2008年3月19日(水)
紀尾井小ホール
「鐵」をテーマにした音楽
「調子のいい鍛冶屋」(ヘンデル)
「ゆめのくろがね」(山田武彦編曲)
「夕焼け小焼け~歌を奏でる『かね』の音」
演奏:山田武彦(ピアノ)
萱谷亮一(パーカッション)
対談:明珍宗理、竹内道敬
義太夫 「本朝廿四孝」狐火の段
長 唄 「小鍛冶」
会場に着くと 舞台の上に ピアノとチェンバロ。。。は まだ良いとして 火箸やら 大きなボール(あとで伺ったところによれば これはチタンらしい)やら 訳の分からないものが 沢山並んでいます。 ご存じの方はご存じでしょうが 甲冑を作るお家の明珍さんが 最近 綺麗な音の鳴る火箸風鈴を作ってらっしゃいます。 今日は それを楽器に 演奏してしまおう という話。
最初 山田さんがチェンバロソロで「調子のいい鍛冶屋」を演奏した後に 萱谷さんが 手につり下げた火箸を鳴らしながら登場。 演奏が始まります。
ウィンドチャイムの様につり下げられた大小様々な火箸を 揺らしたり 叩いたり また チタンの鉢を 弓でこすったり 叩いたり 小さな音が しーんと静まりかえった会場によく響きます。 山田さんは ピアノの前に座り 時折 水琴窟の様なころころとした音 小川のせせらぎの様な音 水玉のころがる様なイメージをちりばめていきます。 次第に 音は激しくなり 水玉から 奔流へ。
時に ピアノはすっかり鳴りやんで ヘアピン1本落ちてもびっくりしそうな会場内に 火箸の音だけが鳴り響きます。 小さく 大きく。
演奏が終わり すべての余韻が消えるまでの時間の長いこと(あとで 対談の時に伺いましたら 余韻は80秒 と仰ってました) その時間が終わって やっとわき起こる拍手の音。
これが プログラムによれば「ゆめのくろがね」 面白いものを聞かせていただきました~。
わたしも 綺麗な音で鳴る 明珍火箸風鈴が 欲しいです~☆
ロビーは コンサート会場とは思えない様な展示になってました。
![甲冑](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/a3/cf0125f8db922a9a850b1c5205beee15.jpg)
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