新着情報/県内各九条の会の催しのお知らせ

あいち九条の会ホームページに県内九条の会活動を紹介するコーナー

九条の会・津の珍道世直さんの「安保法制違憲訴訟」控訴審に傍聴支援を

2016年10月27日 | Weblog
 安倍内閣が行った集団的自衛権行使容認の閣議決定と「安全保障法制」は憲法9条に違反し無効であるとして、閣議決定と安保法制の無効確認および損害賠償を求める裁判を提起している三重県津市在住の珍道世直(ちんどうときなお)さんが先日あいち九条の会事務局を訪ねて来られました。

 この裁判は昨年11月16日に珍道さんが本人訴訟で津地方裁判所に提起したものですが、僅か2回の口頭弁論で結審となり、今年7月21日に無効確認ついて「却下」、損害賠償請求について「棄却」の判決が言渡されました。珍道さんはこの判決を不服として7月29日に名古屋高等裁判所に控訴し、控訴審の第1回口頭弁論が下記のとおり予定されています。

   ◆日時 11月8日(火)午後2時30分

   ◆場所 名古屋高等裁判所第1号法廷(午後2時・名古屋高裁前集合)


 珍道さんは「九条の会・津」(会員数約350名)の会員であり、同九条の会も当初からこの裁判を全面的に支援しています。津地裁の裁判には地元ということもあり九条の会・津の会員ら30名以上が傍聴に駆けつけてくれたそうです。今回から名古屋高裁で審理が始まるということで、愛知県内の九条の会の皆さんにもこの裁判のとりくみを知っていただき、傍聴支援をお願いしたいとのことでした(後日「九条の会・津」の代表の方からも要請がありました)。

 是非多くの皆さんの傍聴参加をお願いします。

<お問合せ先> 九条の会・津 事務局(TEL 059-261-6940 辻)



緑区「九条の会」連絡会が長峯信彦さんを招いて「憲法を考えるつどい」を開催

2016年10月19日 | Weblog
緑区内で活動する九条の会の連絡会が地元のキリスト教会や日中友好協会、新日本婦人の会支部などと共催で第4回「憲法を考えるつどい」を開催します。

「安倍《お試し》改憲、その嘘と危険性-『ナチスの手口』の21世紀的再現?」と題して愛知大学教授の長峯信彦さんが講演されます。

◆日 時  10月22日(土)午前10時~11時半

◆会 場  緑文化小劇場(地下鉄・徳重駅下車)

◆内 容  ◎ 合唱:合唱団みどり
       ◎ 講演:「安倍《お試し》改憲 その嘘と危険性」~「ナチスの手口」の21世紀的再現?~」
         講師 長峯信彦さん(愛知大学教授)

◆参加費  協力金 500円(当日券もあります)

◆保育スペースあります。

◆手話通訳あります。

◆連絡先  緑区「九条の会」連絡会(緒川:052-625-5509)






コープあいち九条の会が豊田のパンプキン爆弾(模擬原爆)投下跡地をめぐるツアーを企画

2016年10月17日 | Weblog
 コープあいち九条の会が第6回アウトドア企画として「豊田・模擬原爆の跡地をめぐる~終戦前日1945年8月14日の豊田は戦場だった~」というツアーを行います。

豊田市に落下したパンプキン爆弾の跡地をめぐります。パンプキン爆弾とは、長崎に投下されたプルトニウム型原子爆弾(ファットマン)の模擬爆弾で、原爆投下の実践訓練として全国約30ヶ所の都市(愛知県では豊田市以外に名古屋市と春日井市)に50発ほどが投下されています。



豊田市は「世界のトヨタ」があります。終戦前日の1945年8月14日午後3時前後に、3発のパンプキン爆弾がトヨタ本社工場を標的に攻撃され、そのうち1発が工場を直撃しました。今回は落下した場所をめぐってパンプキン爆弾の実像を学び、平和の尊さについて考え合いたいと思います。会員でない方の参加も歓迎です。

◆ 日時  2016年10月30日(日)午前10時集合

◆ 集合場所  名鉄「豊田市駅」ロータリー  終了予定12時ごろ
  ※ 雨天決行 荒天中止 (前日に主催者が判断し、中止の場合はご連絡します)
 
◆ 参加費  500円(資料代、燃料代など)

◆ 見学予定地> 
 ①トヨタ本社工場付近(市道より見学をします)~ ②明和町2丁目 ~ ③今町 矢作川左岸 

見学は市民文化会館で分乗して、①→②→③でまわります。③の地点で解散となります。今回は「豊田市平和をねがう戦争展実行委員会」の代表委員のみなさんよりガイドをお願いしています。なお、ホームページ「豊田市平和を願う戦争展」もしくは「B29トヨタ爆撃の真相」では、パンプキン爆弾の詳しい内容を読むことができます。

◆ 参加申し込み方法
  ・お電話又はEメールで、下記連絡先へ10月28日(金)17時までにお申し込み下さい。
  ・申込時に、①お名前、②電話番号(緊急連絡先)、③参加人数、をお書きください。
  ・メールで申し込まれる方は、件名を「豊田市・模擬原爆跡地めぐり」として、本文に上記①~③を記載し送信して下さい。
   ※いただいた個人情報は、この企画の連絡にのみ、使用させていただきます。

◆ 連絡・問い合わせ先
   コープあいち労働組合内(野々山) TEL:052-703-3019
 e-mail: DNonoyam@tcoop.or.jp

辺野古新基地は 『つくらせない』から『つくれない』に~小林武先生からの<沖縄だより>

2016年10月13日 | Weblog
 あいち九条の会代表世話人で、5年前から沖縄大学客員教授として沖縄に在住されている小林武先生から、沖縄をめぐる最近の情勢について寄稿していただきましたので、紹介させていただきます。

 なお、この文章は、みずほ九条の会の会員が参加する『安保関連法廃止 戦争させない瑞穂区の会』発行の10月通信に掲載された「沖縄だより」から同会の了解を得て転載させていただくものです。

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 瑞穂区のみなさん、ごぶさたしています。名古屋で永らくお世話になりながら、2011年に沖縄に移住して後 ほとんど音信もせず、申し訳ありません。以来5年半、幸い心身とも健全に過ごしています。移沖の動機は、1959年、私は18歳でしたが、沖縄石川の宮森小学校米軍ジェット機墜落事件が起こり、基地の不条理を知ったことにあったのですが、その初心を今、現地で存分に生かすことができて幸せです。


◆ いま、沖縄情勢には新局面が・・・
 見崎さんが送って下さった『安保関連法廃止 戦争をさせない瑞穂区の会』9月通信や『瑞穂区革新懇』ニュース9月号から、みなさんが安保法制廃止の展望をもちつつ沖縄問題をとらえ、とくに高江ヘリパッド工事強行の本質について学習し、行動を重ねておられることを知りました。
それで、屋上屋を重ねることは避けて、いま兆している沖縄情勢の新局面と思われるものを私なりの観方でお伝えすることにしたいと思います。

◆ 福岡高裁は「県側敗訴」判決を出したが・・・
 それは、沖縄県民はいま、辺野古新基地、そして高江ヘリパッドも、「つくれない」と言えるところに情勢を押し上げている、ということです。「つくらせない」という主観的決意から「つくれない」という客観的認識への上昇です。先月(9月)16日に福岡高裁那覇支部が県側敗訴を判決したばかりですから、状況は逆ではないかと訝しがられるかもしれませんが、けっしてそうではありません。
判決は、国の起こした違法確認訴訟についてのものでした。つまり、翁長知事の承認取消処分を取り消したものではなく、国による是正指示に従わない県の不作為を違法と確認した判断の中で国の主張を正当とした判決にすぎず、これによって知事の承認取消が取り消されたわけではありません。

◆ 翁長知事には多くの抵抗手段が・・・
 ただ、これまでに知事は確定判決に従うことを言明していますから、最高裁でも県側敗訴となりますと(判決は年度内と予想されています)、国が埋立権限をいったんは取り戻す状況が生じることになるでしょう。しかし、その場合でも、知事が「あらゆる手段を用いて辺野古基地をつくらせない」と公約していることにもとづいて、県は対抗措置を繰り出します。それは、①工法・設計の変更、②岩礁破砕の許可更新、③サンゴの特別採捕(移植)の不許可、④埋立承認の撤回などです。とくに④は「切り札」的な重みをもっています。

◆ 国の主張丸のみの判決に説得力なし
 この判決は、日本の裁判例の中でも例をみないほど、むき出しの政治的判断に彩られています。本来、この訴訟では裁判所には前知事のした埋立承認の適法性の審査だけが求められていたわけですが、裁判所は、辺野古新基地の正当性を弁明すべく、何と北朝鮮の「ノドン」を持ち出し、沖縄はその射程外であるから新基地は不可欠なのだという、国側の軍事的見解にそのまま依拠しています。他方、県側の申請した証人は採用せず、県民の声に耳を傾けようとはしませんでした。
そもそも、国が県に対する提訴を始めるに先立って、国寄りの立場の明瞭な人物(多見谷寿郎判事)を異動させて支部の裁判長に就けるという、司法の独立に反する人事をしています。このような司法状況の中では最高裁の判決も暗い見通しをもたざるをえませんが、それは、けっして人々を納得させるものとはならないでしょう。

◆ 判決後、逆に高揚する沖縄の反基地運動
 こうして、安倍政権は、司法を道具のように使ってまでして米軍基地建設を強行するわけですが、これは、沖縄の民意に真っ向から敵対するものです。普天間閉鎖・撤去と辺野古新基地反対で結束する沖縄の統一戦線=「オール沖縄」は、一昨年(2014年)に4つの選挙、すなわち名護市長・同市議、県知事、総選挙の4小選挙区すべてで自民を打ち破り、本年、県議選と参院選挙区でも圧勝しました。それで、高裁判決の後も、県民の反対運動はむしろ高揚しています。翁長知事も判決の日に、これから「長い、長いたたかいになる」と述べ、決心を固めています。

◆ 強権をふるうほど国は窮地に
すなわち、今、沖縄は、県民の意思が変わらない以上 知事も立場を変えませんから、国への抵抗をけっしてやめることのない段階に入っています。国は強権を繰り出せば繰り出すほど、展望のない長期戦を強いられます。結局、県民が屈しない限り、辺野古は「つくれない」のです。

▼ヘリパッド阻止!―高江のたたかい(「新婦人しんぶん」より)



◆ 厳しさ増す沖縄の要求=全基地閉鎖・撤去
 このような新しい局面は、やはり、今年5月の米軍元海兵隊員による沖縄女性への凶悪犯罪に対しこれを絶対に許さないという県民の断固とした対応の中から形づくられたものです。
県民の要求は、①海兵隊、さらに在沖全米軍の撤去、②米軍全基地の閉鎖・撤去、③地位協定の抜本改定、にまで進んでいます。安保条約の終了はこれまでのところ運動の共同目標にはなっていませんが、日米同盟論者を自任する翁長知事も、「誇りある」日米同盟でなければならないと主張しており、安保の現状をそのまま肯定しているものではありません。

◆ 戦後史の重要局面にきた現在の沖縄
 そして、この凶悪事件で、沖縄県民の命を守る役割は、日本政府では果たすことができず、沖縄の県・市町村が自ら担わなければならないことを多くの人が改めて深く知った、といえます。その方策の一つとして、米軍・米軍人が基地から出て市民の生活の場に入って行動し、居住することに対して、県・市町村の条例で規制することなどが、真剣に議論されつつあります。
――こうして、沖縄は、今、戦後史の中の重要な時期に入っているといえます。



憲法9条をまもる瀬戸の会11周年のつどいでノーベル賞受賞の益川敏英先生が講演

2016年10月06日 | Weblog
「憲法9条をまもる瀬戸の会」がノーベル物理学賞を受賞した益川敏英先生を迎え11周年のつどいを開催します。

益川先生は、幼い頃に経験した名古屋大空襲、大学時代に関わった安保改定反対闘争などの経験を通じて「戦争はしたくない」という信念を持ち、2005年には「9条科学者の会」の呼びかけ人を務めるなど、平和憲法を守る運動にも意欲的に取り組んでおられます。

当日は益川先生の人となりやノーベル賞受賞への道のり、平和への思いなどを対談方式で語っていただく企画となっています。テレビや新聞では知ることできない貴重なお話が聞けると思いますので、多くの皆様に足を運んでいただきたいと思います。

なお、入場チケットは前売りのみで当日券の販売はないそうです。

   ◆日 時  10月30日(日)13時30分開演(16時30分終了)

   ◆会 場  瀬戸蔵つばきホール(尾張瀬戸駅から徒歩5分・駐車場完備)

   ◆内 容  益川敏英先生が語る「私を育ててくれたもの」
          講演会場外で「草の根展示会」を開催(入場無料)

   ◆入場料  チケット500円(前売りのみ)

   ◆連絡先  0561-84-9191(事務局:岡田さん)
          E-Mail:mf99cil8@yk.commufa.jp




第10回「昭和区平和のつどい」で伊藤真さんが記念講演

2016年10月06日 | Weblog
昭和区九条の会が参加する実行委員会の主催で第10回「昭和区平和のつどい」が開催されます。

今年は「伊藤塾」塾長として知られる弁護士の伊藤真さんが記念講演をされます。
伊藤さんは今年4月に提訴された「安保法制違憲訴訟」の会の共同代表も務めておられます。安保法制が実践運用という危険な段階を迎える中、立憲主義回復のたたかいの最前線で活躍する法律家から憲法の価値と役割を学べる絶好の機会です。
是非多くの皆様のご参加を呼びかけます。

   ◆日 時  10月16日(日)13:30~16:15分

   ◆会 場  名古屋柳城短期大学 体育館

   ◆プログラム
        <第1部> 文化交流・・・フラダンス、平和の歌、沖縄唄、合唱
        <第2部> 記念講演:「今こそ『憲法』を学ぼう」~安保法制や改憲問題を考えるために~
              講師:伊藤真さん(弁護士・法学館憲法研究所所長)
   ◆参加費  500円(障害者・大学生以下無料)

   ◆連絡先  昭和区平和のつどい実行委員会(古田:052-731-6417)