1曲目 ボイジャーの見た夢 "Dream of Voyager"
https://youtu.be/LKG0GnfkIzA
挿入曲
怪獣墓場 "Graveyard of Monsters"
宮内 國郎 Kunio Miyauchi
"Soupir" (from "Trois Poèmes de Stéphane Mallarmé) Maurice Ravel
この曲前半は、クララボックスの、手前のつまみを操作する事のみにより演奏された、1台のテルミンによる演奏です。
マルチトラックレコーディングではなく、また、ルーパーやディレイ等の外部エフェクターも用いてはいません。クララボックスによる一発録りです。
後半『ため息』は、RCAテルミンによる多重録音です。
2曲目 パッフェルベルのカノン "Canon in D" (Johann Pachelbel)
https://youtu.be/pOk3G7AqVSA
この曲は、BOSS-RC300 を用いて、イーサーウェーブプロの演奏を、順次7回重ねていきました。
飛び交うテルミンの音は、多重録音で追加してあります。
3曲目 草原情歌 "Zàinà Yáoyuán de dìfāng"
https://youtu.be/vfUzJc7z_DU
新疆ウイグル自治区カザフ遊牧民族の民謡
この曲は、RCAテルミン2台の多重録音です。
RCAテルミンの音は、干渉を起こしやすい為、パンを広く左右に振ってあります。
後半では、Etherwave Proの音が、RCA2台を支えます。
風の音、小鳥の声は、フィールドレコーディングによる音です。
4曲目 "Largo" オンブラマイフ
https://youtu.be/CW7ggPuIxyc
曲/Georg Friedrich Händel
こちらはトラディショナルな多重録音で、譜面そのままです。
主旋律の歌パートのみRCAテルミンによる演奏、オケパートはEtherwave Proによる演奏です。
5曲目 ブラームス:3つの間奏曲 作品117 第1番 変ホ長調
https://youtu.be/P3O5_xsdc9c
曲/Johannes Brahms
ピアノの譜面をそのままテルミンで置き換えました。
10本の指が紡ぎ出す音の中から浮かび上がってくる主旋律のみ、RCAテルミンで演奏しています。
その他の音は、Etherwave Proによるものです。
6曲目 七夕 ~ 花ぬ風車 イギルと共に theremin with Igil
https://youtu.be/eSIpdLRLd5w
管弦楽のための日本組曲「第2曲 七夕 Lento tranquillo」 より
JAPANESE SUITE for Orchestra "Fete of Vega"
曲/伊福部昭 Akira Ifukube
花ぬ風車(はなぬかじまや)
沖縄民謡
このトラックは、杵淵さんに、イギル、倍音唱法、で手伝って頂きました。
Etherwave Proの音を重ねてあります。
7曲目 死んだ男の残したものは "All that a dead man left behind"
https://youtu.be/O-PIqtq4Zso
曲/武満 徹
この録音では、6コーラス、形を変えながら、メロディが積み重なっていきます。
RCAテルミンの音で積み重ねると干渉が起きてしまうので、繰り返される部分は、イーサーウェーブプロで置き換えてあります。
8曲目 ボイジャー、旅路の果てに "Voyager, at the end of the journey"
https://youtu.be/e8nszlAVFLc
ドヴォルザークの交響曲第9番『新世界より』の第2楽章 "ラルゴ (Largo)"
"Ой, ходить сон коло вікон"(夢は窓辺を過ぎて) ウクライナの子守歌
この曲は、イーサーウェーブプロと、エフェクター(MOOG の moogerfooger RING MODULATOR と MIDI MuRF、Z-CAT)によって演奏されました。
イントロは、moogerfooger のダイヤル操作による演奏です。
中盤の『新世界より』は、Z-CATで音をドローンさせてから、同じテルミンの音を重ねてあります。
使われたテルミンは1台のみで、必要な演奏者はただ一人です。
アルバム『オールテルミン2』の1曲目「ボイジャーの見た夢」と同じ、リアルタイム演奏です。
途中から、moogerfooger のエフェクターを使って録音された音を重ねてあります。