新着情報/県内各九条の会の催しのお知らせ

あいち九条の会ホームページに県内九条の会活動を紹介するコーナー

ペシャワール会の中村哲さんの講演内容を岩倉9条の会が会報「のぼり鯉」で紹介

2010年06月18日 | Weblog
 5月23日に一宮・尾張北部九条の会連絡会が主催してペシャワール会の中村哲さんの「軍隊はいらない アフガン命の水を」という講演会を開くことはこのホームページでも紹介しましたが、岩倉9条の会が会報の「のぼり鯉」第54号で中村さんの講演の内容を詳しく紹介しています。その中から一部を抜粋して要約しました。

 「戦争と干ばつは、国土の荒廃と大量の難民、困窮者を生みました。水が不足し、砂漠化が進み、温暖化が拍車をかけます。作物、家畜が育てられなくなった農民は、土地を捨てて市・町へ流入しますが、仕事はなく、難民化します。

 水をなんとかしなければというので、2000年にアフガンの村々で農民とともに井戸掘りをはじめました。03年には灌漑用の水路建設に着工、09年までに24・3㎞を開通させ、砂漠の緑地化を進めました。

 用水路を作る時に心がけているのは、決して請け負うのではなく、地元の人たちと一緒に作業し、地元の人たちが自分たちでも作れる、壊れたら修理、修復できるようにするということです。

 また、工事に参加する村人には賃金を払っています。決して額は多くはありませんが、人々は仕事と生活の糧を得、耕作に意欲を持つようになりました。

 (アメリカや軍隊を派遣しているEUの国々は)治安が悪いから軍隊を増やすといいます。
 当初アフガンに駐留した外国兵は1万2千人、増派につぐ増派でいまは13万人にふくれ上がっています。

 しかし、治安は今が最悪だといいます。

 軍隊を送っている外国は、家もなく、食もなく死んでいく貧しい層、人々の声に耳を傾けたことがあるだろうか。アフガン人は自尊心の高い民族です。

 必ず自分の手で国を建設します。ソ連軍に対してがそうだったように、外国軍の理不尽な駐留を決して許しません。

 中村さんはこのように話しました。この講演会は江南市民文化会館で行なわれましたが、1147人が大ホールを埋めました。

 
 <岩倉9条の会 6月21日に「9条酒場」>


 なお、岩倉9条の会は、今年2月から「9条酒場」を始めました。

 この「9条酒場」のことは朝日新聞でも紹介されましたが、4月には市内のおまつり広場の桜の下で屋外酒場も行いました。

 これまでは参加者がそれぞれ手料理を持ち寄っていましたが、6月は趣向を変えて「くし蔵」という居酒屋に集まることにしました。居酒屋の料理を楽しもうというわけです。


新城・奥三河九条の会が戦争体験を聴く市民のつどい

2010年06月16日 | Weblog
 新城・奥三河九条の会が6月20日に「戦争体験を聴く市民のつどい」を行ないます。

 新城・奥三河九条の会では2006年に創立以来、戦争を体験された方に実体験を語っていただくことで、今日の平和な私たちの暮らしがなにゆえ続いているかの原点を考えるために、「戦争体験を聴く会」を開こうと念願してきましたが、戦後65年にあたる今年実現にこぎつけました。

 6月20日(日)13:30から新城文化会館の301会議室で行います。

 話をしてくださるのは中国大陸で従軍したお二人のお年を召した方です。お一人は、85歳になられた新城市在住の伊藤義夫さんです。伊藤さんは中国黒河省孫呉で終戦を迎えられ、戦後を長春で過ごされて、翌年帰国されました。

 もう一人の方は、豊橋市在住の鈴木英一さんで、中国チチハルで終戦を迎え、シベリアへ3年間抑留されて、1948年(昭和23年)に帰国されました。

 また、お父様から聞いた戦争の話を昨年「父の戦争」という冊子にまとめられた新城市在住の加藤公子さんがその「父の戦争」を朗読されます。

 参加費は無料で、新城・奥三河九条の会では多くの人、とりわけ学生さんなど多くの人に参加をと呼びかけています。

 なお、新城・奥三河九条の会では、コープあいちや東愛知農協、新城市内の保育園や福祉ボランティア団体などと実行委員会を作り、7月3日に「いのちの山河 日本の青空Ⅱ」の上映会も行います。

 当日は土曜日で、午前の部が10時から、午後の部が13時30分から、夜の部が19時からの3回上映します。

 場所は新城文化会館の小ホールで、参加費は一般前売り1200円(当日1500円)、小中高校生800円です。

松代大本営跡と無言館を訪ねる-かにえ九条の会がバス・ツアー

2010年06月16日 | Weblog
 かにえ九条の会が5月23日に、松代大本営跡と無言館を訪ねるバス・ツアーを行いました。

 事務局では1月に計画を立てて、調査するなど準備を進めてきましたが、5月の連休あけに実施することにしました。

 当初参加費を3,500円で予算を立てましたが、無言館が無料から有料(1,000円)になったことや「峠の釜飯」の昼食代を含めると5,500円(昼食持参者は4,500円)にせざるを得ないという結論になりました。

 バスを貸切にするため、参加者が大勢集まらないと赤字になると心配して、会員に電話を架けるなどして参加者を募りました。さや九条の会ややとみ九条の会からの参加もあり、総勢36人で実施しました。

 当日は終日雨でしたが、松代大本営跡では現地の元教員のガイドの熱い説明を聞いて見学しました。無言館も予定通りに回れましたが、帰りに渋滞に会い、20時帰着予定が大幅に遅れました。

 参加した人から「今となってはなんともおかしなことにしか思えないことに大勢の人々を駆り出し、犠牲にした戦争への怒りを新たにしました。

 誰もが、その愚かしさに気付いていなかったわけではないでしょうが、権力にへつらい、権力を超えるところに視線をおけない人の弱みみたいなものが、自分を含めた多くの人に共通するのでしょうか?」という感想がメールで事務局に送られてきました。

 参加者の多くが戦争の「狂気」を肌に感じることのできたバス・ツアーでした。

尾張南部九条の会連絡会を結成-各九条の会の行事に協力を確認

2010年06月16日 | Weblog
「いなざわ」「かにえ」「さや」「じもくじ」「つしま」の九条の会、そして今年3月に結成された「やとみ」九条の会を加えた6つの九条の会の代表が5月22日に津島市のロッテリアに集まり、「尾張南部九条の会連絡会」を正式に発足させました。

「いなざわ」「かにえ」「さや」「じもくじ」「つしま」の九条の会は、これまでも随時集まって情報の交換などを行ない、また2007年10月の「日本の青空」上映会や2009年9月の品川正治さんの講演会を協力して成功させるなどしてきましたが、「やとみ」九条の会が誕生したのを機会に、正式な連絡会にしたものです。

 22日の会合では、ニュースや会報を交換して各九条の会の情況や連絡方法を確認し合い、10月に大田元沖縄県知事を招いて行なう「いなざわ」九条の会の5周年の集会のビラに5つの九条の会の名前を出して協力するのをはじめ、今後各九条の会の行事に互いに参加し合うなど協力することを確認しました。

 連絡会は8月に次回会議を開くことを決めましたが、尾張南部地域のすでにできている、あるいはこれからできる九条の会にも呼びかけて参加してもらい、地域での取り組みを大きくしていきたいと言っています。

春日井9条の会が第21回憲法講演会-テーマは「瀬戸九条の会の活動に学ぶ」

2010年06月14日 | Weblog
 春日井9条の会が6月26日午後1時30分から第21回憲法講演会を行ないます。
 今回のテーマは「瀬戸九条の会の活動に学ぶ」。

 瀬戸市では地域や職場、趣味の集まりなどで34もの九条の会ができていて、全体として瀬戸九条の会を構成しています。

 その代表である、うのていをさんをお招きしてどのようにして九条の会を地域に広げてゆくかを学ぼうというものです。

 うのさんご自身の憲法9条へのかかわりについても話していただきます。

 講演会を知らせるビラのタイトルも「え、お好み焼き屋さんに9条の会」となっていて、瀬戸九条の会の特徴を表しています。

 会場はレディアン春日井の講習室です。

 春日井9条の会は3ヶ月に1回くらいのペースで開く世話人会の前に学習会を兼ねてミニ憲法講演会を行なっています。

 世話人以外の人の参加も自由で、無料です。



   7月には‘10 平和への祈りアート展-初日には松原実智子さんのミニ・トークも


 また、7月27日(火)から8月1日(日)まで、昨年に続いて平和への祈りをこめた作品を展示する「‘10 平和への祈りアート展」を春日井文化フォーラム・ギャラリーで開催することにしています。

 こちらも入場無料です。

 初日には愛知県出身の俳優松原実智子さんの平和ミニトークも予定されています。

  問い合わせ・連絡先は 春日井法律事務所 0568-85-4877 又は

                 世話人の細江さん 0568-81-3767 まで


車中であいち九条の会の世話人会声明など学習-勝川九条の会が立命大平和ミュージアムへバス・ツアー

2010年06月14日 | Weblog
 勝川九条の会(憲法九条を守る勝川地域の会・春日井市)は6月10日に京都の立命館大学国際平和ニュージアムへのバス・ツアーを行いました。

 この日の参加者は24人で、参加者は「大きな感銘を受けた」とその成果を語っていました。

 また往復のバスの車中では、移動憲法教室になりました。

 代表世話人の田中一男さんから5月3日の朝日新聞の世論調査結果では、憲法9条改正反対が67%だったこと。

 朝日新聞の5月15日の「私の視点」で専修大学の田村理教授が「憲法を権力制限の道具に」と説いておられたことを資料に、憲法9条をとりまく今日の状況について提起がありました。

 また事務局長の山下徹さんから、5月1日のあいち九条の会世話人会の改憲手続法についての声明と5月20日の「国会法等の『改正』に反対する法学者声明」は配られ、説明されました。

 その後参加者が思い思いに発言しましたが、「民主党では強行改憲論者の小沢一郎幹事長が引っ込み、護憲派に近い(?)枝野幸男幹事長になったが、今後どうなるのだろう」などが話し合われました。

 なお、勝川九条の会では8月に若者を迎えて「若者が語る9条と平和」を開催する予定にしています。

ホームページを見て参加する人も増えたGOLF憲九会

2010年06月14日 | Weblog
 平和でなければゴルフも楽しめない。だから憲法第9条を守ろうとゴルフ好きの人たちが集まって作ったGOLF憲九会のことはこのホームページで度々ご紹介してきました。

 GOLF憲九会は年に2回、名古屋市尾張旭市の愛知県森林公園のゴルフ場でコンペを行なっていますが、参加を募るチラシには「戦争のない平和な、憲九会へ」を掲げています。

 参加者のほとんどが、会社経営者、大学教員、自営業、豊かな年金者、医師・大学教授夫人、社長夫人、居酒屋のママ、クラブのチイママで、平均年齢は50歳くらい。

 最近はこのあいち九条の会のホームページでGOLF憲九会のことを知り、毎回参加するようになった常連さんも出てきたそうです。

 森林公園ゴルフ場は民営になってから大繁盛で、予約をとるのにも苦労しています。

 ゴルフ場の定休日にセルフ(キャディーなし)で回ると料金も安くすむという魅力もあって参加者が増えています。

 4月に行なった第12回のコンペでは申し込みが多く、10組の39人がプレーしましたが、予定人員を10人も超えて申し込みがあり、お断りするのに苦労したそうです。

 コンペのあと、1位入賞者がスピーチをすることになっていますが、和気藹々のコンペです。

 次回は11月に行なう予定ですが、責任者の岩外雄弌さん(瀬戸市在住)は、憲九会は健康究明の会にも通じるとこの会をいつまでも続けたいと語っておられます。


「軍隊のない国コスタリカを訪ねて」-犬山9条の会が結成5周年記念講演会

2010年06月08日 | Weblog
 犬山9条の会は2005年4月に発足し、今年で結成5周年を迎えました。これを記念して6月6日に犬山市福祉会館中ホールで会長の京都大学名誉教授(霊長類)の杉山幸丸さんが「軍隊のない国コスタリカを訪ねて」と題する講演会を行いました。

 コスタリカは1948年に常備軍を廃止した憲法を制定しましたが、杉山会長は軍隊を持たずしてどのように国の安全を守っているのかを知ろうと、このほどコスタリカを訪問して調査してこられました。

 講演はその報告で、杉山会長は現地で撮影した写真のスライドを交えながら次のように話されました。

 コスタリカは常備軍を廃止したが、国土の防衛は武装警察約8000人、市民警察隊4400人、海上警備隊400人、航空警備隊400人を持っており、対戦車ロケット砲もあって、日本の海上保安庁なみの装備を持っている。

 これまでにも、1965年にニカラグァが侵攻してきたときは武装警察が反撃して侵攻を食い止めた。そして非常時には徴兵制があり、国民は武器をとって戦うことが義務になっている。また、米州相互援助協定(リオ条約)によってアメリカを中心とする米州機構の集団安全保障に頼ることになる。

 紛争が絶えないといわれる中南米の国で、絶えずアメリカという大国の圧力を感じているコスタリカは、こうした圧力に対して外交的に巧妙に対応して国民の安全を守ろうとしてきた。

 1978年のニカラグァ内戦ではニカラグァ独裁政権に対する反政府勢力を支援するアメリカ軍の作戦基地になった。しかしアメリカ追随を避けて中米和平に尽力した。隣国の紛争にも平和解決に尽力する積極中立の政策をとっている。

 この功績で当時のアリアス大統領がノーベル平和賞を受賞した。2001年の湾岸戦争、2003年のイラク戦争では国連決議なしのアメリカを支持したが、2003年に1人の大学生が侵略戦争だとイラク戦争に反対して憲法裁判所に提訴した。

 多くの人たちがこの訴えを支持し、憲法裁判所が学生の訴え認めると、バチェコ大統領(当時)はアメリカの(イラク制裁の)有志連合から脱退した。国民は正常に判断し、大統領はそれに従った。バチェコ大統領は当初はアメリカの顔を立てて援助を引き出し、国民の支持を得た後撤退するという実利をとったのである。

 ところで、コスタリカの経済・国民生活は、バナナ、コーヒー、パイナップル、サトウキビなどの一次産業が主だが、コンピューターの部品製造で外貨も獲得している。

 ・経済成長率は2.9%で、中南米の中では高い。
 ・教育は学費が無料で文教予算は日本の5%程度だが国家予算の20%を占めている。
 ・識字率も95%と高い。
 ・医療も無料。
 ・医師の数も国民10万人当たり132人(日本は198人、ニカラグァは37人)で、平均寿命は79歳。
 ・労働者の平均年収は日本円に換算して54万円(ニカラグァは10下層の黒人との間の格差が大きいという問題がある。

 コスタリカについては、これまで多くの情報は美化過剰で、他の情報は悪口過剰だ。中立であるべき情報に思い入れが入りすぎている。冷静に分析して、日本の進むべき道を判断する材料にしたい。

 なお、講演会では資料代300円でコーヒーとケーキも出され、50余人が熱心に聞き入りました。


昭和区平和美術展を775名が鑑賞-「よかった」とアンケートで好評

2010年06月07日 | Weblog
 昭和区九条の会は4月6日から11日まで名古屋市博物館の3階ギャエアリーで第4回昭和区平和展を行い、盛況でしたが、その結果がまとまり、会報第56号に発表されました(アンケート結果はこのコーナーで紹介していますが、あらためてのご報告です)。

 それによりますと、今回は187名の方から絵画、書、写真、造形、パッチワークなど254点の応募があり、また特別展示として「きんさん・ぎんさん」の100歳記念の書も披露され、人気をよびました。

 期間中の会場を訪れた人は775人で、昨年の第3回より135名多く、これまでで二番目に多い数でした。

 また、103名の方がアンケートに回答を寄せられましたが、そのうち「大変良かった」が75名(73%)、「良かった」が27名(26%)とアンケートに回答を寄せてくださった殆どの人が評価してくださいました。

 アンケートには、「たくさんの方(プロ並みの方も、まったくの初心者さんも)が出しておられて凄い」「平和を愛するやさしさがどの作品にも溢れていました」(複数)「元気もらいました」「芸術が芸術家だけのものではなく、一般の人の中に根付いていると思いました」などの感想が書かれていました。

 また、「来年も来ていただけますか」の質問には83%の人が「来たい」と答え、「あなたも出品していただけますか」には18%の人が「出品したい」、17%の人が「知人に展をすすめる」と答えてくださいました。

 この平和展も人々の間に定着してきたようです。

 昭和区九条の会では、来年は、鑑賞者の1000名超えを目標に実行委員会を立ち上げ、テーマと部屋数を増やす方向で検討に入っています。


会員の戦争体験の小冊子の発行を企画-尾張旭九条の会

2010年06月07日 | Weblog
 尾張旭九条の会は、毎月発行するニュース(会報)に会員からの投稿をたくさん載せていますが、これまでに二十数編の「戦争体験の記録」が寄せられました。

 尾張旭九条の会ではこれを冊子にまとめて発行することを企画しています。

 計画によりますと、気軽に手にしてもらえるように、なるべく薄めのものにして、手作りで安く作って、できるだけ多くの市民の皆さんに広げ、読んでいただけるようにしたいということです。

 年内に第1号を発行し、順次版を重ねていく方針です。
 これまでに会報によせられた記録だけでなく、多くの人に投稿をよびかけています。

 なお、5月発行の第24号には、「私の引き揚げ体験(5)」が投稿されています。また、8月21日には「戦争体験を聞く会」を尾張旭中央公民館で行い、「守山空襲体験」を元小中学校教員の方から聞く予定にしています。

 また、5月13日にはこのホームページで予告紹介したように「きけわだつみの声」の映画鑑賞会を行いましたが、6月11日には「ひめゆりの塔」の映画鑑賞会を行うことにしています。