喉飴と鞭による映画・小説・漫画論評~このブログを見る者は地獄を見るだろう~

タイトルの通り、映画、小説、漫画を観終わった後に、感想を書くだけです。コメント頂ければ幸いです。

メイド・イン・バングラデシュ (2019) ★★★★☆

2022-04-30 01:09:39 | 伝記

岩波ホールにて鑑賞。

監督:ルバイヤット・ホセイン

出演:リキタ・ナンディニ・シム

製作国:フランス・バングラデシュ・デンマーク・ポルトガル

上映時間:95分

配給:パンドラ

 

岩波ホールが7月に閉館されるということで、一度も行ったことがないため、一度くらい足を運ぼうと神保町へ。

岩波ビルの最上階にある。岩波不動産が下に入っている。岩波も、東宝と同じで不動産で収入を得ているんだね。

シアターの周りが円形にエントランスになっている。職員は3名くらいか。

平日だがミニシアターとしてはかなりの客が入っていた。

閉館間近なのもあるだろう。

 

場内は広い。スクリーンは小さいため、後ろに座ると見にくいため、

真ん中の方の席を確保。

うん、この席数がミニシアターで埋まることは、登壇ゲスト豪華回とかない限り、もうないでしょう。

客層がものすごくよい。前の席の人は、私を気遣って見やすいように移動してくれた。

座り心地もいい…

 

さて、本作はタイトルから予想できるが、発展途上国で安い人件費で衣料を大量に作らせるシステムの実態を描いたものである。

ユニクロを批判しているといってよい。本作を観た後だと、当分ユニクロで買い物する気は起きないだろう。それでもたまにユニクロに足を運んでしまう自分がいるが。

低賃金で働かされる大量の女性。バングラデシュでは、優秀な女主人公が働いても低賃金だが、頼りがいもない夫が少し働くだけで収入は抜ける。

労働法がバングラデシュにも存在するが、地元の有力者(=工場の経営者)の圧力によって労働組合を結成を阻止されるが、主人公は手段を選ばずに結成にこぎつける。正攻法が通用しなければ、あの手しかなかった。

ストレートにテーマを描き切っていて良い。また、この問題は日本でも直接当てはまるだろう。労働組合のない企業だってたくさんある。

なお、最初の20分くらい、案の定寝た模様。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする