新着情報/県内各九条の会の催しのお知らせ

あいち九条の会ホームページに県内九条の会活動を紹介するコーナー

九条の会ちりゅうが3周年記念のつどい-沖縄を考え、森英樹さんの講演で憲法九条を守る展望を

2009年09月25日 | Weblog
 九条の会ちりゅうが、結成3周年にあたって、米軍基地建設、自衛隊海外派兵恒久法などの危険な企てを阻止し、憲法を守るという一点で手をつなぐ輪を広げ、平和な未来に向かって前進する契機になればと、第1部 沖縄、第2部講演を企画しました。

 なお、このつどいには知立市教育委員会も後援しています。

みなさんきてね!

          九条の会ちりゅう3周年記念のつどい

   と き   10月4日(日)13:30~16:40

   ところ   知立市中央公民館講堂(市役所と同じ敷地内)


  第一部 沖 縄

      DVD    「軍隊がいた島」慶良間の証言

      合 唱    さとうきび畑 西三河青年合唱団

      三 線     沖縄民謡 越野 義明

      詩朗読     忘れない(小森 香子作)関 真澄

      エイサー     海風(うみかじ)エイサー(主宰者 仲宗根広子)

第二部 講 演

      「改憲論のゆくえと私たちの展望」 森 英樹

龍谷大学法科大学院教授、名古屋大学名誉教授
前名古屋大学法学部教授、法学部長、副総長

※保育室あり

  主 催 九条の会ちりゅう・後援 知立市教育委員会

 連絡先 事務局 桜井幸寛(0566-82-2035)
 
「3周年記念のつどい」の企画にあたって

 「九条の会ちりゅう」主催で09年4月に沖縄の戦跡を訪ねました。

 地上戦で全てが破壊し尽くされ、親・兄弟・幼子まで殺され、あるいは自決させられるという、戦争の惨たらしさを再認識させられました。

 戦後は米軍の占領、駐留で基地の危険と常に隣り合わせの不安な生活が60年余り続いています。

 日米両国政府は、憲法九条を蹂躙し、沖縄県民の基地撤去の願いとは裏腹に、美しい辺野古の海を埋め立て米軍基地を建設しようとしています。

 辺野古の住民は、「8年(命を守る座り込み)+1824日(基地建設反対の座り込み)=13年」(4月16日現在)、今も頑張り続けています。

 辺野古の基地建設反対を共に闘い、憲法9条を無視した米軍基地建設を阻止する事が差し迫った重要な課題であると痛感しました。(事務局 桜井)

昭和区9条の会が太田元沖縄県知事招いて「平和のつどい」

2009年09月24日 | Weblog
 昭和区9条の会が10月4日に「平和のつどい」を開催します。

 沖縄では今も米軍戦闘機の爆音が響き、県民の反対をよそに、普天間米軍基地の代替に辺野古に耐久性のある基地を作る問題が推し進められようとしています。

 麻生政権は米軍のグアム移転、外国に作る米軍基地の建設に日本が莫大な費用を負担するという世界に例を見ない約束をしました。

 こうした中で来年5月には国民投票法が成立してから3年経ち、憲法改定の発議が解禁されます。

 今こそ沖縄の現状を学び直す中で平和の問題を考えようと、元沖縄県知事の大田昌秀さんをお招きして「沖縄戦を通し憲法を見る」の講演をしていただくことになりました。

 当日はこの他第二部として、「島唄」や「花」などの合唱や三線の合奏、舞踊など沖縄の文化にふれる催しもあります。


昭和区平和のつどい

  日 時  10月4日(日) 13;30~16:00

  会 場  名古屋柳城短期大学 体育館

       (昭和区名月町2-54 地下鉄御器所駅④出口200m南=桜山方面へ2つ目の信号を西=右に入る)


第1部  DVD上映「沖縄戦と平和」

講演「沖縄戦を通し憲法を見る」 大田昌秀元沖縄県知事

第2部 「あじゅら」の舞踏

70人の合唱「島唄」「われらを愛す」「花」三線合奏、舞踏など予定

参加費  500円(高校生以下無料)


お願い  駐車場はありません。公共交通機関でおいでください。


「若者の今と未来、そして憲法」-九条の会・尾張旭

2009年09月24日 | Weblog
 九条の会・尾張旭は、10月17日(土)に「若者の今と未来、そして憲法」 という講演と意見交換のつどいを行います。

時間・場所などは次のとおりです。

日  時   10月17日(土)  午後1時30分~

会  場   渋川福祉センター研修室

講  師   吉田 豊さん(同朋大学講師 若者問題研究家)

連絡は0561-54-6279 筒井さん、54-0447 沢田さん、53-5841 芝野さんまで。

戦争体験を聞く会に若い人が大勢参加-九条の会・尾張旭

2009年09月24日 | Weblog
 九条の会・尾張旭は8月23日(日)に第6回「戦争体験を聞く会」を行い、長崎で被爆した名古屋市緑区の仲 直敏さんから被爆直後の生々しい話を聞きました。

 仲さんはご自分で描かれた11枚の紙芝居の絵をスクリーンに映しながら、「原爆の熱線で焼かれた人が助けてほしいとすがってくるのを払いのけ、沢山の生きている人を蹴飛ばしながら走った。生きるためには仕方がなかった。」と涙ながらに話されました。

 そして「10年ほどすると白血病や甲状腺ガンになる人が沢山出た。
 子どもが生まれると『眼はついているか』『指はちゃんと5本ついているか』と心配になるお父さん、お母さんが沢山いた。

 友達が次々に死んでいった。『今度はオレの番か』と何度も思った。

 被爆一世は死んでも、二世、三世の問題は残る。」「戦後何年経ってもこの話はできなかった。しかし語り継がねばと最近は話をするようにしている。

 この4月にアメリカのオバマ大統領が『核廃絶を』と言いました。我が意を得たりと手を叩きました。これを現実にするもの、それは地球に住む私たちです。」と結ばれました。

 この「戦争体験を聞く会」には112名の方が参加しましたが、子どもさんを連れたお母さんをはじめ今までになく大勢の若い人の参加がありました。参加した一人の中学生(13歳)は「一番心に残ったのは傷ついた人を踏んで逃げたということです。

 仲さんが数十年経ってもこのことを話せなかったということがよくわかりました。原爆は落ちた瞬間も恐ろしいけど、何十年も経った後も沢山の人が後遺症で苦しんでいるということも知りました。」という感想を会報に寄せてくれました。

 この他会報の9月号には会員の方の戦争体験、引き揚げ体験、核不拡散条約再検討会議に向けて、など「戦争体験を聞く会」に参加しての投稿がいっぱい載っています。

岩倉9条の会 夏のフェスタのご報告

2009年09月18日 | Weblog
 岩倉9条の会が8月23日に『‘09ピイース9夏のフェスタ』を行いました。午前中は20数名の子どもも参加し、70数人が楽しいひとときを過ごしました。
 その模様を岩倉9条の会会報の「のぼり鯉」から紹介します。

<だるまブラザーズの歌やマジック 「ぞうれっしゃ」のお話と合唱>


 オープニングは岩倉市と三重県で保育士をしている兄弟ユニットのだるまブラザーズの歌でした。

 続いて「ぞうれっしゃよはしれ」。

東山動物園の二頭の像が戦争を生き残って戦後全国の子どもたちを喜ばせたという元小学校教員の桑原映子さんのお話に子どもたちは熱心に聞き入り、その後みんなで「ぞうれっしゃよはしれ」を歌いました。

 また、年金者組合の水野弘さん夫妻のマジックの手並みに一同感心しきりでした。

<午後は沖縄民謡と講演、そしてみんなで合唱>

 午後は沖縄居酒屋を経営する大城節子さんが「安里屋ユンタ」や「19の春」で故郷への痛切な想いを歌い、皆の心を打ちました。

 続いてイラク派兵差止め訴訟弁護団の中谷雄二さんの「海賊対処新法とイラク派兵違憲判決」の講演。

 中谷弁護士は、政府の安全保障と防衛力に関する懇談会が集団的自衛権の見直しや武器輸出3原則の見直し、敵基地攻撃能力の保有、「核の存在による抑止」から「運用による抑止」を提言したことに触れ、総選挙後に安保政策の変更を狙ったものだ。

 選挙で9条を守る議員を増やすことが大切だと示唆しました。

 また海賊対処新法の狙いはソマリア沖の海上自衛隊、ソマリアの隣国ジプチの陸上自衛隊、両者へ輸送補給する航空自衛隊、この3軍の海外での一体的軍事行動という既成事実を法律より先に作ろうとするものだ。警戒を払う必要がある。

 イラク訴訟で名古屋高裁は違憲判決を出したが、違憲判決を出す裁判官は最高裁によって左遷されてきた。「平和的生存権は人々が生きるための具体的権利だ」と言い切った裁判官は勇気のある人です。

 ボールは私たちに投げ返されました。この判決を武器に、9条を守り、平和な核のない世界をつくるのは私たち国民です、と強く訴えられました。

 最後は「歌ごえ広場」で、全員でリクエスト曲を歌って1日を楽しく過ごすとともに、9条を守る決意を固めて有意義な1日を終わりました。

学生6人が「平和への想い」を語った-愛知大学九条の会がLAVE & PEACEシンポ

2009年09月14日 | Weblog
 愛知大学九条の会は結成3周年を迎え、9月9日午後6時30分から同大学車道校舎で記念のシンポジウム「LAVE & PEACE 若者が語る平和」を開催しました。

 これは平和活動を行っている愛知県下の学生が取り組みを報告し、平和への想いを語ってもらうというもので、名古屋大学、愛知県立大学、愛知大学から6人の学生がパネラーとして参加しました。

 そのうち2人は韓国と中国からの留学生です。

 名古屋大学2年生のAさんは、名大学生九条の会メンバーで、少しでも戦争のことを知ろうと学生九条の会が豊川海軍工廠の跡地見学に参加し、その時感じた戦争の恐ろしさ、空しさを語り、シンポジウムや戦争映画の鑑賞会などの活動に参加していつことを述べました。

 愛知県立大学3年生のBさんは、World Peace Cinemaというボランティア団体を立ち上げ、平和映画祭に取り組んだ経験を語り、映画から地球社会問題について考えようと呼びかけていると報告しました。

 愛知大学4年生のCさんは、SEEDという国際協力サークルの代表ですが、貧困の問題を考える活動の中でフェアトレードの問題にも取り組んでいることを報告しました。そして大学内にもっと多くのNGOが生まれるようにしたいと語りました。

 同じくDさんは、イラク関係に関心を持っていると語り、愛知大学の名古屋校舎と豊橋校舎でイラクの子どもたちが描いた絵を展示し、また「イラクの現状を知ろう!」という企画を立てて、大学の地元の「三好へいわ祭り」に参加した経験を語り、1人の力は小さくても1人1人が力を合わせれば何かができるという信念を得たと述べました。

 愛知大学経営学部に韓国からの留学しているイ・アンホ君は、韓国には徴兵制度があり、自分も2年間の兵役と4年間の陸軍職員として勤務した経験を軍隊生活の写真を使いながら紹介しました。

 韓国の若者は「国を守らなければならない」という気持ちを持っている。しかし、自分は日本の憲法九条のことをもっと考えたいと思っていると語りました。

 名古屋大学文学研究科に中国から留学している陳念洪さんは、大学生協の平和に関する活動に参加しており、本当の平和とは何か、なぜ戦争は起こるのかを考え続けていると語りました。8月には全国大学生協連合会が主催したPeace now という企画で長崎平和祈念式典に参加しました。

 この企画では被爆者へのインタビューもありました。日本人は「原爆を落としたアメリカは許せない」といいますが、日本人の学生に「中国に対する加害のことをどう思いますか」と聞くと沈黙してしまいました。本当の平和とは何なのかを考えなければなりません。

 長崎で永井隆記念館を訪ねました。そこで永井博士が残した言葉に出遭いました。「平和をことさら壊そうとたくらむ人があるように見えますが、その人々を敵にまわして憎んではなりません。

 相手を憎む心が起こったら、もう自分も平和を願う権利を失ったものとなります。」私は今まで悩み、ずっと探していた答えをやっと見つけたように感じました。本当の平和は「己の如く人を愛せよ」です。

 この後、参加者との間で午後9時50分まで応答が続きましたが、若い人も真剣に平和について考え、行動していることが分かるシンポジウムでした。