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昨日、家に帰ったら、「Amazon」から「ザ・ビートルズ 全曲バイブル新版 公式録音全213曲完全ガイド (日経BPムック)」が届いていた。
持ってみたら、かなり重くてぶ厚い本だった。
早速、部屋に入って捲ってみる。
ビートルズ世界デビュー60周年記念保存版だという。15年ぶりに全面刷新されて「新版」として新たに出版されたのだ。そうか。今年はビートルズがデビューしてちょうど60年になる節目の年だった。
まず、「ザ・ビートルズ 全曲バイブル新版 公式録音全213曲完全ガイド (日経BPムック)」の中身が凄い。というか、深い。ここまで丹念に1曲1曲を深掘りした文献なんて、これまでなかったんじゃないだろうか。
この本、よっぽどのマニア以外、買わないかもしれない。それほど圧倒的な内容だ。
ビートルズの楽曲、公式に録音された全213曲を、「楽曲解説」、「パソコン解析」をベースに詳細に解説しているのだけれど、2023年11月2日、「最後の新曲として発表された「ナウ・アンド・ゼン」までも完全にピックアップされていて、完璧なる仕立て。
全213曲を、なんと発表順ではなくレコーディング順に紹介するということもやっていて、あまりに几帳面過ぎて笑ってしまうほど。
音源を解析・分析・検証し、データを表やグラフや図解を駆使して紹介しているのだけれど、ここまで来ちゃうとガイドというよりも、音楽研究書の類いである。
恐れ入った!
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それにしても、本棚に、いったい何冊のビートルズ関連の書籍が並んでいるだろう?
かなりの数になると思う。
そして、「いつか暇になったらちゃんと読んでいこう」なんて流暢なことを考えている不届きものなので、ただただ未読のビートルズ関連本が次々と溜まってゆくのである。
いつか、音楽カフェを開いたら、そこに本棚を設け、音楽に関する書籍だけをたくさん並べようと思っているのだが、ある意味それを口実にしているだけな気がしないでもない。
困ったものだ。
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なんだかんだ言ったって、最期に還るのは、やっぱりビートルズなのだ。
小学校のときに初めて映画館で観たビートルズに打ちのめされ、そこからとうとうここまで来てしまった。
長い長いビートルズとの旅だった。
辛いときや悲しいとき、最期はビートルズのアルバムを聴いて何とか立ち直り、とうとうこんな遠い場所まで来てしまったのだ。
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もう一度、聴き直そう。
ビートルズを聴き直し、ローリング・ストーンズを聴き直し、村上春樹を処女作「風の歌を聴け」から年代順にちゃんと読み直していこう、今、心からそんなふうに考えてる。
時間がないんだ、青春は・・・。