昨年 小野寺さんと結成(!)しましたテルミンユニットの名前は プレア と言います。
Prayer
プレーヤー と 読めば 祈る人 ですが プレアと読めば 「祈り」です。 祈りの心をこめて テルミンを弾かせて頂きます。
(どこかで 読んだ覚えのある文章です。 羽丸から コピペしてきました)
テルミンユニット と言いながら 二人で合奏できる曲のレパートリーが 余りにも少なすぎます。 昨年 明治村では『エーデルワイス』を 二人が交互に弾く という形で 合奏しました。 今回は『見上げてごらん夜の星を』に挑戦です。 これは ミュージカルソウのおぎ原さんが のこぎりとテルミンとの合奏に当たって テルミン用に はもり譜を作ってくださったのです。 とりあえず わたしが それを弾けるので 小野寺さんに主旋律を弾いて頂いて わたしは 下のパートを弾くことにしました。
普段 伴奏で弾き慣れていない小野寺さんの為に 伴奏をMIDIで作り それにわたしの分のテルミンパートをかぶせて録音する形で練習用の音源を作り それを小野寺さんに送って 自分のパートを練習してきて頂きました。 何しろ 一緒に練習ができない 遠距離恋愛 もとい 遠距離ユニットなので 合奏の練習も大変なのです。
これで 準備万端☆ と思っていましたら リハーサルの時点で 緊急事態発生。 今回は テルミスト二人とも イーサーウェーブ・プロ使用ですが 2台のテルミンの干渉が ひどい。 かなり離して設置した積もりなのですが 同じコンセントから電源を取っているせいなのか 片方は電源を入れたままミュート状態にしておいて もう片方を演奏しようとするだけで あれあれあれ・・・ という事になります。 ましてや 二人で弾こうとすると 相手の動きに 自分のテルミンが操られる。 まるで 自動演奏テルミンです。
1回の演奏時間が30分と短いので 無理にこれを弾く必要はない とりあえず同時に弾く合奏はやめましょう という事に決めました。 その代わりに 1番小野寺さん 間奏をはさんで 2番わたし という構成に変えました。 一人が弾いている間は 使ってないテルミンの電源は切っておきます。 間奏の間に 小野寺さんは自分のテルミンの電源を切り わたしは電源を入れて という手順にすれば 大丈夫な筈。 あとから思えば 片方のピッチアンテナに 何か金属片をぶらさげて 発信周波数を変える という手を試してみれば良かった。 それで うまく共振を避けられたかもしれないのに。
そして 本番。 またしても ハプニングしゆつたい(>_<) 実は プロを使用のテルミニストなら ご存じの事ですが このテルミン 電源を入れた直後 しばしば キーーーンという高周波音しか出ない事があります。 どういう理由でそうなるのかは不明ですが 一旦ピッチアンテナの近くまで右手を近づけると 普通の音が出る様になります。
普段は あまり気にしていなかったこの現象ですが 今回 曲の途中でテルミンの電源を入れて さあ2番を弾こう と思ったら 音が出ない! この高周波音になっていたのです。 あわてて 右手をピッチアンテナに近づけて 音を戻しました。 お聞き苦しい事で 失礼致しました。 通常ですと 電源を入れてから 曲を演奏する前に 必ずチューニングをしますので その時 どのみち 右手をピッチアンテナの近くに近づける。 なので 電源を入れた直後の高周波音 というのは 何気なく回避されていたのです。 ところが 今回 わたしは 曲の途中 間奏の間に電源を入れます。 曲の途中で まさか チューニングをする訳にはいかないので チューニング無しで いきなり弾き始める積もり。。。だったのは 良かったのですが この高周波音の事を忘れていたのでした。 やれやれ。
プロは 気温変化に割と強く 弾いている最中にチューニングが余り狂わない という事も かえって禍いしました。 ノーマルならば あれだけの直射日光の下の演奏だったら どんどんピッチが延びていきますので 絶えず チューニングを確かめていないと恐い。 休憩時間も 覆いだけ掛けて炎天下に放置 でしたから 最後は 多分 中のコイルを回して調整しないと 手前のつまみだけでは調整しきれない程になっていたかもしれません。
ところが プロは気温変化に強い。 あれだけの暑さで チューニングが 殆ど狂いません。 これは 大変結構な事なのですが チューニングしないでいける と過信したのは 失敗でした。(なんか 失敗談ばかり書いてますが~。 まあ 次回への反省点 という事で)
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