昨日の日曜日、セ・リーグとパ・リーグで行われている「日本生命セ・パ交流戦 2024」は、楽天が優勝できるか出来ないかの瀬戸際ギリギリだったので、何度もスマホで試合の途中経過を見て一喜一憂していた。
楽天イーグルスは6月16日(日曜日)が対広島戦。
2位のソフトバンクと同率で首位に立っているので、この試合は絶対に負けられない試合だった。
結果、5対3で楽天が勝利。試合後、他球場の試合結果を受け、最高勝率となることが確定したことから、球団史上初の、セ・パ交流戦優勝が決定した。
今季の楽天は下位にずっと低迷していて、仙台へ試合を観に行く気分にもなれず、ビール券の付いたスタジアム特別席の券も知り合いに全部あげてしまった。
これで後半戦、勢いがついてくれれば万々歳なんだけど・・・。
そして、今日(6月17日)月曜日。
今度はドジャースの大谷翔平が今季2度目となる2打席連続本塁打を放ったという。試合もロイヤルズに3対0で快勝した。
2つの嬉しいニュース、月曜日からちょっとだけ気分がいい。
そして昨日の夜は、NHK大河ドラマ「光る君へ」を観てから、楽しみにしていた、長谷川博己主演のTBS系日曜劇場「アンチヒーロー」最終回を観た。
朝から、これだけを待っていたのである。
さすが、あの「VIVANT(ヴィヴァン)」を手がけたプロデューサーが制作した作品だけあって、丁寧で練りに練った脚本と演出で毎回唸っていた。
主人公は「殺人犯をも無罪にしてしまう」というワルな弁護士(明墨)で、彼がアンチなヒーロー役に徹しているのは、冤罪へと落し入れられた無実の死刑囚を救うためという別の目的があったからだった。
物語自体も過去の冤罪事件を基軸にしながら、現在進行形の事件も絡めて進んでゆく。そしてそれらは最後に大きな塊となって一つに繋がるのだ。
明墨の法律事務所で働くスタッフ役として北村匠海と堀田真由が、そしてパラリーガル役で大島優子が出演しているのだけれど、やはりラスボスたる検察庁幹部の野村萬斎の怪演が光っていた(ただ、野村萬斎のセリフ回しって、あまりにもオーバー過ぎて過剰な演技で結構辛かったけど・・・)。
でも、この演技過多って、香川照之や市川猿之助らが出演していた、これまでの「半沢直樹」を含めたTBS「日曜劇場」独特の、悪役演技の伝統芸ではあるのだが・・・。
そして昨日の「アンチヒーロー」最終回。
ネタバレになっちゃうので詳しくは書けないけれど、ラスト30分に及ぶ裁判シーンは怒涛の展開となって、息もつかせぬ面白さ!
CMもぶっ飛ばし、長台詞が飛び交い、これまでの伏線を次々と回収する。
でも、ラストのラストで冤罪事件における真犯人は判明されなかった。これって続編があるってことでしょう?
個人的に、ラストの大どんでん返しに関わった2人の女性も、推理して予想がついていたので、当たった瞬間、やったと小躍りしてしまった。
これまたネタバレになるので、まだ観ていない人はここから先、読まないで頂きたいのだけれど、パラリーガルの白木(大島優子)と、野村萬斎の部下である緑川(木村佳乃)、赤峰(北村匠海)に紫ノ宮(堀田真由)、主人公の親友だった桃瀬(吹石一恵)と・・・。
分かります?
全員が「白」、「緑」、「赤」、「紫」、「桃」という色が名字に付いているのだ。
そう。この、ある共通項が物語の鍵を握っている。こういうちょっとした隠し味もまた憎いと思う。