喉飴と鞭による映画・小説・漫画論評~このブログを見る者は地獄を見るだろう~

タイトルの通り、映画、小説、漫画を観終わった後に、感想を書くだけです。コメント頂ければ幸いです。

こち亀 THE MOVIE(1998)★★★★☆

2016-09-25 03:27:04 | アニメ
こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE [DVD]
クリエーター情報なし
フジテレビジョン

TSUTAYA東神奈川店で借りてきたものを鑑賞。
TSUTAYAにもあんまり置いてないし、動画サイトでも配信されていないので
貴重な作品です。

こち亀のコミックスを全巻揃えているほどの私ですから、
こち亀終了の余韻に浸りたくて借りました。
2は観ましたが1はまだ観ていなかったのです。
2が面白かったので1にも期待していました。

こち亀のアニメ自体はdアニメで見直してみたところ
そこまで面白いというわけではなかったし、こち亀アニメスペシャルも
微妙だった。
だが劇場版の面白さは群を抜いている。

まず脚本が面白い。というかスタッフ一同に恵まれている。
話の予想は大体つくんだけど、それまでの紆余曲折が面白い。
伏線を散りばめて細かく回収してるのがよかった。

おかしいポイントとして、なぜか部長の寺井に対するあたりの強さが挙げられる。
もぐらと口にしただけでなぜか怒鳴る部長。

ラストは意外にも敵の自滅で終わった。
そして原作にもみられないこち亀アニメ特有のはちゃめちゃな暴走。
両津を載せたロケットが東京中を駆け巡る。
緊迫感を演出してるのに最後には爆発に巻き込まれて落下しても
不死身な両津たちというギャグテイストで終わる。

そして最後の最後におなじみの展開で終わる。

エンディングの吉田拓郎が良かった。
重い荷物を背負ってしまえば両手が楽になるだろうという歌詞は、
いやほんと、ワンゲルやってる私の身に染みる歌詞なのであります。
気持ちだよ。

残念なところでいうと、中川の作画がひどすぎる点。
麗子と顔の形が変わらない。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

時計じかけのオレンジ(1971) ★★★★★

2016-09-24 17:14:11 | SF
時計じかけのオレンジ [DVD]
クリエーター情報なし
ワーナー・ホーム・ビデオ

バラいろダンディで水道橋博士と園子温が熱く推していた作品。
大学図書館で鑑賞した。

暴力シーンが凄いときいていたので期待していたが、暴力より強姦が強烈。
無修正で全裸出てくるとは思わなかった。

雨に唄えば使用するのもよく許可してもらえたなあ。
エンディングにまるごと使うとは・・・

暴走するシーンは冒頭30分だけで、あとは刑務所に収監されたのちに復讐され入院というオチになる。これはイメージと違った。主人公はひどいやつのはずが、同情すら生まれた。

一番受けたのはPFスタディだ。PFスタディを受けたことがあったので大受けした。
現実に流通してるPFスタディは相当昔の欧米のもので全く現代の日本にそぐわないものだが、この時代のPFスタディは強烈だ。全体主義の腐敗した世相を表している。
江戸時代とかで考えても面白いかもしれない。

もうひとつは高速ベッドシーンだ。キューブリックはクラシックを多用するが、本当に使い方がうまい。ケツの穴に糞を戻したくなるほど面白い映像作品だった。

あと主人公がセックスするビッチ2人がなめてるのはちんこの形してて分かりやすい。
声をかける前に店から冊子を勝手にとって他の店に置いて行ってしまうのもいい。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アオイホノオ(TVドラマ)(2014)

2016-09-24 17:13:44 | 青春
アオイホノオ DVD BOX(5枚組)
クリエーター情報なし
東宝


岡田斗司夫ゼミで度々言及されている作品なので観てみたら、
くだらないコメディだけど面白い。

ニコニコ動画で岡田斗司夫と検索したら8話がちょうど無料配信期間でヒットして、
8話から順番ばらばらに観た。

俺は島本和彦という漫画家も80年代以前の漫画アニメも、火の鳥くらいしか
分からなかったけど岡田斗司夫や庵野秀明が出てるから楽しめた。
庵野は安田顕が演じている。というか役者は皆豪華である。

そしてウルフルズの主題歌がとても元気をくれる。
津田ヒロミも可愛い。大学生の役だが当時高校生なので当たり前か。

再現フィルムを作るのに相当労力かけてる。
あえてそのまま使わない所がミソ。

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

華麗なるギャツビー(1974) ★★★☆☆

2016-09-20 13:13:30 | ドラマ
華麗なるギャツビー [DVD]
クリエーター情報なし
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン

BSプレミアムで録画したものを鑑賞。

華麗なるギャツビーの原作グレートギャツビーは何度も映画化されていて、
世間的には2014年に映画化されたディカプリオ主演のものが話題になっている
(町山氏曰く演出がバカバカしいらしい)

ロバート・レッドフォード主演作は初めて観ました。
今や80歳の俳優ですがこのときは30代後半でしょうか

アメリカの黄金時代を描いていて、ほとんどが踊っているシーンばかりです
そのため退屈な映画です
過去は戻せるとギャツビーは力説していましたが幻想であることは確定的に明らか
やっぱSFのほうが自分に合ってんな

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マチェーテ(2010) ★★★★☆

2016-09-11 13:16:50 | バイオレンス
マチェーテ [DVD]
クリエーター情報なし
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

TSUTAYA錦糸町店からようやくクーポンがきたので鑑賞。

スティーブンセガール
唯一の悪役映画。
ほんと唯一ですよね、これ。

太った今では悪役の方が似合うんじゃないか?

監督はロバートロドリゲス、
製作にタランティーノも。
やりすぎバイオレンス映画。
胴体輪切りにすることとかはもはやギャグ。
バイオレンス自体がギャグになっている。

ダニートレホ主演は本作のみらしいですが、セガールなんかよりもよっぽどセガール映画らしさが出てると言うか。ダニートレホ主演シリーズあってもいいんじゃ?と思ったらこれシリーズ化されてんのね。
本人もヤクザだったようで貫禄が凄いですね

まあ、バイオレンスと、後は裸。
ほとんどAVみたいなもんですね
CGとは見抜けませんでしたが…

展開は予想のつかないものが多く
ストーリー的には面白かったです

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする