テルミンの彼方へ
宇宙とシェアする楽の音
 



日比谷線広尾の駅を下りて 徒歩5分。 町の中に 突如 山門が現れます。

山門

山門をくぐった途端に 通りの喧噪が嘘の様な静けさ。 これ 本当にそうなんです。 何故でしょう。 まるで 山門のところで ピシャッと窓ガラスを閉めたみたいに。 逆に 中から外に出てくる時は ナルニヤ国から 現代の世界に 戻ってくるみたいな感じで 都会のざわめきが戻ってきます。 山門の奧は いくつかの寺院が並ぶ寺町になっています。 俗界から隔絶され そこだけ 時間を超越した様な 不思議な空間が こんな都会の真中に。 

そして ここ

香林院

香林院で 来年 テルミンを弾かせて頂く事になりました。 鬼が大笑いする様な 遠い先の話ですが 羽丸のご案内に 何もないとさみしいので 掲載しておきました。

2007年5月31日 13:00~13:40
広尾のお寺の施餓鬼会にて テルミンを弾きます。
東京都渋谷区広尾5-1-21 臨済宗大徳寺派 香林院

入場無料

テルミン:大西ようこ
ギター :ぷら

小さなお寺ですが 臨済宗大徳寺派としては 格式の高いお寺です。

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たまって来たので まとめてみました。

カッチーニのアヴェ・マリア G線上のアリア グリーンスリーブス

・カッチーニのアヴェ・マリア(ギター:ぷら)
http://www.youtube.com/watch?v=pOFFXnog8hQ

・G線上のアリア(ピアノ:ぴあの)
http://www.youtube.com/watch?v=hsRZdxoWWJ4

・グリーンスリーブス(ハープ:榊未籠)
http://www.youtube.com/watch?v=PiRWeXusuzc


オルタナティブ3 宵待草 さくらさくら

・オルタナティブ3(朗読:紀ノ川つかさ ベルカント風ボーカル:北村守通)
http://www.youtube.com/watch?v=1b3uNBotX1Q
これは 羽丸に挙がっている映像の方が綺麗だけれども。。。

・宵待草(ギター:林まゆこ)
http://www.youtube.com/watch?v=V2CzEUwErHQ
・さくらさくら
http://www.youtube.com/watch?v=J1XHQElWeu8
この2曲は LIVESTAGE/STATION! からの配信映像 の方が綺麗だけれども。。。

YouTube は 1ファイル100MBまで というので その範囲で 一番良い画質のものをアップロードしているんですが 何故か 実際に登録される時に 画質が落ちてしまいます。何か やり方を間違ってるのかしら。

ちなみに アップロードした映像一覧は ここ↓
http://www.youtube.com/profile?user=thereminy

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ただ今 次の新曲で スタカートで音を区切って弾く曲を練習中です。

最初は これは リズム感を養う為 と 左手の練習の為に始めたのです(こういう曲にしたかったから という 第一目的もあるけれども)

スタカートの連続 という弾き方になると 今更の様に わたしは 左手がまだ上手に使えてないなぁ と感じます。 鍵盤を叩けば音が出るピアノ というイメージが 潜在意識の中に大きな場所を占めているらしい。 テルミンの場合は 手を振り下ろすと音が出るのではなく 手を上げると音が出る訳ですから 全く違います。 上にはじいて音を出す という演奏方法を 潜在意識の底の底まで 覚え込ませないと どうしても 音の出るタイミングが1呼吸後ろにずれて 下手な人が弾くアコーディオン みたいな感じになってしまいます。

更に 恐ろしい事実を発見。 わたしの頭の中の ドレミファソラシド は ピアノの鍵盤とは 微妙にずれている(!?)  本人 ちゃんと 音階通り弾けている積もりで でも 聞いてみると どことなく音痴。 という印象が どこから来るのか分からなかったのですが スタカートで演奏して その録音を聞いてみると 自分では正しい と思っている筈の音が 実は 合ってない事を やっと理解しました(って ぷらさんに指摘されて やっと理解したんだけれども)

知らなかったよ~。空がこんなに青い~とは~。

幸い ギターで テルミンパートの音をはじいて弾いて貰ったトラックを MTRの中に1トラック 録ってあったので それに合わせて練習中です。 テルミンが正しい音を出してないと 微妙に音が濁ってしまう。 これで 大体 音は覚えた というところで 伴奏を録音したトラックに切り替えて テルミンを弾いて録音し 録音した物を また ギターの主旋律トラックと 重ねて聞いてみると あ~ テルミン 音がずれてるじゃん(汗) のくり返し。 いつか 綺麗に 音がぴったり重なる様になるでしょうか~。

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リバーブ

これには 長い長い物語が。。。。

今を去る事2年前(あら まだ たった2年前の話なんですね) 閉店間際の六本木のバー『關』で テルミンを弾くにあたり お店の大きなスピーカーで音を鳴らしてもらう為 それも MDプレーヤーに録音した伴奏音源を一緒に鳴らす為に ミキサーを買いました。 それ以前は 単に テルミンの出力を 手持ちのアンプに直つないで音を出していただけなのです。

「MDの音を一緒に鳴らしたかったら ミキサーを買えばいいんだよ。」と仰った関さんは 単純に 2系統の入力を1系統で出力するだけの装置 を 頭の中に思い描いていたのだと 思います。 今 思えば。 その頃のわたしは そうとは露知らず お店に行って「ミキサーください。」と言って すすめられるままに 録音にも使える様な 大きなミキサーを買ってきてしまったのでありました。

勿論 テルミンの音と MDの音を同時に鳴らす という目的には 十分(過ぎるくらいに)使えましたし その上 内蔵のエフェクタ なるものが入っていました。 その中に フランジャーとか フェイザーとか あまりテルミンには使えなさそうなものの他に ROOM とか HALL というメニューがありました。 これを使ってみると 鳴らしていて 非常に心地よい。 エコーが入って ちょっとお風呂で歌っている様な そんな感じになります。 人に尋ねてみると これは リバーブ というエフェクタなのだそうです。

それで テルミンを弾く時は いつもこのミキサーをかついで行って ご機嫌で弾いていたのですが 考えてみると 単に こういうエコーがかった音にしたい という ただそれだけの目的で この大きなミキサーを いつもかついで歩くのは大変です。 音にリバーブがかかれば良いのならば 単体のリバーブを買えば もちょっと荷物がコンパクトになるのではないかしらん? しかも 段々と 人に話を聞いて理解してきた事には テルミンの音を直接PAにつなぐ。。。でも 良いのだけれども PAに入れる前に 音を作るのは テルミン側の責任(!?)として テルミンサイドで 音を作った上で 外に出すもの らしい。 素直な モニタースピーカーにつなぐ前の 音セット☆要員として リバーブを買いに行きました。

銀座の山野楽器に テルミンをかついで行って お店のリバーブを試すこと1時間。 買ってきました ちっちゃいリバーブ(*^^*) これで 荷物が随分と楽になる筈です。

と書きながら ふと思ったのだけれども ミキサーが間にあった時は 会場のPAにつないであっても ミキサーのフェイダーを下げておいてテルミンの電源を入れれば それで良かったけれども(と言いつつ よく フェイダーがあがったままで テルミンの電源を入れて 会場のPAさんをひやひやさせました(>_<) ごめんなさ~い) 間に ミキサーがなくなってしまうと テルミンの電源を入れる時 PAさんに合図して PAの出力を下げておいて貰わないとならないんだなぁ~。 気をつけよう。

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劇場=シアターX(カイ)

テルミン

不思議な不思議な 幻想的な一夜でした。 帰り道 わたしは 一体何を見たんだろう? と 思ってしまう様な。。。

第一部は 巻上公一さん(ともう一人)の カンフー寸劇。 イヴェントのトータルのタイトルが「詩の通路」なので そういうもの(どういうもの?)を期待して行きましたら この舞台は 言葉以前の詩の世界(?) 真っ暗な中に浮かび上がる 二胡とキーボード。 突然鳴り響く太鼓。 闇の中に浮かび上がる 白いチャイナ(?)の巻上さん。 無言で始まるカンフーパフォーマンスは ゆったりとした動きが太極拳の様でもあり。 途中暗転すると 演者が まるで すすすっと瞬間移動したかの様に 画面の反対側に位置していたり 激しい点滅の照明の下でのカンフーは まるでコマ送りの映像の様にも見えたり 振り回しているのは カンフーに使う武器かと思っていたら 実はそれは笛で 突然 横に持ち直して 吹いてみたり。 幻想的な30分でした。

変わったものを見ちゃいましたね~ と思っていたら 第二部は 更に変わってました。

巻上さんと やの先生の テルミンデュオです。 テルミンデュオと言っても はもりの美しいデュエット なんていうものではない。 やの先生が 時々仰る様な 宇宙の赤ちゃんの咆哮 つぶやき さんざめき みたいな感じ。 飛び道具的なテルミンの使い方の極致です。 テルミンを弾けない人が 飛び道具的な使い方をすると いわゆる テルミンチョップみたいな事をやったり アンテナの前で 手をひゅんひゅんと振り回したり 程度がいいところなのですが テルミニストが 飛び道具的な使い方をした時は すごい。 単に 手を近づければ 音が出る というだけの楽器で これだけ いろんな音の世界が作れるのか というのが 感動的でした。 弾き方のバリエーションが 汲めども尽きぬ泉の様に。 テルミンと自由自在にたわむれるやの先生に 釘付け☆(きゃい)

更に 今回は テルミンを弾きながら歌も歌ってしまいます。 その歌も 宇宙語の歌なので 聞いていると テルミンの音なんだか 声なんだか 一瞬あれ? と思う部分もあり。 久々に聞く やの先生の宇宙テルミン テルミンの弾き語りは 初めて聞きました(*^^*)

これは テルミンを初めて聞く人(初めてじゃない人も)が聞いたら 頭の上に クエスチョンマークが飛び交っていそうな舞台であるにも関わらず 最後まで 何も説明がない。 MCが無い。 演奏者は言葉を発しない。 まあ 言ってみれば そこで 進行しつつある事がすべてな訳で 何か言えば それは 言い訳(?)になります。 うっかりすると 観客が置いてけぼりにされてしまいそうな舞台なのに。 自信がなければ出来ないなぁ。 そして 実際 最後まで 舞台に惹きつけられるなぁ。 

こうして聞いてみると テルミンは 未知のもの 異世界からの便り 異邦人のつむぎだす摩訶不思議な音色 という魅力が大きい。 やっぱり テルミンは テルミンであって 楽器 じゃないなぁ と思いながら聞いてました。(これは まともな演奏ができる一人前の楽器ではない という意味ではなく 楽器 という小さなジャンルには納まらない何か という意味です) 

やの先生がフットペダルで使い分けている音色が面白かった。 きらきらと 鈴をふる様な音色。。。なんというエフェクタなのかなぁ。。。。赤城先生に伺ったら なんだか 説明してくださったのですが よく分かりませんでした。

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蓮 蓮

サン=サーンスのアヴェ・マリア アップしました。
http://www.voiceblog.jp/theremin/

MTRを使っての多重録音に 初挑戦の一曲です。 全7トラック テルミンのみの多重録音。

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教会 教会

昨日は 東急セミナーBE渋谷校・マトリョミンアンサンブルクラスの発表会に行ってきました。

なんとなく 自分の一番最初の発表会(と言っても 発表会 というものは2回しか経験が無いけれども)を思い出して みんな頑張って~ と思いながら聞いていました。

選曲も なかなか 結構でございます(*^^*)(←今 自分がテルミンで練習している曲が入っていた)

テルミンと違って(?) 昇級はあるし こうやって みんなで一緒に演奏会 というのも出来るし マトリョミンはテルミンよりもカルチャースクールに向いてるなぁ と思った事でした。

テルミンは 基本的にソロ楽器 な上に わたしは 合奏が苦手で。。。
と思うんですが 11月には やの先生のクラスで テルミンオーケストラの演奏会があるので 今になって あたふたしています。

マトリョミン演奏発表会の会場は 早稲田奉仕園内のスコットホール という教会でした。 パイプオルガンはあるし グランドピアノはあるし 教会とは言っても 椅子は木の椅子ではなくて クッションのきいた椅子だし。 なかなか 雰囲気の良い場所です。 いつか わたしも ここで弾いてみたい~。

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