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2022年8月に発売『オールテルミン2』より
5年ぶり『オールテルミン』の続編『オールテルミン2』より
https://youtu.be/g6z94oYZX48
0'00" 【ボイジャーの見た夢】 "Dream of Voyager"
9'50" 【カノン】 "Canon in D"
19'35" 【草原情歌】"Zàinà Yáoyuán de dìfāng"
26'02" 【ラルゴ】"Largo"
29'30" 【3つの間奏曲 作品117 第1番 変ホ長調】
35'06" 【七夕 ~ 花ぬ風車 イギルと共に】theremin with Igil
47'10" 【死んだ男の残したものは】"All that a dead man left behind"
52'54" 【ボイジャー、旅路の果てに】"Voyager, at the end of the journey"
大西ようこYoko Onishi[theremin]
杵淵三朗Saburou Kinebuchi [Igil、Overtone singing、Perc. 、Didgeridoo]
リアルタイム演奏を含む、テルミンの多重録音、全8曲。74分。RCAテルミンを中心に、テルミンの発明100年を祝って発売されたClaravox Centennialや、MOOG社の50周年記念として発売されたEtherwave Proを用いて録音。
RCAテルミンは、1929年~1930年にかけて、アメリカのRCA社から販売されたテルミンです。テルミン博士本人がプロデュースし、一般に流通したテルミンとしては一番古いモデルです。当時500台販売されましたが、今現在は、百十数台のみ、世界中に現存が確認されており、いくつかは、美術館や博物館に展示されている、貴重な楽器です。
存在が確認されているRCAテルミンは、WEBでレジストリ管理されており、日本に存在するのは2台だけです。しかもその内の1台は、既にレジストリ管理者にも追跡できない状態になっています。勿論、未登録のRCAテルミンが日本のどこかに眠っている可能性もありますが、公式には日本にあるRCAテルミンは、テルミンミュージアムにある1台しかありません。
中には大きなコイルと真空管が並び、その真空管は、今はもう製造していない真空管ばかり。後継機種のない型番もあります。真空管が全部揃って音の出る、しかも演奏可能な状態に調整されているRCA Thereminは、世界でも数が限られます。
そのRCAテルミンを用いて、録音しました。使用したスピーカーRCA Loudspeaker 106も、RCAテルミン発売当時、RCAテルミンの為の最高のスピーカーオプションとして同時販売されたスピーカーです。古いレコードは別として、今、現在、RCAテルミンの音色を楽しむ事のできる、数少ないアルバムの一枚となりますので、どなたにも聞いて頂ける様、映像つきで公開しました。
1曲目「ボイジャーの見た夢」から始まる、本アルバム。
実は、2曲目以降全て、宇宙を旅するボイジャーの夢の記憶であり、 また常に縁によって成り立ち変化し続ける、宇宙生命体すべての夢の記憶でもあります。
ボイジャーの見る夢は、宇宙の見る夢。
銀河の誕生から、生命の誕生、分化と進化、大地が芽吹き、獣が咆哮し、 繰り返される生と死、過去と未来、繁栄と滅び、夜明けと黄昏、喜びと悲しみ、 争いと和解、愛と憎しみ、勇気と希望・・・・・
人類が、わたし達が、この宇宙の中で、ただ一つの存在である事に、 そして同時に この宇宙の一部である事に、感謝をこめて。