新着情報/県内各九条の会の催しのお知らせ

あいち九条の会ホームページに県内九条の会活動を紹介するコーナー

浜矩子さんが記念講演 ~一宮・尾張北部九条の会連絡会が「平和のつどい」を開催~

2016年06月21日 | Weblog
 結成11年目を迎えた「一宮・尾張北部九条の会」(一宮・岩倉・江南・犬山・扶桑・大口の各9条の会で構成)が浜矩子さん(同志社大学教授・エコノミスト)を招き「結成11周年記念 憲法9条平和のつどい」を開催します。

       ◆と き  6月26日(日) 14:00~16:00(会場:13:30)
       ◆ところ  江南市民文化会館 大ホール
       ◆連絡先 0568-67-6625(竹村)


 参議院選挙の最中、安倍首相はまたしても「アベノミクス」の継続など経済政策を前面に打ち出し、明文改憲や戦争法の本格運用など憲法破壊の策動から国民の目を逸らそうと躍起になっています。浜さんは安倍首相の経済政策を一貫して「アホノミクス」と呼び、マスコミの話題を集めてきましたが、その歯に衣着せぬ語り口で「アベノミクス」の本質や改憲策動の危険性を分かりやすく解明してくれると思います。

来たる参院選で「安倍強権政NO!」の審判を突きつけ、立憲主義と民主主義の回復につなげるため、多くの皆様のご参加を呼びかけます。



あま市民の集いに170名が参加 ~ 天ちんさんが憲法への思い熱く語る

2016年06月21日 | Weblog
6月4日、名鉄甚目寺駅北口広場で「戦争法に反対するあま市民の集い」が行われ、170名の市民が参加しました。実行委員会に加わる「あま九条の会」の鈴木事務局長から報告が寄せられましたので、以下に掲載させて頂きます。

集会冒頭は、3月の集会に引き続き愛知出身のシンガーソングライター・板谷さんによる歌のメッセージで「シールズ万歳、政府は犯罪」「軍隊は国民を守らない」「憲法9条音頭」の3曲を紹介いただきました。鋭い批判が次々繰り出され、会場から賛同の拍手と笑いが広がりました。



トークのトップバッターは俳優の天野鎮雄さんで、「僕は憲法が大好きです。特に前文の【再び戦争の惨禍が起こることないよう決意し】という法律らしくない部分、そして【全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有する】という、戦争を通して一番悲惨と感じさせられたことを避けようとする平和の精神に魅かれます。人には想像力が大切。この文章は、世界の人々の願いであり決意です。日本人は後片付けがへたくそです。日本政府は、空襲で亡くなった人たちにお詫びさえしていない。そして、憲法を壊す戦争法が作られた。どうしても廃止したい」と、熱弁を振るわれました。

市民のリレートークの最初は、あま市議の松下昭憲さん。熊本地震で出動準備ができていた自衛隊を2日間止めた。そしてオスプレイを出してから自衛隊出動を決めた。そしてあま市議の岩本一三さんは秘密法、安保法、次は憲法改正だという。取り返しのつかない事態にならない内に安倍内閣を終わらせなければならない。
3番目はママの会@あまの宮崎里香さん。4番目は津島民主商工会の長井美恵さん。5番目は七宝町に住む市民岡田正司さん。6番目は高齢者代表の犬塚正男さんで、それぞれの立場から力強く訴えられました。



集会はこの後、参加者全員で、「戦争法制 絶対反対」「戦争したがる 総理は要らない」「勝手に変えるな 憲法解釈」「みんなの力で 暴走止めよう」「選挙に行こうよ 未来を変えよう」等の決意のシュプレヒコールを行い、決意を市民にもアピールしました。

最後に、あま9条の会・鈴木事務局長から、閉会のあいさつ(行動提起)がありました。
「憲法を守らねばならない権力者が、憲法を破壊し、憲法を守らせる主人公である国民を侮辱し、主人公たる資格を奪おうとする異常な時代となっています。多数決だけならばナチスだってとった手法です。違憲の戦争法をこのまま放置すれば、更なる危険を引き起こすことになります。
しかし、同時にこの国には、希望も膨らみ、勝つ状況を確実に作り出してきています。
自覚的な民主主義が定着しつつあります。あま市の集いにも、シールズこそ参加していませんが、ママの会も市議会有志の会もともに参加しています。「戦争法廃止統一署名」には全国では1200万人。「野党は共闘」という声は全国32の1人区すべてで統一候補を実現。憲法改正は不要だとする声が年々増え55%に達し、憲法9条を改正してはならないという声は68%に達しています。
こうした事態に、安倍首相も追い込まれ、消費税増税を2年半伸ばし、憲法を争点からはずし、2匹目のどじょうを狙っています。私たちは、失敗したアベノミクスに幻惑させられず、今日話されたことを語り合いましょう。
そしてこれを広げましょう。民主主義と立憲主義を国民の手に取り戻しましょう。」
集会と並行して行われた署名活動では49筆の署名が寄せられ、会場で訴えたカンパには、23,367円が寄せられました。

第12回 愛知県下「九条の会」学習交流会のお知らせ

2016年06月15日 | Weblog
 今年も愛知県下の九条の会が集う「学習・交流会」を開催します。

 「戦争法」が強行されて以来初の国政選挙となる参議院選挙が迫り、各地の九条の会では、戦争法の廃止と立憲主義の回復、明文改憲の阻止に向けたとりくみが旺盛に展開されています。
 今回の「学習・交流会」は参院選後の開催となります。選挙結果をふまえた情勢と今後の展望について一早く学び、経験を交流し互いに励まし合う場として成功させたいと思います。

 多くの皆様のご参加をお待ちしています。

    【日 時】 7月23日(土)13:30〜16:00
    【場 所】 名古屋市教育館 講堂(地下鉄東山線「栄」駅下車3番出口から2分)
    【内 容】 (1)講演:「参議院選挙後の憲法をめぐる情勢について」
              講師:本 秀紀さん(名古屋大学大学院法学研究科教授)
          (2)討論と交流
           ※ 入場無料、どなたでもご参加いただけます。



「つしま九条の会」結成11周年のつどいで、元犬山市長・石田芳弘さんが講演

2016年06月06日 | Weblog

つしま九条の会は5月29日(日)津島市文化会館で「結成11周年のつどい」を開催しました。



 第一部は、川島政信さんの腹話術。“憲法で戦争しないと決めたのに、アベ君が戦争したいとダダをこねているんだねぇ…”人形の9ちゃんと川島さんの絶妙な掛け合いで会場は大きな笑いに包まれました。つづいて、市内で活躍する美鶴会の皆さんによる箏(こと)の演奏。5月29日は呉服の日、和服姿で粋な三味線と雅(みやび)な箏が織りなす演目の数々は聴衆を引きつけました。

『日本国憲法は、人類永遠のあるべき姿への挑戦』

 第二部は、石田芳弘さんの講演「民主主義について考えよう」で、サブタイトルは「ラ・マンチャの男目指して」です。
「あるがままの人生に折り合いをつけて生きるのか、ドン・キホーテ(ラ・マンチャの男)のように、あるべき姿の人生のために挑戦するのかを考えたとき、自身は後者に共感した。」憲法9条を含む日本国憲法は人類と歴史に対するあるべき姿の理想像であり、ラ・マンチャの男の精神があると指摘した上で、県会議員・市長・衆議院議員と政治と行政の中に生きて、自分なりにあるべき姿に挑戦してきた実践者として、今の政治・地方自治・民主主義について持論を縦横無尽に展開しました。

 安倍内閣を分析するとして、「軍事で世界を征服しようとするアメリカは軍事戦略が突出した国で、日本が組み込まれていくことに危険を感じる。経済政策もアベノミクスに代表されるように、完全にアメリカの新自由主義に追随し弱肉強食の経済をすすめている。」、さらに「皇室中心・改憲・靖国参拝・愛国教育・自衛隊海外派遣がキーワードの『日本会議』に内閣の16名(85%)が所属しており、政治思想は『明治憲法に戻す』がその方向性だ」ときっぱり指摘しました。

 また、議会改革では、「地方議会で与党・野党という言い方は間違い。みな野党にならなければならない。与党とは執行側(市長)を中心とする談合を是認すること。保守系といわれる議員は、市長提案の議案に賛成することが役割と思っている」と厳しく批判。また、「自治体は国からの指示待ち・言いなりではダメ。意見書提出・請願・住民投票は議会制民主主義を補完するものとして重要な役割をもっている」と、その活用を呼びかけました。

 つどい開催にあたり、後援する津島市と市教委に招待状を、全ての市会議員・市老人会連合会長・遺族会長・女性の会々長あてに参加要請の手紙を添え招待状を贈りました。

(この記事は、つしま九条の会事務局長の川村保男さんからお寄せ頂いたレポートを基に掲載させていただきました)