がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

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人間臭い尚巴志像

2011年09月01日 | ・和心な本、琉球な本

今、こんな本を読んでおります。

「琉球三国志」
加藤真司著/歴史群像新書

1995年の出版。

表紙の絵柄になんか時代を感じる~(笑)

 

なかなか裏も表もシゴトが忙しくて、
読書のためのまとまった時間が取れずにいるので
隙間時間や寝る前にちょこちょこと読み進めています。

ようやく今、下巻の半分くらいまで来ました。

内容はそのタイトルの通り、
琉球三山時代の攻防と尚巴志の琉球統一の話なのですが。

う~ん、各人物描写がなかなか人間くさい。

思紹、悲壮~。

武寧、変態~。

攀安知、不潔~。

汪応祖、馬鹿~。

本部、単純~。

護佐丸は最初けっこうむさくるしい(若いのに…)感じでしたが、
下巻ではなかなかの武将っぷりを見せてくれていています。

そして王茂や懐機など、久米村の方々はなかなかクールでかっこいいね。

そして巴志様、
結構非道……(゚∀゚;)

うん。
でもなんか英雄という一言で表せるようなキレイな人物像じゃなくて
男くささ(良くも悪くも?)が漂う
人間的にリアルな尚巴志像が見れてなかなか興味深いです。

物語は佳境に入ってきておりますが、
どうまとめていくのか、楽しみです。

 

というわけで読書の中間報告でした。

 

続く

 

 

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もう絶版になっているものらしいので
興味ある方は図書館などで探してみるといいかもです。
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