喉飴と鞭による映画・小説・漫画論評~このブログを見る者は地獄を見るだろう~

タイトルの通り、映画、小説、漫画を観終わった後に、感想を書くだけです。コメント頂ければ幸いです。

地球40度線 赤道を駆ける男 (1968) ★★☆☆☆

2021-10-22 19:50:27 | 邦画

ラピュタ阿佐ヶ谷にて鑑賞。

監督:斎藤武市 (ぶいち)

脚本:才賀明、斎藤武市

音楽:山本直純

出演:小林旭、若林映子、丹波哲郎、シリア・ポール

製作:アロー・エンタープライズ

配給:日活

上映時間:103分

 

本作を観たいと思っていたわけではなく、映画館巡りのためにラピュタ阿佐ヶ谷へ来るのが目的だった。

 

名画座・ラピュタ阿佐ヶ谷の外観。路地の奥まで行くとある。

地下にはザムザ阿佐ヶ谷という舞台の劇場があるそうだ。

近くにはオタッキーな居酒屋もあるし映画好きには居心地良さそう。

知り合いが阿佐ヶ谷に住んでいるが、地元に名画座があるというのは何とも羨ましい環境だ。

 

映画の半券。というか入場券。映画のタイトルが記されていなくてがっかり。だがその時のテーマに合わせて毎回デザインが違うっぽい。

 

待機スペースには春日太一とかの映画関連の著作がずらりと並んでいました。

店員は2名。木造をイメージした内装。

 

劇場は4列しかない。この日の観客は11名。当然予告編などない。

観客が仕事リタイアしたようなおっさんしかいない。平日昼間だから当然だ。若者は俺(無職)のみという。後からおばちゃんも入ってきたけど。

 

さて、本題に入る。

ほぼブラジルでロケした作品。「世界航路」が今回の舞台なだけに、ブラジルに旅行した気分になれる作品だ。

OPクレジットが英語なのは、海外向けに作っているから?

映画祭に出すような内容ではないが。ちょっとそこが気になる。

ブラジルでロケしたからブラジル向けに?

 

あらすじは日活のページ参照。https://www.nikkatsu.com/movie/21074.html

 

ブラジル人役の役者が昔のステレオタイプの中華人みたいな話し方しかしないのがふざけすぎていて笑える。

だが、俺はというと、内容はほぼ理解していなかった。。

なぜなら開始10分で爆睡してしまったからだ。30分は寝ただろうか。

尺が短い映画だからと高をくくっていた。

あまりにもラピュタ阿佐ヶ谷の椅子が心地よかったのだ。

フィルム作品を観たのも久しぶりだ。所々劣化があって趣があった。

 

本作はDVD化もされているそうですね。二度と観たいとは思わないが。

リオのカーニバル?をこれでもかとばかりに見せてくる。

 

小林旭は80を超えた今でも芸能界で活躍中。なんとYoutubeまで始めたとか。凄すぎる。太ってこの頃のような格好良さはないが。

皆が思うことかもしれないが、若い頃の小林旭は劇団ひとりに似すぎている。劇団ひとりも物真似しているそうだが。

シリアポール、美人です。インド出身の歌手なのですね。

 

そして誰もが感じるデジャブ。丹波哲郎と若林映子のコンビて、『007は二度死ぬ』やないかい。007のような派手なアクションはないぜよ。

以上

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ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT (2006) ★★★★☆

2021-10-19 03:28:06 | アクション

BSプレミアムで放送していたため鑑賞。

 

監督:ジャスティン・リン

脚本:クリス・モーガン

製作:ニール・H・モリッツ

製作総指揮:クレイトン・タウンゼンド

出演:ルーカス・ブラック、バウ・ワウ、ナタリー・ケリー、サン・カン、ブライアン・ティー、北川景子、千葉真一

音楽:ブライアン・タイラー

製作会社:レラティビティ・メディア、オリジナル・フィルム

配給:ユニバーサル・ピクチャーズ、UIP

上映時間:104分

 

ワイルド・スピードシリーズにはさほど興味がないが、東京が舞台なら観ておくしかないということで鑑賞。

結論。最高のバカ映画!

007の『二度死ぬ』を地でいくバカさ加減。

主人公は少年院行きを逃れて東京へ逃げてくるが。

本作での東京は無法地帯と化している。

渋谷の商業施設の駐車場で派手に繰り広げられるドリフトレース。

即、警察が出動してもおかしくないのに出動してこない。

後に出動しない理由までわざわざ語られる始末。

時速180キロ出ている車をパトカーでは追いつけないからそもそも追ってこない!と。舐めている。

 

本作に出てくる女たちが日本人というかアジア人もかなり混じってるし、出演陣も日本人という設定だが日系というだけなのでカタコトの日本語でしか話さない。

高校の昼食がバイキング形式であるはずがない。

しかし製作人の日本愛は伝わってくる。日本の文化がこれでもかというくらいに映し出されてくる。

ていうか、主人公の両親、子供に甘すぎだろ。早く少年院送れやこんな奴。

日本だと撮影許可が降りなかったため、CGでほとんど撮影しているらしい。

 

こんな無法地帯あったら行ってみたい。

鑑賞後調べていて残念に思ったのは、ハンが生きている設定に書き換えられたらしいこと。パルパティーンが生きてました並みにがっかりだ。というかハンが生きてたなら本作での最後の死闘は何の意味もなかったよね。

これを知ってシリーズを追う気はなくした。ワイスピはSKY MISSIONは劇場で観たけど。まあ1年に1作くらい観てもいいかな。

やはり車の知識がないから、カーマニアならではの楽しみ方はできないのが残念。

本作は上映時間が短いため、さくっと楽しめるのも良い。長いバカ映画ほど苦痛なものはないから。

以上

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御法度 (1999) ★★★☆☆

2021-10-19 02:32:11 | 時代劇

BSプレミアムで放送されていたため鑑賞。

監督・脚本:大島渚

出演:ビートたけし、松田龍平、武田真治、浅野忠信

音楽:坂本龍一

製作:大谷信義

原作:司馬遼太郎

衣装:ワダエミ

配給:松竹

上映時間:100分

 

大島渚が撮るBL映画ということで、以前から気になっていた作品ではあった。

しかし戦場のメリクリもそうだけど、大島渚はBL好きなのか。

 

衆道をテーマに描いた作品である。松田龍平のデビュー作であり、大島渚の遺作というから凄い。

松田龍平は今となってはただのおっさんだが、当時は美少年の役どころだったのか。まあ、かなりメイクを施しているけど。

大島渚は亡くなったのはもっと後だが、病に犯された期間が長かったようだ。

新選組て若い衆の集まりだったはずなんですがおっさん達が近藤や土方を演じている。それはそれで貫禄あっていいけど、違くね?とは思う。

大島渚が描く同性愛映画、て聞くと中身はとんでもないのかと思ったがそうではなかった。

衆道がばれたら即斬首!かと思いきや、当時は同性愛に関しては緩かった時代なんですね。松田龍平演じる加納に絡む者たちが次々と同性愛の虜になっていくところが面白かった。

そして最後には猟奇的な加納の面が描かれます。そもそも「人を斬ってみたいから」という動機が既にやばいが、まじだったという。

崔洋一が一番ホモっぽい顔してますね(偏見

島原の祇園で神田うの演じる太夫が登場するシーンで、女児も2人横におりますが、祇園て今もそういう感じなの?気になった。

以上!

 

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007/ ノー・タイム・トゥ・ダイ (2021) ★★★★☆

2021-10-02 21:20:19 | アクション

TOHOシネマズ錦糸町 楽天地にて鑑賞。

監督:キャリー・ジョージ・フクナガ

脚本:ニール・パーヴィス、キャリー・ジョージ・フクナガ、フィービー・ウォーラー・ブリッジ

原作:イアン・フレミング

製作:バーバラ・ブロッコリ、マイケル・G・ウィルソン

出演:ダニエル・クレイグ、ラミ・マレック、レア・セドゥ

音楽:ハンス・ジマー

主題歌:ビリー・アイリッシュ

製作:イーオン・プロダクションズetc

配給:東宝東和

上映時間:163分

 

ようやっと観れたといったところ。1年半遅れくらいで公開された。

出演者も撮影時のこと忘れてそう。

本作も監督の降板劇があったそうな。最近の大作映画はどうなってるんですかね。

 

007は既にエージェントを引退しているという設定。しかし当然、呼び戻されるのであった。

007の新上司のMがジュディ・デンチと違ってかなりうざい。こいつが上司だったらそりゃ辞めるだろうなと思うわ。

QとのBLシーンは相変わらず健在である。ここが一番のみどころかも

本作は日本の能面、日本庭園と日本的な要素が多数存在する。

決戦の舞台もおそらく択捉島かどこかを連想させる。

 

ラストは衝撃的な展開であった。

だが、最初のオープニングでいつもはスナイパーが007にやられるのに007が撃たれていたことから、それを暗示させていた。

けどフェリックスも死に、ブロフェルドも死に、なんだか非常に暗い話になった。

まさか次回作では娘が007を受け継いだりして。

死んだ後に「james bond will return」なんて言われてもなあ。

 

生物兵器ていうのがコロナウイルスを連想させる。これは偶然だが。

武漢研究所説あるから、なんだか架空の話に思えなかった。

 

ラミ・マレックは出演時間めちゃ短い。007を仕留めた割には、目立った活躍はなかった。

レア・セドゥがタイプすぎる…

以上

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