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岩倉9条の会 夏のフェスタのご報告

2009年09月18日 | Weblog
 岩倉9条の会が8月23日に『‘09ピイース9夏のフェスタ』を行いました。午前中は20数名の子どもも参加し、70数人が楽しいひとときを過ごしました。
 その模様を岩倉9条の会会報の「のぼり鯉」から紹介します。

<だるまブラザーズの歌やマジック 「ぞうれっしゃ」のお話と合唱>


 オープニングは岩倉市と三重県で保育士をしている兄弟ユニットのだるまブラザーズの歌でした。

 続いて「ぞうれっしゃよはしれ」。

東山動物園の二頭の像が戦争を生き残って戦後全国の子どもたちを喜ばせたという元小学校教員の桑原映子さんのお話に子どもたちは熱心に聞き入り、その後みんなで「ぞうれっしゃよはしれ」を歌いました。

 また、年金者組合の水野弘さん夫妻のマジックの手並みに一同感心しきりでした。

<午後は沖縄民謡と講演、そしてみんなで合唱>

 午後は沖縄居酒屋を経営する大城節子さんが「安里屋ユンタ」や「19の春」で故郷への痛切な想いを歌い、皆の心を打ちました。

 続いてイラク派兵差止め訴訟弁護団の中谷雄二さんの「海賊対処新法とイラク派兵違憲判決」の講演。

 中谷弁護士は、政府の安全保障と防衛力に関する懇談会が集団的自衛権の見直しや武器輸出3原則の見直し、敵基地攻撃能力の保有、「核の存在による抑止」から「運用による抑止」を提言したことに触れ、総選挙後に安保政策の変更を狙ったものだ。

 選挙で9条を守る議員を増やすことが大切だと示唆しました。

 また海賊対処新法の狙いはソマリア沖の海上自衛隊、ソマリアの隣国ジプチの陸上自衛隊、両者へ輸送補給する航空自衛隊、この3軍の海外での一体的軍事行動という既成事実を法律より先に作ろうとするものだ。警戒を払う必要がある。

 イラク訴訟で名古屋高裁は違憲判決を出したが、違憲判決を出す裁判官は最高裁によって左遷されてきた。「平和的生存権は人々が生きるための具体的権利だ」と言い切った裁判官は勇気のある人です。

 ボールは私たちに投げ返されました。この判決を武器に、9条を守り、平和な核のない世界をつくるのは私たち国民です、と強く訴えられました。

 最後は「歌ごえ広場」で、全員でリクエスト曲を歌って1日を楽しく過ごすとともに、9条を守る決意を固めて有意義な1日を終わりました。