新着情報/県内各九条の会の催しのお知らせ

あいち九条の会ホームページに県内九条の会活動を紹介するコーナー

平和のともしびウォークに500人が参加-沿道の反応もこれまでになくありました。

2013年12月25日 | Weblog
 名古屋の昭和区、瑞穂区、千種区、名東区、東区、中区の6つの九条の会と「第9条の会」なごやが実行委員会を組織して行った平和のともしびウォークが今年も12月8日に行われました。



 第8回の今年からは、天白区の大坪九条の会が会として初参加しました。
 実行委員会では次回以降につながる嬉しい参加と、これからも他の九条の会に参加を呼びかけていくことにしています。



 8日の夕方、瑞穂区の秋葉神社、千種区の城山公園、東区の建中寺公園、中区役所からJR千種駅東の今池西公園を目指して4つのコースをペットボトルで作ったともしびを掲げながら沿道の家々や道行く人々に「平和を守ろう」と訴えながら行進しました。



 今年は安倍政権による国家安全保障会議の新設、秘密保護法の強行可決など日本が戦争をする国に近づいていることから参加者これまでで最も多い500人を超えました。



 九条の会の街頭の宣伝でも、今まではビラをあまり受け取らなかった若いお母さんが「頑張ってください」「子どもたちが戦争に行かないようにしてほしい」と話しかけながら受け取る人が増えたりしていますが、平和の呼びかけに対する反応もこれまでになくあったように感じられました。



 実行委員会の事務局を務めた昭和区九条の会の舟橋事務局長は「私たちは急ピッチで進む安倍政権の策謀に抗するだけの「ちから」を持っているだろうか。仮に持っていないのであれば、大至急「ちから」を備えるために全力を注ぐことが大切ではないかと思います」。



 と訴え、そのためには、九条の会だけに止まらず平和を求めている組織(宗教・保育・幼稚園・福祉団体など)と「秘密保護法」「共謀法(案)」「国家安全保障基本法(案)」などに対する勉強会などを何度も行いながら国民の平和の声を一層広げることが必要ではないかと提起しています。

「講演と歌で憲法を考えるつどい」300人結集-名古屋緑区九条の会連絡会が主催

2013年12月25日 | Weblog
 名古屋市緑区内にある19の九条の会が連絡会を作ってお互いに協力し合っていますが、12月15日(日)に「講演と歌で憲法を考えるつどい」を緑区のユメリア徳重(地下鉄徳重駅の上)で行いました。



 この「つどい」には各九条の会の会員のほか一般のひとも含めて300人が参加しました。



 最初に日本キリスト教改革派・名古屋岩の上教会の相馬伸郎牧師が宗教者の立場から平和の大切さを訴えるあいさつをなさいました。



 第一部は新美冶一名古屋経済大学名誉教授(「九条の会」愛知・大学人の会代表)の講演で、テーマは「日本文化の価値とその逆流」。



 新美さんは「安倍首相の『日本を取り戻す』のスローガンの示す国家像は、『国家があって国民がある。国民は国に奉仕しなさい』ということであり、近代立憲主義に立脚し、個人の尊厳を大切にする日本国憲法とは真逆のものになっている。



 また、特定秘密保護法案の審議過程で明らかになったことは、政府と政権党の無責任な体質であり、嘘を平気でいう内閣総理大臣と質問に回答できない担当大臣が数で押し切る破廉恥な行為であった」と指摘しました。



 そして「特定秘密保護法のもっとも基本的な根源的問題は、法案の条文がことごとく憲法の諸規定に違反していることである」という指摘に多くの参加者が共感しました。



 最後に「特定秘密保護法が強行採決された今ほど九条の会がその役割を求められている時はない」と強調しました。



 第二部は「住職バンドの歌説法」で、真宗大谷派・東本願寺の僧侶鈴木君代さんと岡崎市浄妙寺住職の天白真央さんが平和と命の大切さを訴えるオリジナル曲の「兵戈無用」や「平和の琉歌」「イマジン」など10曲を熱唱しました。



 最後に300人で歌った「ふるさと」は圧巻でした。

一宮9条の会第10回総会-名大大河内教授が講演

2013年12月12日 | Weblog
 「憲法9条を守る一宮市民の会」は、20004年11月に弁護士や医師、宗教家、会社経営者、元教員、主婦など35人が呼びかけ人となって発足し、これまで、講演会や尾張一宮駅前でのビラ配り、署名活動を行い、隔月で会報を発行しています。



 また、2年に1度は、一宮尾張北部5市2町が共同で講演会を企画しています。


 さて、12月1日(日)一宮市ファッションデザインセンター研修室で第10回総会が開かれました。


 総会は、最初に鍵谷弁護士から開会の挨拶があり、続いて、「集団的自衛権か、平和か―集団的自衛権と内閣法制局―」と題して名古屋大学法学部の大河内美紀教授の講演がありました。



 詳細なレジュメと資料が準備され、憲法問題の現状についてお話をいただきました。
その概要をご紹介します。


  ・憲法9条と自衛隊についての解釈の対立は、学界などの通説では「違憲」であり、政府解釈では
  「合憲」である。


  ・集団的自衛権・国際的軍事活動参加については、学界の通説と政府解釈も「違憲」の立場をとって
   きた。


  ・しかし、自民党改憲案は、国防軍や集団的自衛権を明確化し、緊急事態条項の新設もあって、
   いままでの「解釈改憲」では処理しきれない課題となった。


  ・そこで、政府解釈の変更を狙った。それは、集団的自衛権の容認であり、武器使用・武力行使を
   伴う国際的平和活動の容認である。


  ・そのため第96条「改正」案がでた。
   これは退潮したが、集団的自衛権に関する政府の解釈変更が準備された。


  ・それは、「安全保障の再構築に関する懇談会」の再開で、その報告によって政府の解釈を変更し、
   集団的自衛権の行使を可能とするために、国家安全保障基本法を制定する道である。


  ・すでに、法的問題で内閣を補佐する内閣法制局長官の交代も行われている。


  ・このような改憲への足取りの過程で、裁判所への訴訟形式には壁があり、また、司法の姿勢に
   憲法判断回避の傾向がある現状からも、憲法解釈の変更で集団的自衛権を容認する政府の方向
   を阻止しうる主体は、主権者一人ひとりの力である。



 講演後、会場からは「内閣法制局の役割」や「安倍内閣が無理やり9条を変えようとすることが分かった」などの感想が出されました。


 続いて総会行事へ移り、事務局から次のような活動報告がなされました。


  ・4回の連続憲法講座 

  ・実行委員会で取り組んだ本名大教授の講演と合唱

  ・夏の市民平和百花展
 
  ・駅前の署名ビラ配布(月1回)

  ・会報の隔月発行
 
  ・カンパのお礼と会計報告
 
  ・浅野・浅井・千秋・萩原・尾西、各地域の9条の会の取り組みの紹介


 また、会員自身が身近な所に9条の会員を増やす努力、近県にある戦争遺跡を見学する企画の実現、戦争の悲惨さを学ぶ機会をつくってほしいなどの意見も寄せられました。



 最後に秘密保護法に反対する集まりへ参加の呼びかけもありました。