毎週土曜日の夜、楽しみにしていた、日本テレビ今田美桜が主演するドラマ「花咲舞が黙ってない」が15日で最終回を迎えた。これで土曜日の夜の憩いのひとときがなくなってしまった。淋しい。
別にドラマ史に残るような傑作だとか、今期のTVドラマでダントツに素晴らしいとか、さういうわけじゃなくて、勧善懲悪、予定調和だけれど、その分、肩の凝らないストレスフリーな明朗ドラマで、観ているだけで心が和み、あとの睡眠にも何となくスムーズに入って行けそうな、そんな気分になるからだ。
そういえば、昨日紹介した「PRESIDENT」の「睡眠特集」のなかで、「TRF」の「DJ KOO」がインタビューに答えていた記事、「なぜ、あの人は年を取っても元気いっぱいなのか?」のことをふと思い出した。
彼は、起床時間と睡眠時間が忙しさでいつも不規則らしく、その分コマ切れでもトータル時間で睡眠の帳尻を合わせているのだとか。
だから、気持ちよさから睡眠誘導を図るために、眠りにつきながら「刑事コロンボ」や「名探偵ポワロ」なんかの何度も繰り返して観てきた古い海外ドラマを流すことで、吹き替えの声優たちの心地よい会話を聞いて眠ってしまうのだという。
読んでいて、おんなじようなことをしているんだと、こっちも思わず笑ってしまった。
そんな今日の日曜日は午後から雨が降り、止んでも空一面にどんよりとした雲が流れている。
今日もまた、2時間ばかり「スポーツジム」に出掛けた以外は、家に籠って過ごす。何にもしたくなくて、まったくヤル気が起こらない。
ただゴロゴロしていると、いつのまにか睡魔に襲われ、数十分寝てまた起きるの繰り返しだった。
これじゃあいけないと、起きて新聞を読む。
しっかし・・・紙面のほとんどが気の滅入るような、心が落ち込むような、そんな記事で溢れてる。つまりこれが今の世界のリアルなのだ。
悲しくなる。
たとえば、日本産婦人科医会の調査によると日本の10代の妊婦200人に1人が梅毒で、それが20代や30代でも急増しているという。先天性梅毒は、胎児にも大きな影響を及ぼし、生まれてからも難聴や目の病気に罹る割合が高くなる。それじゃなくても日本は凄まじい少子化なのに・・・。
かと思えば、イスラエルの侵攻によってガザに迫る凄まじい飢餓に対する記事も載っていた。栄養失調で苦しむ子どもたちの治療を行える医療施設はたったの2か所。5歳未満の子どもたち8000人が飢餓に苦しみ、怪我に泣いているのだ。地獄絵図である。
アメリカはもっとイスラエルに介入すべきだとその記事を読みながら憤慨していたら、そのアメリカでは、トランプとバイデンとの超高齢者対決。そしてトランプ自体も有罪判決、バイデンの息子も有罪判決が下されるという末期的状況だ。
いないんだろうか? 共和党も民主党も、若手の優秀な人材は・・・。
日本国内でも殺人や窃盗や放火事件が頻繁に起こっていて、政治家たちのどうしようもない言動と行動によるニュースも次から次へと露わになっている。地球温暖化や南北の人口問題はますます顕著になってくるし。
こんな世界を見ていると、どうしようもなく虚しく、そして無性に悲しくなる・・・。