テルミンの彼方へ
宇宙とシェアする楽の音
 



命の器

DVD『命の器』より

『スウォ・ガン』 1分03秒
『砂山』(中山晋平) 2分09秒
『わが母の教えたまいし歌』(ドヴォルザーク) 56秒

静止画像をゆったりしたモーションでつないでテルミンのBGMをつけて欲しい という依頼だったので いつもにまして のんびりのったりテルミンです。

ケロログはこちらから
http://www.voiceblog.jp/theremin/

また 今回 llamano さんに曲をご提供いただいて わたしにしては 珍しい曲目に挑戦しています。 
「水の靴を履いて」 
大好きな曲なので 是非 お聴きください。 
こちら から 視聴できます(mp3ファイル 0.58MB 37秒 )
http://homepage2.nifty.com/YOKO/data/Mizukutsu-Y.mp3

llamano さんのサイトはこちら
http://www.voiceblog.jp/llama/

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命の器

九谷の 伝統的で革新的な陶芸家 谷口幸夫氏の作品 命の器シリーズの作品集DVD

『命の器 ~金波銀波鬼九谷~ 』

ナレーション:観青
テルミン :大西ようこ
ギター  :三谷郁夫
打込音源:llamano

<収録曲>
  「かごめかごめ」(わらべ歌)
  「静かに、モイル」(traditional)
  「わが母の教えたまいし歌」(DVORAK ANTONIN)
  「スウォ・ガン」(traditional)
  「イタリアーナ」(O.RESPIGHI)
  「砂山」(中山晋平)
  「故郷」(岡野貞一)
  「水の靴を履いて」(llamano)

ご希望の方は 谷口幸夫氏まで お問い合わせください。
http://p2242.nsk.ne.jp/inoitiban/

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東京芸術劇場@池袋
2007.2.5

とっても面白いイヴェントに行ってきました。 池袋の東京芸術劇場のバックステージツアー。 定員60名。

集合時間に集まると まず 大ホールへ。



ここで まずパイプオルガン(の話は この下の記事)

次に ホールが所有する楽器。

チェンバロ・ピアノ

こちらは 手前にチェンバロ。 向うに スタンウェイとベーゼンドルファー。

チェンバロは 弦をひっかく感じに弾くので ピアノの人がチェンバロを弾こうとすると 最初は タッチを弱くするのに大変なんだそうです。 なので 誰にでも貸し出せる という訳にはいかないらしい。

スタンウェイと ベーゼンドルファー は 同じ曲を 弾き比べてくださいました。 同時に聞いた事がなかったので びっくり。 随分と音色が違います。 わたしは スタンウェイの音の方が好きです☆ これは 好みが別れそう。

チェンバロ

ホールがこれだけの楽器を所有している というのは 世界でも珍しいことなのだそうです。 楽器用には 専用のお部屋があって 空調は24時間体勢。 それぞれ ホームドクターみたいな方がいらっしゃるらしい。 維持管理が大変そうです。

次は 楽屋。 大部屋。。。は 珍しい光景でもありませんが ソリスト用の個室が立派です。 応接セットつき で 楽屋のピアノもスタンウェイ。

次に 音響室。

音響室

こういう光景好きです。 わたし エンジニアになれるかしら~。

「音の指向性をなくす為に 小さなスピーカーを 沢山 ホールの中に設置してあるんです。」と始まる説明。 「え~ こんなに沢山?」と スライドの写真を撮ろうとしたら 説明のお兄さんが

「シャッターチャンスは この後です。」

「はい。今です。撮ってください。」

ぱちり



250個もあるそうです。 びっくり。 模型を作って 音の残響とか 事前にチェックする訳にはいかないので こういうホールの設計をする って 大変な技術だなぁ と思います。

続いて 照明室へ。

カラフル

こちらでも ひとしきり説明を頂いた後に 参加者がいじれる様になっているので みなさま 思う存分カラフルにしていらっしゃいました。 楽しい~。

舞台に実際に光を当てているライトは 手作業で 角度を調整するんだそうです。

ライト

こんな階段を通って

照明

さっきの照明室で説明してくださったお姉さんが ここを 行ったり来たりして ライトの調節をしてるのか~ と思うと やはり感動します。 わたしは ライトの角度 なんていうものも スイッチひとつで出来るものだとばかり思ってました。

最後 舞台に戻って 指揮台の上に乗って遊んだりして おしまい。

これで 参加費が500円 というのは 安すぎます☆ な 満足度で 終了後 みなさま 熱心にアンケートに記入していらっしゃいました。 そうか。 やはり あーー 面白かった! と思うと アンケートも一生懸命書いてくれるんだなぁ。

舞台の奥には 大きな扉があり そこをあけると 本当は 空中庭園になっているんだそうです。 でも 扉をあけしめすると 上のパイプオルガンの調律が狂うので 今は あけない事にしてしまったらしい。 奥には 誰にも見られない庭園があります。 子どもの頃「秘密の花園」という本 読んだっけ。。。。 そのうち 何か 別の部屋に改造するんだそうです。 その前に 空中庭園さよならツアーでもしてくれないかしら。

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池袋 東京芸術劇場のバックステージツアー というものに行きました。 一番印象に残ったのは パイプオルガン。

通常見慣れている面の裏に 背中合わせに もう一台パイプオルガンがあります。 音色が違うので 曲目によって使うパイプオルガンを選ぶらしい。

パイプオルガン パイプオルガン

パイプオルガン パイプオルガン

パイプオルガン パイプオルガン

パイプオルガン

何か サンダーバードか何かの映像を見ているみたい。

このバックステージツアー 定員60名。 その60名のために パイプオルガンを弾いてくださいます。

パイプオルガン

トッカータとフーガ

パイプオルガン パイプオルガン

ジュピター

あとで 照明室も見学に行くので 普通クラシックのコンサートだったら あり得ない(!)様な カラフルな照明になっています。

この後 このパイプオルガンを作った方の息子さん という方から パイプオルガンの解説をして頂き 見学者 皆 順番に弾かせていただきました。 交代する時に うっかり 下のペダルを踏んでしまうと ごーーーっと低い音がして 笑いを誘います。

パイプオルガン

真下から見上げると 大きい~☆

パイプオルガン

太いパイプは木製。 手をかざすと 風が通るのが分かります。

パイプオルガン

足下。

おそらく 楽器の中で一番大きい楽器であろうパイプオルガン。 まさか 自分で弾かせてもらえる と思わなかったので 感激しました。

今まで パイプオルガンの音色 って あまり気をつけて聞いた事がありませんでしたが レバーをいじると いろんな音が出ます。 鳥のさえずり まで( この音色を使う時は あらかじめ 水を入れておくんだそうです)

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2007年2月4日
於:和光市民文化センター(サンアゼリア)大ホール

演奏会パンフレット

演奏曲目は 前半は

悠久の舞(今井重幸)
フルート協奏曲(尾高尚忠)
吹奏楽の為の木挽き歌(小山清茂)

あまり普通ではない選曲。 これが とても面白かった。 吹奏楽に 鼓やら 銅鑼やら 民族楽器やら もしかして これは楽器ではないのでは? と思われる様な いろんな音を出すもの。 音階は 微妙に日本で でも どちらかというと中国的な雰囲気も強かった様な気が。

まあ 面白かった とは言っても 最後にアンコール曲で 普通の吹奏楽の曲を演奏した時は ちょっと ホッとしたんですけれども。

日本に西洋の音楽が入ってきた時 率先して主導的役割を果たしたのが 軍隊だったっけ と なんとなく思い出しました。 彼らは 彼らなりに 日本アイデンティティの音楽 という使命を 感じているのかも。

後半は もちょっとポピュラーな曲

ハリーポッターより 炎のゴブレット
朗読で綴る となりのトトロメドレー

お子様連れで 国民が楽しめる音楽 という事なのでしょうか。

自衛隊の音楽隊 というのは 自衛隊の中の素人集団 ではなく それなりに 自衛隊の広報活動の一環としてある 職業音楽家の様です。

「中央音楽隊は、昭和26年6月、現在の陸上自衛隊の前身である警察予備隊の音楽隊として発足しました。以来、幾多の変遷を経て現在では、日本を代表する吹奏楽団として全国的に演奏活動を行っています。

中央音楽隊は、防衛庁長官直轄の音楽隊として、迎賓館赤坂離宮における国賓、公賓の歓迎行事での演奏や、国家的行事にも多く参加しております。今上天皇即位の礼、皇太子殿下ご成婚パレードをはじめ、大喪の礼・剣葬の儀における奏楽、又、世界的なスポーツの祭典であるオリンピック(東京・札幌・長野)大会や日韓共催 ”FIFA”ワールドカップ・サッカー、そして平成17年3月には日本国際博覧会「愛・地球博」開会式(名古屋)のファンファーレを担当し行事の成功に大きな役割を果たしてきました。。。。」 (演奏会プログラムより)

今 これを 転載していて気づいた。 音楽隊 という呼称が すごくよく似合う楽団です。 よく似合う事は分かるんだけれども 音楽隊 という呼称のイメージって何? と聞かれても 困るんですが。

アンコール曲のマーチの後 ほたるの光マーチバージョンが始まり 客席が明るくなったので これを聞きながら帰れ という事かしら と思ったら いきなり 指揮者が客席の方を向いて タクトを振ったのが もう エンターテインメントでございます な エンディング。 このプロ魂は 素晴らしい。

舞台の上 女性も結構多い。 みなさま 自衛隊の制服?(背中に天使の羽をしょっている☆) フルートソロの女性が ロングスカートの上に 制服の上着を着ていたのが ちょっと 様にならなくて かわいそうでした。 ソロの子くらい ドレスでいいのに。 ハープも男性。 今まで 舞台の上で ハープを弾く男性を見たのは 歌舞伎座の舞台 と あとは アルパだけ。 基本的に 女性が弾く楽器だと思ってた。

自衛隊だなぁ と思ったのは 演奏者の紹介に 全部 肩書きが付く。

指揮は○○○○一等陸佐です。 フルート独奏は ○○三等陸曹です。

みたいに。

あと 作曲家の先生が ご高齢を押していらした方が 客席にいらしたらしく その紹介をするのに 指揮者が 舞台から飛び降りて 駆け足で その先生の席まで行き 紹介して また 駆け戻って舞台に飛び上がったのは 好感度アップでした。

最近 自衛隊には風当たりが強いから それなりに 苦労してるんだろうなぁ。


大きなホールが満員です。 そもそも 入場前に 長蛇の列で びっくりしました。 チケットの手違いなんだか 立ち見の方までいらっしゃいます。

(最初「入場に手間取ってますので 開演が遅れております。」というアナウンスが入った時 そうか~ やっぱり 自衛隊だから 演奏者は 行進して入ってくるのに その行列を作るのが 手間取ってるのかな とか思ってしまった。 小学生の運動会みたいに。 そうではなくて お客様が大混雑だったらしい)

自衛隊音楽隊のサイトを見ましたら
http://www.ne.jp/asahi/net/genbasu/band/index.html

・自衛隊音楽隊の主催によるコンサートは入場料無料です。入場整理券はそれぞれ所定の申込先に往復はがきでお申し込みます。たいていは申込多数で抽選になることが多いでしょう。
・もしも入場整理券が入手できなかった場合、ダメもとで当日の演奏会場へ行ってみるという方法もあります。ひょっとして満席でなければ、開演後に入れてもらえる可能性もあるかもしれません。<最近は、チケットの配り方が上手くすぐに満席になってしまいますので難しいかも。

と書いてありました。

その 上手なチケットの配り方のワザ 教えてほしい。

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汚れなき悪戯

1955年スペイン

いにしえの名作。大好きな映画です。

大好きな映画なので 主題歌をテルミンで弾いて あるところで使おうと思ったら 著作権 まだ切れてなかった~(ぐすん)

汚れなき悪戯

アイ・ヴィー・シー

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興味深い記事を見つけたので リンク張っておきます。
http://ubulog.sblo.jp/article/2912399.html

住友生命のCMのサウンドロゴの作曲者である生方則孝(うぶかたのりたか)氏の書いた記事です。 サウンドロゴの無断の2次使用に対して 住友生命が「著作物とは考えていないので使用に関しての問題はない」と回答してきたため 裁判に踏み切ったのが 今回 和解に終わって の後の文章です。

上の文章は ご本人が書いているので まだちょっと思いが強すぎて 何が問題なのか主張がぼけていて読みにくいですが ← 読む人が読めば そんな事は無いそうです。 すみません。 下の くたじゃの松島さんの文章の方が 分かりやすい。
http://www1.parkcity.ne.jp/kutaja/kutaja/kjtxt50.html

ほんの数秒のメロディであろうと 創ったものは 創ったもので 当然 著作権があるだろうに 平然と「著作物とは考えていないので使用に関しての問題はない」と答えた(らしい)住友生命に ちょっと びっくりしてしまいました。

これと また 話は変わりますが。生方さんの書いた文章の中で ふと 気になった文章。

> 個人的には、死んだ後には自作を誰でも演奏できるようパブリックドメイン(社会の共有財産)にしてほしいと思う。

そういえば そうだなぁ。
なんで 著作権の保護期間が50年あるんだろう。

本人が生きている間は 他人の創作物を使わせてもらうのに 本人にちゃんと断って 必要ならば使用料を払って(大抵の場合 そんなにびっくりする様な金額ではない) というのは 心情的に理解できる。

のと同じ次元で 

亡くなった後は 本人が 何か基金でも設立して 今後 自分の著作物の利用に関する利益は こういう事に役立てて欲しい とか そんな遺言でもあるならば別だけれども そうでないなら 著作人格権を侵害しない限り どうぞ ご自由に という方が 心情的に理解できる。


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カルメン

監督:オットー・プレミンジャー

カルメン・ジョーンズ:ドロシー・ダンドリッジ
ジョー:ハリー・ベラフォンテ
フランキー:パール・ベイリー
ハスキー・ミラー:ジョー・アダムス
シンディ・ルー:オルガ・ジェイムス

映像の編集は 能力アップアップ の パソコンの前で やたらと「待て」の時間が長いので かたわらのノートパソコンで 映画を見ながら。

これは 曲の勉強にもなるし と思って見ていた映画 『カルメン』です。

登場人物が全部黒人! 一口に黒人 と言っても 随分と 肌の色 違うものみたい。 あの体型は。。。肉感的 というんでしょうか。 随所に現れるダンスが迫力です。

現代版カルメン という事で このカルメンは シカゴに行く。

でもって すごい ドン・ホセいちず ひたむきで 可愛くて 恋する乙女なんですけど。。。。ドン・ホセが 出獄するのを けなげに ひたすら待ってるし。 

あとは みんな ビンボーが悪いんだ~ という話の展開。 まあ 原作もそうなのかもしれないけれども あれは ドン・ホセ本人が自らに招いた運命でありますよ。 

今まで メロディは知っていても どういう場面で どういう歌詞がついて歌われているのか知らなかった カルメン組曲のあれこれが 全部分かったのが 嬉しいです。 へえ。 この曲って こういう場面のこういう歌だったのか というのが ありやこりや。 ハバネラ も なるほど こういうシチュエーションで こう歌われる歌だったのか と思うと わたしのテルミンのハバネラ これで 良いのかしら と 若干の不安も。。

ジプシー や 黒人。 あの国民性 音曲には 実に素敵です。 芸術的な国民なんだなぁ と思った。 日本人の体質って 水的(?)で 躍動的なものより 自制の効いた文化の方が 得意みたいな気がする。(だから きっと テルミンむけ☆)

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