喉飴と鞭による映画・小説・漫画論評~このブログを見る者は地獄を見るだろう~

タイトルの通り、映画、小説、漫画を観終わった後に、感想を書くだけです。コメント頂ければ幸いです。

ジョーカー (2019) ★★★★☆

2019-10-27 22:48:34 | アメコミ

TOHOシネマズ錦糸町オリナスにて鑑賞。

監督:トッド・フィリップス

脚本:トッド・フィリップス、スコット・シルヴァー

出演:ホアキン・フェニックス、ロバート・デ・ニーロ、ザジー・ビーツ

音楽:ヒドゥル・グドナドッティル

製作:ヴィレッジ・ロードショー・ピクチャーズ

配給:ワーナー・ブラザーズ

上映時間:122分

 

空前の大ヒットを記録している本作。

バットマンシリーズ未見の俺でも 普通に楽しむことができた。。

 

バットマンシリーズにおける悪役ジョーカーがいかに誕生したのかを描く。

 

一言で言ってしまえば精神障害者の母を介護する精神障害者のハナシ。

突発的に笑ってしまう発作を持つ役を怪演したホアキン・フェニックスあっぱれ。

 

ジョーカーの影響で、今年は太田光もDDTのレスラーもコスプレしていた。

ハロウィンでもさぞかしジョーカーが多かったことだろう。

 

ジョーカーは貧困層の象徴として祭り上げられ、タクシードライバーのトラビスの如く好き勝手に人を殺していく。

俺はタクシードライバーは好きな作品だが、好き勝手に人殺ししているのに憧れているわけではない。

ジョーカーに関しては、自分の不遇をいいことに現状に甘えてるだけという印象で別に感情移入はできなかったな。

 

ただ、どこの劇場でも散見するリア充が鑑賞後に全く意味が分からない、と呟く光景には唖然とする。

貧困がどうのこうのより リア充VS非リアの構図を垣間見た気がした。

 

以上

 

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ネバーセイ・ネバーアゲイン(1983) ★★☆☆☆

2019-10-27 22:42:48 | アクション

 

BS-TBSで録画したものを鑑賞。

ネバーセイ・ネバーアゲイン [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]
ショーン・コネリー,キム・ベイシンガー,クラウス・マリア・ブランダウアー
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

監督:アーヴィン・カーシュナー

脚本:ロレンツォ・センプル・ジュニア

製作総指揮:ケヴィン・マクローリー

出演:ショーン・コネリー、キム・ベイシンガー、クラウス・マリア・ブランダウアー、マックス・フォン・シドー

音楽:ミシェル・ルグラン

主題歌:ラニ・ホール

配給:ワーナー・ブラザーズ

上映時間:134分

 

007の番外編。

007なのにイオンプロが製作していないという異例の作品。

権利関係とかで色々あったらしい。

『サンダーボール作戦』から『スペクター』まで、正規のイオンプロのシリーズではスペクターを出すことができなかったが、本作では権利関係を持つ者が製作に関わっている為、スペクターが登場する。

そして主演を務めるのは初代ボンドを演じたショーン・コネリーである。

もう50代になって老いを感じさせるが、渋くなっていてまた良い。

同時期に公開されたイオンプロの『オクトパシー』と比較すると、やはりこちらは古臭い。初期の007に近い。馬鹿馬鹿しさ満載のロジャー・ムーア作品に対抗したのか? しかし格闘戦とか泥臭くてこれもまた良い。

肝心の007の音楽は権利関係で流れないのだが、ラニー・ホールのBGMも洒落ていて聞き入ってしまう。

また、本家と違って一流の俳優ばかり起用している。後に007のパロディを演じるローワン・アトキンソンまで執事役で出ている。

正直、観なくてもいい作品だと思う。

やはり正規の007には勝てない。

まあ、原作に忠実に作ろうとするとだいぶ落ち着いた出来に仕上がるということなのではないか。

以上 

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ブルース・ブラザーズ (1980) ★★★☆☆

2019-10-08 01:09:25 | コメディ

有楽町スバル座にて鑑賞。

監督:ジョン・ランディス

脚本:ダン・エイクロイド、ジョン・ランディス

出演:ジョン・ベルーシ、ダン・エイクロイド

配給:ユニバーサル

上映時間:133分

ブルース・ブラザース [DVD]
ジョン・ベルーシ,ダン・エイクロイド,キャブ・キャロウェイ・ジェームズ・ブラウン,レイ・チャールズ
ジェネオン・ユニバーサル

 

有楽町スバル座に行くのが目的だった。

なぜなら有楽町スバル座が10月に閉館するから、というからであった。

私は有楽町スバル座の存在すら知らなかった。

有楽町にはたびたび訪れているのだが。。。

 

まあ楽天地シネマみたいな、昔ながらの映画館である。同じ東宝系系列だし。

でもって、閉館記念にメモリアル上映として過去のヒット作を立て続けに上映していて、そのうちの1つが本作であったというわけ。

 

見た目のインパクトが強烈なので、本作の存在は前から知っていたが、内容については全く未見であった

 

劇場に入ると、館内は階段状にすらなってなく、画面も小さく歴史を感じる。

外国人の観客が、日本で映画を観るのは初めてだと興奮していたのが印象的。

私は、後ろの柱の近くで鑑賞。

 

内容は、バブル時代に作られたことを感じさせる、まあ無駄に金をかけた内容。

とにかくモノを壊しまくる。予算が潤沢であることが窺える。

 

本作にはキャリー・フィッシャーがサイコパス女役として登場している。

バズーカ砲を街中で発射したり、漫画みたいなキャラである。

 

主人公2人の他人に迷惑をかけまくって目標は達成するも、結局刑務所に逆戻りしているオチは妥当だったと思う。

まあ時代を感じさせる映画だった。

以上

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007 オクトパシー (1983) ★★★★☆

2019-10-03 17:45:30 | アクション

BS-TBSで鑑賞。

オクトパシー(デジタルリマスター・バージョン) [DVD]
ロジャー・ムーア,ルイ・ジュールダン,モード・アダムス
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

監督:ジョン・グレン

脚本:リチャード・メイボーム、マイケル・G・ウィルソンetc

製作:アルバート・R・ブロッコリ

出演:ロジャー・ムーア、モード・アダムス、ルイ・ジュールダン

音楽:ジョン・バリー

主題歌:リタ・クーリッジ

配給:MGM

上映時間:130分

 

6月にBS-TBSでオンエアされていたが、新潟県で大きな地震が発生したために途中で放映が中止されてしまい、途中までしか観ることができていなかったが、8月になってようやく再放送され鑑賞することができた。

本作の悪役の目玉はルイ・ジュールダン演じる謎の富豪カマルである。

ロシア皇帝献上品であるレディーの卵をオークションにて破格で手にしたカマル。園あとをボンドが追う展開。

もう1人がソ連軍の将軍であるオルロフ将軍である。彼は誇大妄想を抱いており、アメリカで核を用いたテロを企てようとしていたが、常にゴゴール将軍に目を付けられていた。

そしてタイトルにもなっている謎の女性、「オクトパシー」である。

カマルはオクトパシーに仕えている存在であった。しかし、実際はカマルはオルロフと共謀し、オクトパシーを利用していただけであった。というわけでオクトパシーはボンドと共闘することになる。

設定によるとカマルは元アフガニスタンの王族で、今は闇商売で荒稼ぎしてるならず者であるとか。

ジョン・グレン監督作のため、本作でもわけのわからないシーン満載である。

カマルの宮殿から逃げたボンドはなぜかジャングルに追いやられ、動物との死闘を繰り広げる。

オクトパシー率いる宝石盗賊団の衣装も忍者みたいで意味不明である。

 

ロジャー・ムーアの敵陣に放り込まれても余裕たっぷりに発するジョークは最高である。インド人の用心棒に向かって「僕と寝酒する?」と誘うシーンには笑った。

馬鹿馬鹿しくて大満足な作品。

以上

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