喉飴と鞭による映画・小説・漫画論評~このブログを見る者は地獄を見るだろう~

タイトルの通り、映画、小説、漫画を観終わった後に、感想を書くだけです。コメント頂ければ幸いです。

草の上の仕事(1993) ★★★☆☆

2018-12-14 15:44:48 | ドラマ
草の上の仕事 c/w RUNNING HIGH [DVD]
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バンダイビジュアル

 GYAO!で期間限定で公開されていたものを鑑賞。

爆笑問題の熱烈なファンの俺にとって、見逃すわけにはいかない作品。

 

監督・脚本:篠原哲雄

音楽:村上浩之

出演:後藤直樹、太田光

 

太田光がまだヒットしていない頃の作品である。

登場人物は後藤直樹演じる草刈師と太田光演じる日雇い労働者のみ。

ド田舎に軽トラで来てただひたすら草を刈る。

 

やる気のない太田。草刈り機をなかなかうまく扱えない。

かなりの力仕事であることが伝わってくる。

根気よく指導する後藤。(役名は忘れました、すみません)

 

私も日雇いやってたから、こういうどうせ1日だからって仕事に全くやる気のない

奴らが大勢いるのを知っている。

しかし時間が経つにつれ太田も機械の扱いが上手くなり、次第に2人は打ち解けてゆく。

休憩時間に自己開示し歩みを寄せる後藤。後藤は高卒後から今までずっとこの仕事に就いてる24歳で、太田は26歳であり実は太田の方が年上であることが判明。太田は小説家志望のフリーターであった。

当時は芸人死亡のニートみたいなもんだからリアルだ。

後藤が太田にやけに顔を近づけてホモソーシャルな雰囲気を漂わせる

 

「明日も来るんだろ?」と尋ねる後藤に、

「僕は今日だけなんですよ」と寂しく答える太田。

 

日雇いという制度は絶対やめた方がいい。

1日しか来ない奴に指導するなんてストレス溜まるだけだから。

 

本当に本作は草を刈るだけでその後なんの進展もないが、日雇いに対する警鐘を鳴らす意味がある作品だと解釈した(キリッ

以上

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ジャイアンツ(1956) ★★★★☆

2018-12-08 22:10:12 | ドラマ
ジャイアンツ [DVD]
クリエーター情報なし
ワーナー・ホーム・ビデオ

午前十時の映画祭。TOHOシネマズ錦糸町(楽天地)で鑑賞。

監督:ジョージ・スティーブンス

脚本:フレッド・ジュイオル

原作:エドナ・ファーバー

出演:エリザベス・テイラー、ロック・ハドソン、ジェームズ・ディーン

音楽:ディミトリ・ティオムキン

配給:ワーナー・ブラザーズ

上映時間:201分

 

太田光が伊集院光のラジオで自分の好きな映画として紹介していたので鑑賞。

ジェームズ・ディーンの遺作でもある。

 

観る前はジェームズ・ディーンが石油掘り当てて大儲けするまでを描いた映画かと思っていた(実際そうなのだが)

しかし主役はジェームズ・ディーンではない。ジェームズ・ディーン演じるジェット・リンクは悪役で成金のかわいそうな人。

上映時間の割りには短く感じた。なお、ロック・ハドソン演じるジョーダンがパーティーに乗り込むシーンで寝ていた模様。

こっそりとジョーダンの息子としてデニス・ホッパーが出演している。

ジェットリンクが恥晒した後のシーンも異様に長いが、レストランでの格闘シーンが割と好きである。

しかしテキサス男を演じているロック・ハドソンが実はゲイだった、てのも凄い話だ。

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