喉飴と鞭による映画・小説・漫画論評~このブログを見る者は地獄を見るだろう~

タイトルの通り、映画、小説、漫画を観終わった後に、感想を書くだけです。コメント頂ければ幸いです。

吉原炎上 (1987) ★★★★☆

2023-06-26 13:53:08 | ドラマ

はにわ会のメンバーとAmazon Primeにて鑑賞。

監督:五社英雄

脚本:中島貞夫

原作:斉藤真一

出演:名取裕子

音楽:佐藤勝

製作:東映京都

配給:東映

上映時間:133分

製作国:日本

タイトル通り吉原が炎上する話。五社英雄作品は初めて観るなぁ。

実際は、昼間に料理作ってて炎上したそうだが、映画ではランタンにローションこぼして爆発して炎上。

しかし、あそこまで大爆発しないと思うんですけど…

それにあんな外れにある長屋が炎上しただけであそこまで燃え広がるもんなのか。

本作は、鑑賞中はあまり意識していなかったが、4人の花魁のオムニバス形式の構成となっている。

男女のセックスシーンは実はほぼなく、レズビアンシーンが序盤にあることが有名。

やけどを自分にわざわざ負わせるとことか、怖すぎ。

学生の客、遊郭であんな暴れといてもお客様なのか?暴れた後に冷静になって「そこまでするな」となだめるとか、どういう感情の持ち主なんだ。

しかし、常連客がそのまま花魁を嫁にするみたいなことが本当にあったのかねえ。キャバ嬢を嫁にするみたいな話はよく聞くけど。

救世軍の古島、あそこまで一途だったのに無一文となってからはすっかり紫太夫のことを諦めているの、なんだかなぁ。

『タクシードライバー』のトラヴィスとあんま変わらない気もする。

一番迫力があるのは小花の吐血しながら狂乱して「噛んでくれよ」と絶叫するシーンだろう。

ところで、昔の警官には薩摩藩出身者が多かったらしい。

吉原て行ったことないが、本作を観るとますます行きたくならない。

聖地巡礼としては行ってみたい気もするが、冷やかしはいけませんで。

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2 コメント

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Unknown (ぺんたろー)
2023-06-26 20:04:46
赤い布団、血、金魚、炎……赤と橙の目立つ美しくも恐ろしい(冒頭ナレーションの極楽坂と地獄坂のような)吉原の景色、遊女と客の化かしあいが見られて大満足ですね。
「噛んで〜」の鬼気迫るシーンは一発撮りだったとか。あの迫力の演技も納得。
嘘か真か、琵琶湖畔に作ったセットを爆破炎上させたために地元民が通報したとか、脳裏に焼き付く場面と伝説の残る作品ですね。根強いファンがいるのもなんとなーく分かるかも。
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Unknown (watasihadare_2011)
2023-07-02 00:22:33
え、あれを一発撮りしたのですか?!あの演歌歌手、ただものではない。ほんと風俗に通う奴は理解できませんな。しかし、客も遊女を化かしているというのが面白いですよね。
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