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結成12周年のつどいを開催しました

2017年03月16日 | Weblog
あいち九条の会は2月18日名古屋市教育館講堂で「結成12周年のつどい」を開催しました。地域、職場の会の代表ら約100名が参加し、草の根で広がる九条の会の運動を倍増させようと申し合わせました。

 開会のあいさつに立ったのは、代表世話人の水田洋さん(98歳)。しっかりとした足取りで登壇し「非合理主義で改憲に突き進む安倍政権を打破しなければいけない」と強調。戦前の自身の体験を述べ、「先輩たちが治安維持法で次々と逮捕された。戦前に戻す『共謀罪』を絶対に阻止しよう」と訴えました。



 続いて代表世話人でもある小林武・沖縄大学客員教授が「安倍非立憲政権と日本国憲法~沖縄は問いかける」と題して講演しました。「自民党改憲草案に見られる非立憲主義による改憲は、憲法の本質を転換させるもので、憲法改正の限界を超えたクーデターの企てにほかならない」と糾弾。そして、沖縄在住の立場から沖縄の基地問題に触れ、「沖縄戦以降、米軍基地は居座ったまま。占領の本質はまったく変わっていない」「司法も利用した安倍政権の強圧で県民の苦悩は深刻だが、知事とオール沖縄の県民世論は新基地を許さない。辺野古新基地は『作らせない』から『作れない』という状況にある」と強調しました。



 休憩を挟んで伊藤耕二事務局次長が12年間の活動経過を紹介。昨年11月3日の「県民のつどい」に2000人が参加したことをあげ、「情勢にかみ合った活動を支える体制づくりが求められている」として、新たに4名の方が世話人に加わったことが報告されました。
 加藤洪太郎事務局長からは活動方針の提案があり、「安倍政権は総裁任期を延長してまで改憲に執念を燃やしている。これまで改憲の企みを押し返してきた九条の会の草の根の底力に自信を持ち、会を倍加する展望を持って運動を強めよう」と呼びかけました。



 参加者からは各地の九条の会の活動報告がありました。春日井九条の会の代表は「成人式会場前でのシール投票に若者が真剣に応えてくれた」、瀬戸ひしの九条の会の代表は「全戸配布のニュースを発行し続け42号になった」など、地域の繋がりを活かして運動を広げて行くうえで貴重な経験を語っていただきました。