上映時間:114分

 

渋谷シアター・イメージフォーラムには初来訪。

地下にある劇場はしっかりした作りだが、ロビー及びトイレが狭すぎるのが難点。トイレは渋谷駅で済ました。

 

結構な鑑賞客が来ていた。オウムに未だに人々が関心を持っている証拠だ。

 

荒木浩は、アレフの代表かと思っていたが、広報に過ぎないらしい。

今のアレフの実権は一体だれが握っているのだろう。

『A』はまだ未見だが、またしても被写体が荒木浩という。

映画を観ると普通の人にしか観えないし、荒木氏は実行犯ではない。

未だにそれでも麻原を信仰する人の代表として被写体に選ばれている。

 

荒木氏は京都大学まで出てオウムに入ってと散々劇中で言われているが、他の幹部と異なり理系でなく文学部の大学院出身だから、簡単に研究職に就けるわけでもないだろうしある意味オウムに入るのは自然なことなのかもしれない。本人も劇中で出家するしかないのかなと思った、と語っていたが。

印象的なのはサリン事件の後だったらオウムに入ることはなかったのではないか、と語っていたことだ。

荒木氏が入信したのは1992年で、事件発生まで3年しか在籍していないのに未だにオウムから自分を断ち切れないのはなぜなのか。

監督は荒木氏に最初はフレンドリーに接しているが次第に態度と語気を強めていく。荒木氏の矛盾点が浮き彫りになっていく。

彼が献花の直後の記者会見で述べたように、「藁にも縋る思い」で信仰を続けているというのが事実だろう。しかし、毎年新規に入信者がやってきているという事実。

 

荒木氏は未だに整理がついていないと言っていたが、信仰を続けるにしても教祖が事件を起こしたという事実を認めた上で行うべきだと思う。

 

しかし、麻原死刑執行後、荒木氏はどんな心境でいるのだろうか。

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シン・エヴァンゲリオン劇場版 (2021) ★★★★☆

2021-03-18 13:39:49 | SF

TOHOシネマズ錦糸町オリナスにて鑑賞。

総監督・原作・脚本・エグゼグテイブプロデューサー:庵野秀明

監督:鶴巻和哉、中山勝一、前田真宏

エグゼグテイブプロデューサー:緒方智幸

音楽:鷲巣詩郎

主題歌:宇多田ヒカル

製作:カラー

配給:東宝、東映、カラー

上映時間:155分

 

実はエヴァンゲリオンを劇場で観るのはこれが初めてである。

 

私はエヴァのTVシリーズが放映された年に産まれたわけで、当然リアルタイム世代ではない。そういう意味ではエヴァと同い年なのか、わいは。

しかし中学生の頃、初めてエヴァを鑑賞し、しばらく経ってから旧劇場版を、そして去年新劇場版を後追いするに至る。

まあ鑑賞順と鑑賞時期からいってもちゃんと追いかけてきたことだけは間違いない。

だからこそ、本作を楽しむことはできたと思う(細かい設定とかはほぼ忘れているが。)

映画のプログラム買うべきだった。今からでも買うか?どうせ姉が買ってるからええかな。

 

しかし前3作と比較して、あまりにも実験的というか、攻めているというか。

モーションキャプチャーで戦闘シーン撮っているが、あえてなのかかなりださい作りになっている。そして巨大綾波レイの登場。笑っていいのか分からない空気が劇場に流れる。

 

最終的には、TVシリーズを思い起こさせる、精神世界で話が展開する。しかし、TVシリーズと異なるのは、シンジの中の精神世界だけで完結するのではなく、すべてのキャラクターの精神世界が通じ合う設定という点だろう。

そして最終的に日常に着地するのであった。。

 

結局、使徒やらゼーレというのがなんだったのか、とかは理解できぬまま終わった。これから勉強するしかない。

以上

コメント (2)
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