がじゅまるの樹の下で。

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会ってみたい歴史上の人物を一人あげよ

2011年09月28日 | ・琉球史散策/第一尚氏

Q 会ってみたい歴史上の人物を一人あげよ

 

好きな人、興味ある人はたくさんいますが、

一人あげよ、と言われたら、

阿麻和利でも賢雄でもなく、尚巴志でもなく、

 

ワタシは絶対、百十踏揚です。

 

 

ナゼナラバ。

 

 

彼女は時代を網羅してるから(笑)

 

 

彼女に聞けば、だいたいの人物についての話は聞けるはず。

尚巴志(父方爺ちゃん)から護佐丸(母方爺ちゃん)から、尚泰久(父ちゃん)から、
阿麻和利(夫)から鬼大城賢雄(後夫)から、尚徳(弟)、金丸(家臣)まで。

はては真五郎とか懐機まで!?

直接彼女が関わっていないにしても
親族関係だったりとかで、父親や家臣から何かしら伝え聞いているであろうし。

百十踏揚に会えれば、
三山時代から第一尚氏の大抵の人物や事件、諸事情に関しては聞ける気がする(笑)

(…あっ、でも百十踏揚が「悪女説」のような人だったらどうしよう(笑))

 

なので、百十踏揚を軸にした大河ドラマができれば、いいな。

…と、ずっとぼやいています。

 

 

というわけで、

「テンペスト」で琉球史に興味を持った皆さん。

他に、琉球史をモチーフにした小説をお探しでしたら、

「百十踏揚」(与並岳生著/新星出版)

をオススメします!
(表紙が、ちょっととっつきにくい感じなのが残念ですが…。)

テンペストはエンターテーメント歴史小説でしたが、
こちらは結構正統派歴史小説風です。
(もちろんフィクション部分もありますが。それがまた面白いのです(笑))
うんちくも多いのですが、でもうんちくは飛ばし飛ばしでも
人物描写やストーリー展開が実にドラマチックで夢中になれる小説ですよ!!

当ブログにも 

『百十踏揚』を読ム 

というカテゴリもありますので、
是非参考にして見てください~♪

 

ちなみに、「百十踏揚(ももとふみあがり)」とは、
本当は神名であって彼女の個人名ではありません。

だから本当は「百十踏揚」っていう女性がたくさんいたはずなんですね。

…が、今では阿麻和利の妻である“百十踏揚”が有名すぎて、
彼女個人の固有名詞みたいな扱いになっているのです。

 

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写真は聞得大君の神扇。
BY琉染の展示資料

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