安倍内閣は集団的自衛権の行使を容認する閣議決定を行い、日本を戦争をする国にしようとしていますが、大江健三郎さんらの九条の会はこれに抗議し、いまこそ「戦争する国づくりは許さない」の主権者の声を全国の草の根から挙げる時であるとして、全国のすべての九条の会が創意と工夫をこらして多様な行動に立ち上がろうと、10月の一斉行動を呼びかけました。 この呼びかけに応えて、いま県下各地や職域の九条の会が様々な行動が実行され、あるいは計画されています。あいち九条の会のホームページを開いていただきますと、冒頭のページに各行動の日時やタイトル、問合せ先などの一覧表を確認できますが、事務局に送られてきた各九条の会の会報やビラの中からいくつかその内容を詳しくご紹介しようと思います。
◆甚目寺9条の会が集団的自衛権について学習会と駅周辺で署名活動
甚目寺九条の会が10月18日(土)午後1時30分から「集団的自衛権てなーに?」という学習会を行います。講師は秘密保護法反対愛知の会共同代表の中谷雄二弁護士。場所は甚目寺公民館です。 また11月1日(土)午後4時から5時まで、名鉄甚目寺駅周辺で集団的自衛権行使反対の宣伝と署名活動を行います。
◆中区九条の会が講演とマジックとフラダンスの「秋まつり」
中区九条の会が10月18日(土)午後1時30分から「秋まつり」を行います。講演とマジック、フラダンスという盛り沢山な内容です。 講演は「若者は憲法をどう考えているか」、講師は日本国憲法を口語訳にした愛知大学法学部学生の塚田薫さんです。 マジックはパピヨン大西さん。マジック国際大会で優勝の経歴を持ち、ヨーヨーチャンピオンやダイス日本一の経歴の持ち主です。 おしまいのフラダンスは、新婦人の会中支部のフラダンスサークルの皆さんが華麗な踊りを披露してくれることになっています。 場所はイーブルなごや(旧女性会館)大研修室。入場無料です。
◆天白区内の九条の会が合同で駅頭宣伝活動
10月23日(木)に天白区内で活動している九条の会が合同で地下鉄原駅前で集団的自衛権の行使に反対する宣伝活動を行います。時間は午後4時から5時30分まで。 なお、大坪九条の会は毎月9の日(その日が土日の場合は19日)に地下鉄塩釜口駅前でプラカードなどで「9条守ろう」を訴えるスタンディングを行なっています。 平針九条の会は11月9日(日)に「集団的自衛権と日米ガイドライン」という学習会を行なうことにしています。講師は名古屋南部法律事務所の田巻紘子弁護士です。
◆名東九条の会が星が丘~東山公園で風船を掲げ、歌を歌ってパレード
10月26日、名東九条の会が「九条を守ろうピースパレード」を行います。午後1時30分に星が丘三越前に集合して、風船とティッシュを配りながら集団的自衛権行使容認反対の署名活動を行った後、午後2時に星が丘を出発してプラカード、シュプレヒコールで思いを伝えながら東山公園までパレードします。 地下鉄東山公園駅周辺で歌声に乗せて平和への想いを伝え、署名やシール投票に午後3時から取組みます。 このパレードは千種九条の会とも共催で、名東九条の会では他区の九条の会にも参加を呼びかけています。 名東区の高針台九条の会では11月14日(金)に長野県阿智村の「満蒙開拓平和記念館」の見学会を予定しています。 同じく名東区の北一社九条の会は11月15日(土)に北一社コミセンで「猪高村空襲、名古屋空襲、それぞれの体験を語る」という学習会を計画しています。
◆さや9条の会が歌と講演の「10周年のつどい」
10月26日(日)にさや9条の会が10周年のつどいを佐屋文化会館3階研修室で行います。時間は午後1時30分から4時までです。 シンガーソングライターの板谷信彦さんによる「憲法9条音頭」や「リメンバー」などの歌を聞いた後、名古屋大学大学院法学研究科の大河内美紀教授による「憲法9条と集団的自衛権」という講演が行なわれます。 この講演会には、いなざわ九条の会、つしま九条の会、かにえ九条の会など尾張南部の五つの九条の会が協力しています。 なお、さや9条の会は「憲法9条にノーベル賞を」の署名に取組み、85名分の署名を集めました。
◆九条の会・尾張旭が名鉄電車の乗客に横断幕などでアピール行動
終りに九条の会・尾張旭のユニークな取組を紹介します。 九条の会・尾張旭は11月1日(土)の午後3時から4時まで名鉄「尾張旭」駅西側の沿線沿いの田んぼ道でタペストリーや横断幕、プラスター看板などを掲げて名鉄電車の乗客に「集団的自衛権の行使反対」を訴えます。 なお、九条の会・尾張旭は10月11日と12日に行なわれた尾張旭市や同市商工会などが主催した「尾張旭市民まつり」の会場の城山公園の入り口で横断幕を掲げてのスタンディングや、会で作った集団的自衛権批判のマンガリーフとティシュ各1000部を配る宣伝活動を行いました。