淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

「青森市内の最高気温が30度超えの火曜日。潮風吹くウォーターフロント。街中は外国人観光客で溢れてた」340

2024年06月18日 | Weblog
 気温30.3度。
 まだ6月だというのに、この北国の街にも猛暑到来だ。
 6月18日火曜日は「ゼミ」がある日なので、朝から準備に追われて慌ただしい。お昼は「学食」で200円ランチ。とんかつだった。
 午後1時から「ゼミ」で卒業論文指導を行い、後期から始まる「観光行政論」のための打ち合わせのため、中心市街地へと赴く。
 暑い。
 汗が滴り落ちてくる。
 打ち合わせを終え、「青森駅前」に出たら、欧米の外国人たちが大勢行き交っていた。「&ラビナ」という駅前の商業施設の中の「スターバックス」やイタリアン・ファミレスの「サイゼリヤ」に、多くの外国人が食事を摂ったり珈琲を飲んだりしながら寛いでいる。


 「ねぶたの家 ワ・ラッセ」にも多くの観光客。その後方にある人口砂浜に出たら、青森港の「新中央ふ頭」に大型客船が停泊しているのが見えた。
 たぶん、この大型客船の乗船客たちなのだろう。
 目の前の海岸沿いをジョギングしている男性がいた。いいなあ、気持ちよさそうに海沿いを走ってる。平日の遅めの午後、みんな仕事をしているその最中、6月の太陽を浴びながら潮風に吹かれて走るなんて、そんな幸せな人間もこの世界にはいるわけで・・・。


 明るい青空を見上げながら、大きな溜息をついてみる。
 たとえば今から仕事を辞め、忙しさや煩わしさや億劫な出来事から解放され、毎日自由な時間が生まれたとしたなら、それで大きな幸せを勝ち取ることって出来るんだろうか?
 そうなったら、毎日海沿いを走ったり、溜まりに溜まった本を読み漁ったり、旅行に出掛けたり美味しいものを食べたり出来たとして、それで心からの幸福感と充実した時間を得られるって、そんなこと本当に心の底から思っているのだろうか?


 たぶん、今ある仕事を辞して、悠々自適な毎日が訪れたとしても、未来に対する漠然とした不安は消えずに残っていて、何もかもが自由な世界もまた、それはそれで素直に楽しめないんじゃないかと思ってみたりする自分がいる。
 この真夏のような6月の海辺を楽しそうにランニングしているあの男性だって、それなりに悩みがあり、日々の暮らしに対する苛立ちだってあるはずだ。
 何所に行っても何をしても悩み事は付き纏い、それが完全に払拭されるわけじゃない。
 人間は、究極、「死」という恐怖から逃げ通すことなど絶対に出来ない。

 

 ああ・・・。
 毎日を楽しみたい。笑って過ごしたい。爽やかでいたい。
 でも絶えず吹き上がる、この「なんとなく遣り残した感」って、いったいなんなんだろ?





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