テルミンの彼方へ
宇宙とシェアする楽の音
 



義経が 奥州の地で自決したのは旧暦閏4月30日。 千葉市美術館で開催中の『義経展』に出展中の 義経遺愛の龍笛「薄墨」を使って 演奏会が行われました。 竹の笛は使ってあげないと 木としての寿命が死んでしまうので 時々 こうして 吹いてあげると良いのだそうです。 先日 大河ドラマ「義経」の最後のところで この演奏会の案内が流れた とかで 1時間前から 既に長蛇の列。 先着150名なのです。 かろうじて入れて頂いて(有り難うございました~(涙)) 時を超える 笛の響きを楽しませて頂きました。

1.風の道
2.少年と白馬
3.笛三体(雅楽 能楽 江戸囃子)
4.薄墨・・・白拍子・薄墨・戦・嘆き・祈り

すべて この日薄墨を吹く 赤尾三千子さんの作曲です。 もう20年近く こうして 薄墨を吹かせて頂いているのだそうな。 思い入れたっぷり 下手すれば感情過多な ダイナミックな笛の音色でした☆ 邦楽の音色とちょっと違うなぁ と思いましたら プロフィールを見ると オーケストラと いろいろ共演したりなさっている様です。

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北海道の野谷恵さんが演奏されたのは リストの「波を渡るパオラの聖フランシス」でした。 これが かっこよいのです。 波を表す左手の うねる大波と砕ける波 上陸後の さざ波小波。 音符の数を抑えた右手の出だしは いかにも 聖人にふさわしい響きです。 お世辞抜きで 褒めちぎってしまいました。 う~ん。 よい曲です。 何かCDを買ってこよう。 どの録音が良いかしら?

くるくるくるくるくるくるくるくる 皆様 よく指が回ります。 一体 どのくらい練習したら こんなに弾ける様になるんでしょう。 受賞者12人の力の入った演奏を聞いたら へとへとになってしまいました。 どの方も おめでとうございました☆

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