テルミンの彼方へ
宇宙とシェアする楽の音
 



 

千鳥ヶ淵戦没者墓苑での演奏、今年は雨となりましたが、お堀の桜は満開。しっとりとしたお茶会での演奏となりました。足下の悪い中、ご来場頂きました方、ありがとうございました。

お隣の靖国神社には、姓名の分かる方の御霊をお祀りしてありますが、こちら戦没者墓苑には、お名前の分からない方のご遺骨をお祀りしてあります、いわば、無名戦士の墓とも言うべき施設です。

毎年、春のお茶会の時には演奏させて頂いておりますが、桜もお天気も、春の気まぐれ、毎年毎年、一日と同じ日はありません。

こちらの墓苑は、戦争で亡くなられた方の慰霊の施設という事になりますが、一番の慰霊は、もう二度と同じ過ちを繰り返さない、という事です。行く道々、車の中で、テレビ番組とか見ていると、ついつい、番組の作りようによっては、見た後の気持ちが「やっぱり、日本も、ちゃんと、自分の身は自分で守れる様な軍備を整えておかないと、国として恥ずかしいじゃない!?」という気分に持っていかれそうになるのが怖い。戦争だけは二度と駄目だ、という気持ちは、折に触れ、機会あれば、いつでも、常に常に、言い聞かせ続けなければならない事なのだろう、と思います。



今年は、この墓苑が出来るにはあたっては、大きな力のあった美山さんの遺品が展示され、美山さんのご次男、ご長女の方がいらしていました。美山さんは、祖父の親友にあたり、母からは、いつも話を聞かされていたので、ご挨拶できて良かったです☆



ライブレポ)  コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




4/2は、高村光太郎の命日。毎年4/2には、日比谷の松本楼で、光太郎さんを偲ぶ会が開催されています。
仙台の荒井真澄さんと、『智惠子抄』、『智惠子抄その後』からいくつか聞いて頂きました。



この日は、全国から、光太郎先生、智恵子さんを愛する人々が集まります。毎年いろんな方が集まり、新しいメンバーも増えていきます。運営委員会の小山さんのパワーには頭が下がります。



光太郎先生の写真の前には、先生がお好きだったビール。そして、参加者の方々が持ち寄ってくださった貴重な資料。光太郎先生、お空の上から見ていてくださってるでしょうか。



北川先生のご挨拶。先生、お元気です! 今の日本の空気を心配してらっしゃいました。わたしも、そう思います。言っても、それが何の役に立つだろうか、と思いながら、でも、言い続ける事。黙ってしまわないこと。大事だなあ、と改めて思いました。



渡辺えりさん。『精霊の守人』に出演してらっしゃるので、お会いできて、すごく嬉しい^^ 何しろ、この日のわたしは、『精霊の守人』仕様☆ 『精霊の守人』では、話全然盛り上がらなかったですけど。 



ともかく、皆様、語る語る。大いに語る。語りたい事が沢山あります。会場には、『智惠子抄』を作品にして上演したパフォーマーの方もいらして、そういう方々は、智恵子ファンだから、わたしも、思う存分智恵子愛を語り合えて嬉しい。



こちらは、女学生の時に、教科書に載っていた光太郎先生の詩の意味を、先生にお手紙出して尋ねたそうです。なんか、すごくお友達になれそうな気がする!



モモさんや、大島裕子先生、坂本さんにも久しぶりにお目にかかれて嬉しい。これは、お隣のテーブルの集合写真です。最初は知らない人ばかりだった連翹忌が、顔見知りが増えてきて、どんどん広がる光太郎と智恵子の輪。

テルミンは舞台に置いたままだったので、興味を持った方々のおもちゃになる^^



オペラ歌手の本宮さん。テルミン奏者よりテルミン奏者っぽい!

毎年、連翹忌では、資料をどっさり頂いて帰ってきます。



これは、碌山美術館の館報ですが、小山先生が、乙女の像について講演された時の記録が載っていて、これがわかりやすい。乙女の像と言わず、光太郎の人生が、そうか、こうやって整理整頓すると、すごくわかりやすい。という感じにまとまっていて、光太郎入門篇としてもオススメです。

最後に、青年よ大志を抱け、みたいなスリーショット!



ありがとうございました☆

ライブレポ)  コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )