喉飴と鞭による映画・小説・漫画論評~このブログを見る者は地獄を見るだろう~

タイトルの通り、映画、小説、漫画を観終わった後に、感想を書くだけです。コメント頂ければ幸いです。

実りゆく(2020) ★★★★☆

2020-10-11 02:45:49 | 邦画

TOHOシネマズ市川コルトンプラザにて鑑賞。

監督・脚本:八木順一朗

エグゼグテイブプロデューサー:太田光代

プロデューサー:佐藤満

出演:まんじゅう大帝国、田中要次、山本學、鉢嶺杏奈

松川町コーディネーター:松尾寿司

制作プロダクション:株式会社 geek sight

配給:彩プロ

上映時間:87分

 

タイタンが総力をあげて??作った作品ということで、公開初日に観た。

 

期待していたよりもだいぶ面白く、感動して泣きそうになるほどだった。

 

館内には、自分を含めて4、5人の男性しかいなかった。

平日昼間だしそんなもんか。

 

タイタンの内輪ネタが満載で、タイタンファン大勢で観たら爆笑必須の映画であることは間違いない。

 

主演のまんじゅう大帝国が、演技が上手で違和感なく観ることができる。

後半になればなるほど竹内に感情移入することができる。

 

最後はベタな終わり方だが、追いつめられた現状を吹き飛ばす突破力を示してくれているようで非常に勇気を頂いた。

松川町コーディネーター:松尾寿司 と書いてあって、松尾アトム前派出所からいつの間にか改名したのかと思ったが、松尾寿司は「まつおずし」ではなく、「まつおとしじ」であり、松尾さんの本名だそうだ。

エンディングでは松尾さんの農家としての側面を垣間見ることができる。

 

ホームページ観てて驚いたのだが、田中永真て、ラサール高校出てるとはなあ。。

以上

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沈黙 -サイレンス- (2016) ★★★★☆

2020-10-09 02:30:17 | ドラマ

BSプレミアムで録画したものを鑑賞。

監督:マーティン・スコセッシ

脚本:ジェイ・コックス、マーティン・スコセッシ

原作:遠藤周作

製作:アーウィン・ウィンクラーetc

出演:アンドリュー・ガーフィールド、リーアム・ニーソン、アダム・ドライバー、窪塚洋介、浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也etc

音楽:キム・アレン・クルーゲ、キャスリン・クルーゲ

製作:IMグローバル

配給:パラマウント映画、KADOKAWA

上映時間:159分

 

マーティン・スコセッシが、遠藤周作の小説『沈黙』を映画化した作品。

両人ともクリスチャンとして知られる。

日本で豊臣時代以降、切支丹が迫害を受けていたのは有名な話だが、それがリアルに描かれた作品だ。

日本人からすれば踏み絵くらい形式で済む話だと思うが、キリスト教にとってはいかに踏み絵が許しがたいものかが分かる。しかしその感覚は理解しづらいものがある。

最終的にはアンドリュー・ガーフィールド演じるロドリゴも棄教の選択をする。切支丹5人の命を救うために。

私は、迫害に屈しなかった百姓たちやアダム・ドライバー演じるガルペが勇ましく美しいと憧れてしまった。到底、自分にはできないことだろうが。

キリスト教は日本に根付かないと棄教を迫られたフェレイラとロドリゴだが、現在の日本ではキリスト教は広く浸透し、一定数の割合が存在する。

だが、当時のイエズス会が望むような形ではなく、井上の言うように形を変えたものとしてなのか?

あまりにも無知で、分からないことが多い。

キリスト教が、迫害されるほど日本人の貧しい階級に浸透していたわけだから、まさにキリストは日本に根付いたし人々を救ったのだろう。

原作では井上筑後守が元切支丹だという描写もあるそうで、そこにも興味がありますね。

以上

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