テルミンの彼方へ
宇宙とシェアする楽の音
 



アメリカのインターネットラジオ「theremin30」で、今、制作中のアルバム『オールテルミン2』の中から、「ラルゴ」紹介して頂きました。
30分番組の、1/3位のところで紹介して頂いています。
 
他のテルミンの楽曲の紹介もすばらしいので、是非、聞いてください。


メディア)  コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




テルミンミュージアムでは、月に1回、RCAテルミンの実演奏を行う「RCAテルミンの夕べ」を開催しております。毎回、ゲストにお越し頂いており、「第15回RCAテルミンの夕べ」には、松田充博さんをお迎えし、ライブを行っていただきます。松田充博さんは、2020年10月24日第2回RCAテルミンの夕べに引き続き、2回目の登場となります。今回はモーグ社より2021年に発売されたクララボックス他、演奏して頂きます。
「超初心者の為のクララボックス使い方講座」もお願いしてあります!

※RCAは演奏者未定
※RCAの調整具合によっては、RCAの演奏は省略される可能性があります。

■時:令和4年7月23日(土)14時~15時

■所:テルミンミュージアム

■松田充博プロフィール:
2005年 moog博士が亡くなった年に、何か記念にと思いTeremin Proを購入、教室に通おうと思い申し込んだが、教室の日程を間違えてしまい門を叩けず、以来、野良テルミニストとなる。
音楽はすっかりDTM化していて、アナログの知識が消失していたがテルミンとの出会いで、昔の知識が生かされ、そのアナログさに魅了される。
連続音階のテルミンはアジアの楽曲が合うと考え、二胡や馬頭琴の曲をテルミンで演奏する現在は、様々なジャンルの演奏に挑戦中。一方、エフェクターなどで音色を変えたり、和音を出したり様々な実験を繰り返す。


配信URL
https://youtu.be/Lg40YJEYMmw
チャットによる参加可(リアルタイム視聴のみ)

■主催:テルミンミュージアム

■RCAテルミンとは
RCAテルミンは、テルミン博士自身が設計し、一般に流通したテルミンとしては、最古のモデルです。1929年から1930年にかけて、RCA社により500台販売されました。
現在は、世界に138台の現存が確認されており(2022年5月20日現在)いくつかは美術館や博物館で展示している、という貴重な楽器です。テルミンミュージアムの所有するテルミンは、テルミン博士をアメリカに招聘した Mischa Tulin の所有だった事が分かっています。
中をあけると大型の真空管が並んでおり、それらは、今は製造されていない真空管ばかりです。真空管の消耗を避ける為、お客様に音を聞いて頂くのは、月に1回「RCAテルミンの夕べ」のみとしております。

■Facebookをご利用の方はイヴェントページはこちらです:
https://www.facebook.com/events/1453852448420685



イヴェント情報・演奏予定)  コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




1曲目 ボイジャーの見た夢  "Dream of Voyager"
https://youtu.be/LKG0GnfkIzA
挿入曲
怪獣墓場 "Graveyard of Monsters"
宮内 國郎 Kunio Miyauchi
"Soupir" (from "Trois Poèmes de Stéphane Mallarmé) Maurice Ravel

この曲前半は、クララボックスの、手前のつまみを操作する事のみにより演奏された、1台のテルミンによる演奏です。
マルチトラックレコーディングではなく、また、ルーパーやディレイ等の外部エフェクターも用いてはいません。クララボックスによる一発録りです。

後半『ため息』は、RCAテルミンによる多重録音です。


2曲目 パッフェルベルのカノン "Canon in D" (Johann Pachelbel)
https://youtu.be/pOk3G7AqVSA

この曲は、BOSS-RC300 を用いて、イーサーウェーブプロの演奏を、順次7回重ねていきました。
飛び交うテルミンの音は、多重録音で追加してあります。


3曲目 草原情歌 "Zàinà Yáoyuán de dìfāng"
https://youtu.be/vfUzJc7z_DU
新疆ウイグル自治区カザフ遊牧民族の民謡

この曲は、RCAテルミン2台の多重録音です。
RCAテルミンの音は、干渉を起こしやすい為、パンを広く左右に振ってあります。
後半では、Etherwave Proの音が、RCA2台を支えます。
風の音、小鳥の声は、フィールドレコーディングによる音です。


4曲目 "Largo" オンブラマイフ
https://youtu.be/CW7ggPuIxyc
曲/Georg Friedrich Händel

こちらはトラディショナルな多重録音で、譜面そのままです。
主旋律の歌パートのみRCAテルミンによる演奏、オケパートはEtherwave Proによる演奏です。


5曲目 ブラームス:3つの間奏曲 作品117  第1番 変ホ長調
https://youtu.be/P3O5_xsdc9c
曲/Johannes Brahms

ピアノの譜面をそのままテルミンで置き換えました。
10本の指が紡ぎ出す音の中から浮かび上がってくる主旋律のみ、RCAテルミンで演奏しています。
その他の音は、Etherwave Proによるものです。


6曲目 七夕 ~ 花ぬ風車 イギルと共に theremin with Igil
https://youtu.be/eSIpdLRLd5w
管弦楽のための日本組曲「第2曲 七夕 Lento tranquillo」 より
JAPANESE SUITE for Orchestra "Fete of Vega"
曲/伊福部昭 Akira Ifukube

花ぬ風車(はなぬかじまや)
沖縄民謡

このトラックは、杵淵さんに、イギル、倍音唱法、で手伝って頂きました。
Etherwave Proの音を重ねてあります。


7曲目 死んだ男の残したものは  "All that a dead man left behind"
https://youtu.be/O-PIqtq4Zso
曲/武満 徹

この録音では、6コーラス、形を変えながら、メロディが積み重なっていきます。
RCAテルミンの音で積み重ねると干渉が起きてしまうので、繰り返される部分は、イーサーウェーブプロで置き換えてあります。


8曲目 ボイジャー、旅路の果てに  "Voyager, at the end of the journey"
https://youtu.be/e8nszlAVFLc
ドヴォルザークの交響曲第9番『新世界より』の第2楽章 "ラルゴ (Largo)"
"Ой, ходить сон коло вікон"(夢は窓辺を過ぎて) ウクライナの子守歌

この曲は、イーサーウェーブプロと、エフェクター(MOOG の moogerfooger RING MODULATOR と MIDI MuRF、Z-CAT)によって演奏されました。
イントロは、moogerfooger のダイヤル操作による演奏です。
中盤の『新世界より』は、Z-CATで音をドローンさせてから、同じテルミンの音を重ねてあります。

使われたテルミンは1台のみで、必要な演奏者はただ一人です。
アルバム『オールテルミン2』の1曲目「ボイジャーの見た夢」と同じ、リアルタイム演奏です。

途中から、moogerfooger のエフェクターを使って録音された音を重ねてあります。



CD)  コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )