新着情報/県内各九条の会の催しのお知らせ

あいち九条の会ホームページに県内九条の会活動を紹介するコーナー

上野地域九条の会が「ビデオで聞く戦争体験」と講演会を開催

2014年04月30日 | Weblog

 上野地域九条の会(名古屋市千種区)が戦争を体験した人の話をビデオ(DVD)に撮って、それをみんなで見て話合う会の第2回の会合を5月18日に行います。この日は伊藤勤也弁護士による「今進められる『戦争国家』づくりの危険」という講演も併せて行なわれます。

まさかと思う油断が戦争への道 ―ビデオで聞く戦争体験と講演会―

 ◆と き 5月18日(日) 14:00~16:00

 ◆ところ 上野コミュニティセンター2階
     名古屋市千種区上野町1丁目
     (地下鉄池下駅から清明山経由大森車庫行き又は地下鉄千種駅から砂田橋行きで清明山下車近く)

 ◆ビデオ上映 「木村喜久一さん戦争体験を語る」

 ◆講 演 「今進められる『戦争国家』づくりの危険」

 ◆講 師 伊藤 勤也弁護士
     (名古屋北法律事務所ちくさ事務所長)

 ◆参加費 無料(カンパを)

 ◆連絡先 052-711-4622 熊谷敏行方

 上野地域九条の会は一昨年5月からお年寄りの戦争体験の話をビデオに撮る活動をはじめ、これまでに4人の方に体験を語っていただきました。

 一昨年11月に第一回の「ビデオで聞く戦争体験」の会を行いました。
 そして今回第二回として木村 喜久一さんのお話のビデオを上映することになったものです。木村さんは千種区萱場1丁目にお住まいで、戦争中は千種の陸軍造兵廠で働いておられ、自宅を空襲で焼かれた経験をお持ちの方です。

 上野地域九条の会は2006年に発足以来、毎年講演会や地域の戦跡をめぐるピースウォーキング、「平和を願うわが町の戦前・戦後資料展」などの活動を続けてきました。

 また会員の中に作詞ができる人、作曲ができる人がおり、「千種の空が焼けた日」という組曲をつくりました。この曲を歌うために「千種の焼けた空」を歌う合唱団ができましたが、他の九条の会の集会でも歌うようになり、2011年に「千種の空混声合唱団」に改名し、第一回の「ビデオで聞く戦争体験」の会でも披露しました。今後も要請があればいろいろな所へ出かけて行って、歌を披露することにしています。

昭和区平和美術展に170点の応募 ~名古屋市博物館で23日から展示~

2014年04月21日 | Weblog
 昭和区九条の会が毎年行なっている昭和区平和美術展は今年が第8回となり、4月23日(水)から27日(日)まで瑞穂区瑞穂通り1丁目の名古屋市博物館3階のギャラリーで開かれます。

 絵画、写真、書、陶芸、彫刻、手芸品などプロの作家の作品とともに素人の愛好家の作品も展示されますが、今年は170点の応募があり、第2から第4、それに第8ギャラリーの4つの部屋で展示されます。

 主催者のコーナー(第2ギャラリー)では「国策」をテーマに満蒙開拓団、安保、沖縄、原発など国民が<誤った国策>により犠牲を押し付けられた歴史をいろいろな資料で提示します。

 また、憲法前文を45枚の画用紙に分けて書いて展示するとともに、様々な方に持っていただき、写真に収めてその映像を会場で流します。なお昨年は1万羽の折り鶴で平和の折り鶴ひまわりを作ったり、来観者に協力してもらってオスプレイを折り鶴で埋め尽くしてもらいました。

 この美術展は、入場は午前9時30分から午後5時まで、入場は無料です。名古屋市と中日新聞社の後援を得ています。
連絡先は052―731―2749(FAXとも)事務局舟橋
なお、名古屋市博物館では現在「大浮世絵展」も開かれています。

いなざわ九条の会が「標的の村」上映会 ~ 250人が鑑賞、熱い感想が寄せられる

2014年04月18日 | Weblog
 いなざわ九条の会が3月月例会としてドキュメンタリー「標的の村」(琉球朝日放送制作、三上智恵監督)上映会を行い、250人を越える人たちが参加して、企画が成功しました。
 いなざわ九条の会から報告が届きましたので紹介します。

「標的の村」上映会は3月26日(水)に稲沢市民会館小ホールで開かれました。250人(無料観賞者を含む)を超えるひとたちが観賞しました。映画は、オスプレイ飛来に伴う米軍基地増強に反対する沖縄県高江(人口160人)の住民の闘いを通して、県民の怒りと涙を伝えました。被害に苦しむ実態を知り、辺野古や高江の闘いを学ぼうと企画しました。

 上映時間は1時間31分、平日のために1日で4回、夜まで上映。大人800円、高・大生は500円、それ以下は無料です。10代、20代にも見て欲しいと、尾張南部の高校教職員労組に訴えました。また、稲沢市内の高校門前でチラシを配り、観賞を呼びかけました。奏功したのか、上映会は春休みと重なって、子ども連れや若い人が目に止まりました。

 見終わった後の感想では、10代女性が、「『日本は平和』と言いながら、本当はこんなに悲しいことが起こっていると分かって、いやだった。何が平和かわからなくなった」。また、別の10代女性は「警察や国会は国民を守るのが仕事なのに、国民をきずつけてどうするの?と思った。それに子どもでもわかっていたのに、どうして外国の人たちは日本をとろうとするのか、理解できない。日本は外国のものではないと思った」。中学生の女性は「子どもながらにも、オスプレイのことがよく分かりとても泣けました。沖縄県民が沖縄県民の警察に抑えられるという光景を見ていて、とても悲惨に思いました。もしも自分が沖縄の人の立場だったら、わたしもあんな風に抗議したいと思います。この映画は私にとってとても勉強になったし、とてもいい映画でした。いまからでもオスプレイを撤回して欲しいなと思いました。」が寄せられました。

アンケートから3人の10代女性だけを紹介しましたが、映画は年代を問わず、痛烈な感動を呼び起こしたようです。特に住民の意思より、米軍の都合を優先する政府への怒り、本土のメディアが伝えない疑問が強く寄せられました。アンケートは、観賞者250人に対して回収は117枚(女性74、男性43)。これまでの取り組みで、これほどの高い回収率は初めてでした。うち10代6人、20代4人、30代1人、40代7人の比較的若い層が、感想を寄せました。感想を記した人は91人います。これらの数字から「沖縄の実際を本土の人に」という制作者の意図は伝わり、上映会も成功したと思います。

 取り組みやすい上映会でした。配給元の「東風」(本社・東京)のDVD貸出料金は「入場者150人まで6万円。150人を超えた場合1人に付き400円の割り増し」です。200人なら8万円の貸出料です。このほかに、会場使用料、宣伝費用を含めても、さほど費用は掛かりませんでした。この映画の評論を記した映画雑誌「シネ・フロント」50冊も、受付で完売しました。

 映画の前評判の高かったことは大きな成功要因です。ネットや新聞の催し物案内を見ての電話での問い合わせは多く、周辺市町はもちろん、岐阜県や三重県の参加もありました。当日券売りのチケットが多かったことからもうかがえました。

 最後にいなざわ九条の会の宣伝です。わたしたちはほぼ毎月、月例会を開いています。3月の「標的の村」に続いて、4月は27日に市内の千代田公民館で、うたごえ喫茶ならぬ「うたごえ公民館」を開きます。年に2度開催と人気があり、もう12回を数えます。今回のゲストは地元和太鼓「響」の演奏です。5月は、3日の名古屋市公会堂、愛知憲法会議の催し案内と参加、6月月例会は「日本軍による性奴隷制度」を勉強する予定です。7月12日は、尾張北部九条の会連絡会9周年のつどいがあります。作家の落合恵子さんの講演と各地コーラスの合同合唱が楽しみで、いなざわ九条の会が縁で生まれた「コーラスかえる」が登場します。

岩倉9条の会の会報が100号に到達

2014年04月14日 | Weblog

 岩倉9条の会は2006年12月に設立されましたが、翌2007年1月に会報を創刊し、以後第4号から会報の題字を「のぼり鯉」としました。

中国に、竜門の急流を登ることのできた鯉は竜になるという言い伝えがありますが、「私たちは憲法9条改悪という逆流、急流を、恒久平和目指して登る」という意味を持たせ、また岩倉市内を流れる五条川では5月の節句が近づくと鯉のぼりを作っている業者が川の中に入って布の染色のときに使った糊を洗いて流す作業を行なう風景が見られ、岩倉市の風物詩となっていますので、それにも因んだものです。以後「のぼり鯉」は毎月欠かさず発行されています。

「のぼり鯉」は会の活動報告や行動予定、会員の憲法9条への思いなどを紹介してきました。その「のぼり鯉」がこの4月号で第100号になりました。第100号では、創刊号の(4頁)のコピーやこれまでの会の動き、講演会や街頭宣伝、憲法を読む会、9条ハイキング、9条酒場などの写真で会の歴史を辿っています。

また、「決めるのは私たち国民です」という安倍首相の「憲法解釈の最高の責任者は私だ」という発言を批判し、「私たちの国を、再び戦争をする、戦前のような国に戻してはなりません」という代表委員の呼びかけをはじめ多くの会員の9条を守る決意も、いつもより多く掲載されています。

 なお岩倉9条の会では、5月11日(第二日曜日)「憲法を読む会」、5月24日(土)に「深緑の岩倉北部ブラブラ歩き」を計画しており、7月12日には一宮・尾張北部九条の会連絡会が主催する「いのちの感受性2014年」という落合恵子さんの講演会に会として参加することにしています。


平針九条の会が半田市の戦跡巡りを実施

2014年04月10日 | Weblog

 平針九条の会(名古屋市天白区)は3月21日に半田市の戦跡巡りを行いました。

 13人が参加し、会員の乗用車4台に分乗して朝9時に平針を出発。
 半田市の雁宿公園で半田空襲と戦争を記録する会のガイド役の方2人と合流し、説明を受けながら公園内の平和祈念碑などを見学。戦争中に大勢の学徒が動員され、空襲や東南海地震で大勢の犠牲者を出した中島飛行機の工場跡などを見学して回りました。
 また半田市にある童話作家新美南吉の記念館も見学しました。

 このツアーにはご夫婦で参加した方が3組あり、そのうち1組は小学生の子供さんも一緒でした。参加した人たちは有意義な企画だったし、会員の交流も深まったと好評でした。乗用車分乗ではなく、お金は多少かかっても、マイクロで皆一緒に行くことも検討しようという声もありました。

 参加した人からレポートも届きましたので、紹介しましょう。

半田の戦跡めぐりに参加して (H.K)

 平針九条の会の企画で、半田市の戦跡めぐりと新美南吉記念館に、小学校1年生の子どもを連れて行ってきました。まず、集合場所でもらったパンフレットの充実ぶりにビックリ!! さすが「九条の会」。

 雁宿公園の「平和記念碑」には、空襲で亡くなった方々の名前や「○○家5人」「兵士」などの他、強制連行で徴用された朝鮮人の方々も朝鮮名で刻まれていました。この記念碑は空襲の実態や被害を調べ、後世に伝えようと、市民たちによって建てられたものであり、平和運動の思いがよく表れた記念碑でした。

 旧カブトビール工場を、中島飛行機半田製作所が衣料倉庫として使用した「赤レンガ建物」は概観しか見られず、数年後には館内が見学できるそうです。戦跡というだけでなく近代産業遺産でもあるこの建物は、近代日本の繁栄とその末路の象徴でもあります。次回、見学するのが楽しみです。

 中島飛行機半田工場には、多くの学徒が動員されていました。
 1944年12月の東南海地震と1945年7月の空襲により甚大な犠牲者がでましたが、全てが秘密にされ、戦後すいぶん経ってから、市民たちによって被害が解明されたそうです。自然災害も戦禍も、全てがお国のために隠蔽され、一般民衆は我慢と犠牲を強いられたのです。

 今回の企画は、半田空襲の被害実態を長年にわたって調査されてきた市民の方々がガイドで、多くの資料を用意してくれました。戦争のための飛行機工場をつくるため、広大な農地を強制的に買い上げ、工員向けの町がつくられ、全国から学徒や朝鮮人の方々が集められたそうです。衣料倉庫だった「赤レンガ建物」は、戦争を支える工員の生活を支えるインフラの一翼を担っていました。

 戦争のために町がつくられた話は、戦争をする国へと準備を進めつつある今の政治状況を考える上で、非常に示唆的でした。

 飛行場の遺構が残る草はらには、つくしんぼがたくさん。つくし取りに夢中のわが子を見ながら、あの時代を取り戻そうとする政治を許してはならない。そんな思いを新たにすることができました。

平針九条の会が一周年記念講演会~写真家浅見祐子さんが沖縄を語る~

2014年04月10日 | Weblog

 一時活動を休んでいた平針南九条の会が平針九条の会として再結集して1年になるのを記念して、天白区在住の写真家浅見裕子さんの講演会を企画しました。題して「辺野古の今と私たち そして憲法九条」です。

浅見裕子さんは沖縄の基地反対闘争に寄り添って取材を続け、作品を発表しています。

先日行なわれた名護市長選挙でも現地に入って取材しました。沖縄の基地反対闘争が日本にとってどういう意味を持つのか、私たちは沖縄の問題にどう関わっていくべきかなど、写真家の目を通してみた「日本の中の沖縄」の意味を語っていただきます。

 また浅見さんの作品も会場で展示されます。

 会員以外のどなたでも参加できます。


 ◆と き 5月17日(土) 14:00~16:00

 ◆ところ 平針南コミュニティセンター
     (地下鉄平針駅から市バス「徳重」「地下鉄原」行きで「平針上の池」下車少し戻って左折れ)

 ◆講 演 「辺野古の今と私たち そして 憲法九条」

 ◆講 師 写真家 浅見 裕子さん

 ◆朗 読 「憲法」 構成:劇団名芸有志

 ◆参加費 300円

 ◆連絡先 事務局 宮地(052-806-0359)
        名古屋南部法律事務所平針事務所(052-804-1251)

おかざき九条の会が「春の憲法の集い」-天チンさんと纐纈元愛知弁護士会会長が対談

2014年04月03日 | Weblog
 おかざき九条の会が「春の憲法の集い」を開催します。


 俳優であいち九条の会代表世話人でもあるアマチンさんこと天野鎮雄さんと弁護士の纐纈和義さん(元愛知弁護士会会長)に特定秘密保護法強行や集団的自衛権の行使容認の方針など安倍閣の暴走にどう立ち向かっていくか話し合ってもらいます。


 またアマチンさんによる新美南吉の反戦童話「ひろったラッパ」の朗読もあります。


◆と き  4月27日(日) 14:00~16:30

◆ところ  岡崎氏勤労文化センター 3階ホール
 (光が丘高校東 ℡0564-53-4163)

◆朗 読  天野 鎮雄さん新美南吉「ひろったラッパ」

◆憲法対談 「安倍政権の憲法破壊にどう立ち向かうか」
 纐纈和義愛知弁護士会元会長と天野鎮雄さん

◆参加費  500円(高校生以下無料)
 どなたでも参加できます。

◆連絡先  090-7959-1192 平井まで